読書批評:「犬と小説家と妄想癖」(高遠 琉加)
ガッシュ文庫
読書日:2011年10月21日
自分的評価:★★☆☆☆
あらすじ:真面目な数学教師・鮎川は、官能小説家の親友・不破の仕事を手伝うことになる。自分を庇って利き腕を骨折した不破に口述筆記を申し出たのだが、彼の唇が快楽の世界を紡ぐほどに不破を意識してしまい、頭も心も大混乱!!よみがえるのは数年前のきわどい記憶―不破からの濃厚な口づけ、熱い指先…。ずっと友人でいたいから、あの日をなかったことにしたのに…。
MY感想:
同じ作者の「好きで好きで好きで」や「愛と混乱のレストラン」シリーズが好きなので、この作者さんは全部読もうと思ってました。ほのぼの系のテンポで『捨てていってくれ』とリンクした話です。
『犬と小説家と妄想癖』はくっつくまでで、『猫と数学教師と独占欲』は、付き合ってからH迄。『手の中の瑠璃』猫たんと一緒に暮らしだす2人。不破視点。
昔怪我が治るまで飼った小鳥を思い出し、小鳥を山に返すように、鮎川をいつか手放そうと思っていた不破に鮎川が言った言葉はシンプルで良かったです。
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