読書批評:「クジラの彼」(有川 浩)
角川文庫
読書日:2011年9月11日
自分的評価:★★★☆☆
はい。久しぶりにまとも?な本です。この方は図書館戦争を書いた方です。
この本は、短編の寄せ集めです。しかも自衛隊の話ばっかりです。
本編があるらしいのですが、読んでないので本の世界に入るまで苦労しました。
(お堅そうな本や文章も、入りづらいのです。この人の文章は入りやすい方なんですけど。)
短編6作です。
1.クジラの彼
2.ロールアウト
3.国防レンアイ
4.有能な彼女
5.脱柵エレジー
6.ファイターパイロットの君
潜水艦乗りの彼との遠恋に悩む「クジラの彼」
トイレの設計について攻防する「ロールアウト」
長い友人関係での恋の「国防レンアイ」
クジラの彼でも出ていた友人夏木の遠恋「有能な彼女」
入隊直後に恋人に会う為脱走する新人に語った話「脱柵エレジー」
飛行機乗りのお母さんの話「ファイターパイロットの君」
簡潔にまとめるとこんなかんじです。
私は、「ロールアウト」とか「脱柵エレジー」が楽しめました。
「ロールアウト」のトイレに対する熱い思いや、「脱柵エレジー」で同じ轍を踏んだ二人が恋になりそうな感じが微妙に好きでした。
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