読書批評:「言ノ葉ノ花」
(砂原 糖子)
(新書館ディアプラス文庫)
読書日:2011年9月2日
自分的評価:★★★★☆
BL作品です。
またまた、でたっ~BLあらすじ:ある日突然人の心の声が聞こえるようになってしまった余村。
前の会社を辞め、新たな仕事場で同僚長谷部の心の「声」を聞いてしまう。
彼は自分に好意を持っていた。
MY感想 :普通の人の持っていないありえない能力が突如発現してしまい、
幸せだと思っていた日常をぶち壊す。そこから始まるBLでした。
人の心が読めて羨ましい、ところもあるのだが、繊細な主人公には負担でしかなく、でもちゃっかりその力は仕事に活かしていたりする。
これをただのファンタジーにしないように、その力に翻弄されてしまう主人公とその力のことを打ち明けられた時の相手の心理などは見事に表現されていたと思います。
心の機微が大好物の私的にもよかったです。
他の方のレビューのようにうるうるしたりはしませんでしたけど、
ほっこりしました。この作者さんのほかの本もチャレンジしたいです。
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