読書批評:「理想の男の作り方」(成宮 ゆり)
角川ルビー文庫
読書日:2011年10月3日
自分的評価:★★★★☆
あらすじ:学生時代の後輩・寺國直の元に、1ヶ月の期限付きで転がり込んだ現在無職の元美容師・清水祥央。昔から心に秘めている直への思いをひた隠しにし、祥央はかりそめの甘い同居生活を満喫していた。ところがある日、直の元彼という男が現れ、童貞だと思っていた直にかつて“男の恋人”がいたことを知り動揺してしまう。元彼への嫉妬心が抑えきれなくなった祥央は、ついに直を誘惑して寝てしまうのだが―。
無表情な年下弁護士×不器用な年上元美容師で贈る切ないすれ違いラブ。
My感想:大切な物の為に犠牲になろうとする先輩と、淡々とその世話を焼く後輩。現在と過去が交互に書かれていたりして、ちょっと映画チックな手法です。終わり方も映画観てるようでよかった。好きです、こういうの。最後の最後まで勘違いしてすれ違っている二人に焦れを感じつつ、友達のような先輩後輩の仲のままでいいっておもいつめていることは、おおっと思いました。乙女で好きです。
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