忍者ブログ
  • 2024.10
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.12
WEB記事、「1日に6000件の読書感想が集まる!読書家のためのSNS」をみました。
1日に6000件の読書感想が集まる!読書家のためのSNS
by 福〇 秀樹   2012/04/26

展開している事業内容・特徴:本で繋がるSNSサイト。「ナイス!」が継続モチベーションの源
自分の読んだ本を話題に、Web上で読書家たちとつながるサイト。それが「読書メーター」だ。読んだ本のページ数や冊数をグラフにして記録管理、読んだ本・読みたい本・積読本などの情報登録、本に関するつぶやき、新刊情報のチェックもできる。グラフの記録を伸ばそうと、これまで以上に読書量を増やすユーザーも多いようだ。

「読書メーター」の一番の強みは、自分と読書の趣味が合う人と感想を共有することができる点だろう。サイト内に「ナイス!」ボタンが設置されており、これはFacebookの「いいね!」ボタンと同じ機能を果たす。この機能があることで、ユーザーは感想を投稿した人に気軽に意思表示できる。投稿者自身も、ユーザーの反応を期待しており、継続のモチベーションになっているという。

このサービスは、「多くの読者とコミュニケーションすることで、新しい本に出会える場所」になることを目指している。売れ筋ランキングから読みたい本を選ぶよりも、自分の知人や気になるユーザーがどのような本を読んだか――。実は、そこに興味が惹かれやすい、という心理的な側面をサービス設計に反映させている。

「読書メーター」の創業者である赤〇琢哉氏も、昔から、友人の読んだ本を読みたくなることが多かったそうだ。確かに、知人や気になるユーザーの読んだ本が、すぐにわかるようにつくられている。それゆえ、「読書メーター」のコミュニティー上では1人1人の人間性が明確になり、自然と気が合う人間関係が醸成される。だから、匿名性のコミュニティサイトのように「荒れる」ことがない。こうしたコミュニティの質の高さも、同サービスが成功している要因の一つだろう。

2008年5月にローンチした「読書メーター」だが、2012年4月時点での登録者数は20万人、累計で約420万件の読書感想が投稿されている。単純計算で、1日に6000件の投稿ということだ。この投稿数は、本に関するサイトでは、おそらく日本最大。同サービスの収益源は、広告収入と読書メーターを経由してアマゾンで本が購入された時に発生する手数料となっている。

ビジネスアイデア発想のきっかけ
IT素人が始めた読書好きのためのサービス。きっかけは一冊の小説との出合いだった
赤〇氏の母校である宮城大学では、パソコンが必携だった。彼自身、大学入学後に初めてパソコンに触れたというから、いわゆるITオタクやエンジニアではない。また、もともとはコピーライターになりたいと思っていたそうで、1年間大学を休学して、東京にあるコピーライター養成学校(宣伝会議と広告批評の2か所)に通っている。

そして、休学期間を終えた後、もう少しコピーライティングの勉強をしたいと思い、自分で実験的にあるWebサイトを作成した。そのサイトは、あるテーマに関するキャッチコピーを募集して、ユーザーによる投票で優秀作を決定したり、作品について講評する場だったそう。結果、このサイトは大いに盛り上がった。そして赤〇氏は、場所や時間を問わず、参加したい人々がすぐに参加できるインターネットの世界に魅力を感じ、活動を続けていくことになる。

大学を卒業してからも、趣味で色々なサイトをつくり続けた。赤〇氏が運営する株式会社〇リスタのホームページには、今でも彼が立ち上げた、数々のユニークなサイトが紹介されている。

実は、「読書メーター」を始めるまでは、読書家とはいえなかったそうだ。しかし、ある一冊の小説を読み、いたく感動。その瞬間から、「もっといろんな小説を知りたい、読みたい」という思いがふくらんで、2008年6月の「読書メーター」ローンチにつながった。「読書メーター」が多くの根強いファンを獲得できている背景には、読書家が満足するための機能をもっと追加したい、改善していきたいという強い思いがある。

そうやって手探りで作成した「読書メーター」だが、開始から4年目たった今も、分からない点は専門家に聞きながら、赤〇氏一人で開発を続けている。

出版社から提供される新刊本などの、献本サービスも始めた。これはユーザーが献本に応募する際に、FacebookやTwitterなどのSNSでつぶやくシステムになっており、それがフックとなり、バイラル効果で本の情報が広がっていく。

例えば、村上春樹氏の『1Q84』が文庫化された時、読書メーター側で献本を実施したところ、約4000件の口コミ(応募)が発生したという。また、「読書メーター」の運営がきっかけで、著者と知り合いになることができ、なかには何度も食事にいくほど仲良しになた作家もいるそうだ。

将来への展望
インフラが発達した今、個人の力でどこまでやれるか挑戦していきたい
赤星氏に今後の目標を聞いたところ、「まずは日本のすべての読書家が知っているサイトに育てたい」との答え。また、「英語版や中国語版なども作ってみたい。」とのことで、ゆくゆくは海外進出も狙っているようだ。

さらに、電子書籍を「読書メーター」経由で販売することも検討している。著者に渡る紙の書籍の印税率はよくて1割。しかし電子書籍だと、中間コストや流通で引かれる部分がなくなることで、本自体の価格や印税率も変わってくる。印税率でいえば、クレジットカード決済手数料を差し引いても、9割ほどが還元できる計算だという。そうすれば本を取り巻く世界自体が変わるのではないか……赤〇氏はそう考えている。

さらに、「個人の働き方」の変化についても興味があるという。現在、個人間で仕事やコミュニケーションをとるためのあらゆるインフラが整ってきており、そのためのコストも劇的に下がった。実際、赤〇氏も、一緒に働く仲間と、主にメールやskypeでやり取りをしている。

このようなことが可能な時代だからこそ、企業ではなく個人がどこまでできるか挑戦していきたいというのが赤星氏のもう一つのテーマだ。赤〇氏は、元々は文系で、生粋のプログラマーではない。素人プログラマーとしていろいろと苦労した経緯もある。今後は素人の作品を世に知らしめる仕組みづくりを手がけていきたいという。

例えば、優秀だが仕事が少ないライターが大量にいるとする。そのような人たちがインターネット上で自分の作品を投稿し、他者から何かしらの反応を得られることで、その人たちに活力が生まれるのではないか、と。

イラストの世界では「ピクシブ」がそのような仕組化を実現しているが、確かに、物書きの世界でも同様の仕組化ができそうだ。さらには、ライターを目指す人が有料メルマガを発信するなど、電子書籍以外での発表と収益の場づくりも検討している。

「読書メーター」のユーザーには当然ながら本好きが多い。ゆえに、実は自分で執筆したいという人も多いのではないだろうか。その両者をうまくリンクさせることで、電子書籍作家やライターを目指す人たちが作品を発表でき、彼らの作品が読める環境にうまく読書家を誘導する仕組みができれば、さらに盛り上がることは必至だろう。



株式会社〇リスタ
代表者:赤〇 琢哉 社員:1名
設立:2008年8月 URL:http://book.akahoshitakuya.com/
事業内容:
Webサービス「読書メーター」の企画・開発・運営
**********************************************************
読メの開発した人の紹介ページです。
私も重宝しているので載せてみました。
この機能で読んだんだけど内容を忘れたとか、作家名と内容を覚えているのに題名を忘れたとか、そういうことが未然に防げていることは確かです。

私もいつの間にか乗せられて、自分のブログよりこっちを見てることの方が多いのが難点ですけど(^_^;)

拍手

PR
【2012/05/26 06:06 】 | どら猫の生態 | 有り難いご意見(0)
<<WEB記事、「渋谷刺傷、バッグに凶器隠し地下鉄で都心逃走か。」をみました。 | ホーム | アレルギー検査しました。>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>