読書批評:「スローリズム」(杉原 理生)
幻冬舎ルチル文庫
読書日:2011年9月30日
自分的評価:★★☆☆☆
あらすじ:水森に毎週2回必ず電話をかけてくる矢萩は、高校のときからの付き合いで一番身近に感じられる友人。だが、高校生の頃、ゲイである事を告白した矢萩はすました顔をして「安心しろよ、おまえだけは絶対に好きにならないから」といい放った。あれから12年。その言葉どおり水森と矢萩はずっと友達でいるが…。単行本未収録作品&書き下ろしで待望の文庫化。
My感想:ゲイとノンケ話、受視点。大切すぎて失うことが出来ないために水森に対して友人という関係を12年もひたすら守り続けてきた矢萩。恋人寸前の親友状態、生殺しが12年…って凄いけど。心理描写はいいけど、盛り上がり不足でたんたんとしている感はあります。
話し言葉で主人公は自分を‘オレ’というんですが、文中の描写などの文章時には‘僕’と言っているのが読みづらくて気になりました。
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