読書批評:「ステップファザー・ステップ」(宮部 みゆき )
講談社文庫 ¥550(税込) 読書日:2012年5月27日 自分的評価:★★☆☆☆ あらすじ:両親はそれぞれに駈け落ちして家出中の中学生の双子の兄弟・哲と直が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。いやいやながらも、双子の父親がわりをさせられる泥棒。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。そんな3人を巻きこんで、次々と起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。宮部みゆきがお贈りする、C・ライス『スイート・ホーム殺人事件』にも匹敵する大傑作! 巨額の遺産を相続した若い独身女性の家に侵入してみると、なぜかどの部屋のなかも鏡だらけ。意外な結末が待ち受ける「ステップファザー・ステップ」など、すばらしい着想と軽妙なユーモアに彩られた傑作7編。ドキドキ、ワクワク、笑って泣いて、最後はほろり。ユーモアミステリーのロングセラーにして大傑作! MY感想:宮部 みゆきさん作家買い。泥棒が落ちたのは、中学生の双子・哲と直のお家だった。両親はそれぞれに駈け落ちして家出中、そんな2人暮らしの家はそろそろお金がつきかけていた。ソフトな脅迫に屈し、双子の父親代わりをさせられる泥棒と双子、彼らに関わる不思議な事件や出来事が最後は泥棒によって謎解きされちゃう、そんなお話。〔謎解きっていっても皆を集めて目前でやるあれではない〕 双子のハモリ会話文がウザったく感じたが、軽妙でユーモア多めのミステリー込で、ちゃんと腑に落ちない点は回収されてる…筈。 柳瀬じいちゃんが良かった。荒川さんのイラストも〇。 PR |
|