読書批評:「美しいこと〈上〉」(木原 音瀬)
ホリーノベルズ ¥900(税込) 読書日:2011年10月19日 自分的評価:★★★☆☆ あらすじ:松岡洋介は同棲していた彼女との失恋後なにげなくから始まったが週に一度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男、寛末だった。女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。松岡は、女としてもう会わないと決心するが…。 MY感想:主人公の女装(~女装デート迄)はちょっと嫌でななめ読みしたけど、ばれてからの主人公松岡の寛末に恋をしてる感じが健気でせつない。 一度決別して、2度目の出会いからはもう目が離せなくて一気に読んだ。 次に再会した時は、同僚女性の彼氏だった寛末を吹っ切ろうとしているのに、 会いたい気持ちもあって、ぐるぐるするリアルがある。次巻も買っておいたので 安心して読める。こんなところで何か月か待ちになってしまったら、松岡のように胃が痛くなりそうだ。 この本を読んで木原さんがとても好きになった。作家買いしたいと思える作家さんです。 PR |
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