読書批評:「年下の彼氏」(菱沢 九月)
キャラ文庫
読書日:2011年9月05日
自分的評価:★★★☆☆
あらすじ:塾の講師である石田楓は、アルバイト講師である7つ下の大学生の鴻島に恋をしていた。 鴻島に想いを伝える気はなく、年の離れた友達でいたかった石田だが、告白されて晴れて両想いとなった。
幼い頃に両親を事故で亡くし、ずっと一緒に住んでいた祖父も先日他界し、唯一の家族である妹も外国へ嫁いでいった。 全てのことには必ず終わりがあり、大切なものはいつだって自分の側から離れていく…そして 鴻島もいつか自分のそばを離れるだろう。そんなつもりでつきあっていたが、ある日気持ちのずれが生じ、胸中のその言葉を吐露してしまう。
MY感想:はい。心の機微たんまり、ごちでした。初めて自分から誰かに恋した楓の変わっていく様がとても丁寧に書かれているし、楓の妹がまたたくましくっていいです。ネガティブが嫌いな人は難ありの本ですが、私は好ましかったです。
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