2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:40冊 読んだページ数:9011ページ ナイス数:228ナイス 爆裂奇怪交響曲 1~最新巻(あすかコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]の感想 本棚発掘再読。当時可愛い絵に誘われて買ったヤツ。可哀相で物が捨てられないことでアパートを追い出されたルイスは、 家賃は無料! のはり紙をみつけそこに住むことにするが、しかし家賃無料にはワケがあった!なぜならば、同じアパートの住人は、セイレーンや猫男や吸血鬼等人外ばっかり。(大家さんはゾンビ)でもみんな結構いい人(?)たちで…そんなホラー・コメディーの第1弾。ルイスのイタヅラ好きの友人が来て引っ掻き回して行ったり、悪魔が迷子になってたり、アパートの皆で旅行に行ったり…そんなふんわりほのぼの話。 読了日:3月1日 著者:東里桐子 失恋は恋のはじまり (角川ルビー文庫)の感想 後藤に片恋中の一騎は、後藤を恨む伊東から「ゲイの証拠写真を撮る」というバイトを持ちかけられ引き受ける。泥酔の後藤とHしたという嘘で付き合う様になるが、優しく包み込む愛情を注がれ隠していた恋心が疼く。後藤に真実を告げると決めるが、伊東の策略で交際が金目当てだと知られる…そんな粗筋。初読時の自分感想を読み「成宮さんだけどこれはドナ」と思ってたが、再読したら案外愉しめた。恋愛描写は今一だったが合間合間に入る学生達の日常描写に笑いが誘われる、なので保管。ルビーは薄いので、他のレーベルでも成宮さん読みたい 読了日:3月1日 著者:成宮ゆり クレイジーな彼とサバイバーな彼 〜嘘と誤解は恋のせい〜 (花丸文庫)の感想 「嘘と誤解は恋のせい」のシリーズ3巻。劇団次回作の参考にとムリヤリ来させられ、南の島のバカップルを双眼鏡と無線式のイヤホンで聞きながら見なくちゃいけない騎一と尚。そんな4人の愛と笑撃の第3弾。和久井×結哉のバカップル全開を覗く騎一と尚の対照的さと、バカップルのお馬鹿な会話への突っ込みが、かなり笑えて愉しかった。次巻があるならこの2CP話を是非又みたい。特に非日常時に付き合うことにはなったが、日常に戻った時の尚が騎一をどう感じてどうなるのか等興味がある。原始人言葉とか笑った、和久井って凄いね。 読了日:3月2日 著者:小林典雅 華の皇宮物語 (ティアラ文庫)の感想 作家買い、中古。繁栄を極めた耀爛王朝では、まもなく皇帝に即位する皇太子の後宮が設けられようとしていた。男装の少女・香蓮は期せずして後宮に召し出され新后候補に。けれど恋に落ちた相手は皇太子ではなく、自分をこの地に送り届けた凛々しく優しい先々帝の皇子・白勇波。密会を繰りかえした二人は将来を誓いあうも、皇太子が選んだ新后候補の名に自分が上がり―!?そんな中華宮廷ファンタジー恋話。レーベル的に読んだら即ドナかと考えていたが普通に愉しめて吃驚。ちょいと最後が力技すぎだが…シリーズらしいので追っかけてみます。 読了日:3月2日 著者:剛しいら 青い鳥 眠る探偵4 (講談社X文庫ホワイトハート(BL))の感想 電子書籍購入。他人を操り、その手で最も愛しい人を殺させるという連続強制殺人事件が東京で頻発の折、休業中の市羅木探偵事務所に、市羅木真音の最愛の弟である不破の元妻・若宮千晶が相談に訪れた。連続強制殺人事件後から、夫の様子がおかしいのだという。複雑に絡み合う過去から逃れる為、愛する者を守る為、天才的犯罪者・槙との最後の闘いが始まった…そんなシリーズ最終巻。事件展開のテンポも良く愉しめた。槙の結末はああだったが、私の脳内は死ななかった彼が、「時計じかけのオレンジ」的展開になるという妄想が止まらなかった…。 読了日:3月3日 著者:榎田尤利 夜にくちづけ (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。映画監督の父と舞台女優の亡母を持つ高校生・緒川純理は、映画会社主催カウントダウンパーティーで、愛らしい容姿ゆえにしつこくスカウトに追い掛け回されていたが永野浩一郎の機転に助けられる。性癖で悩んでいた純理だが理想を具現化したような永野に一目惚れ、悩みを聞いてもらっているうちに永野と初Hをしてしまう。付き合う二人だが、パイロットとして仕事を持つ永野と、17歳高校生の純理では日常の時間の流れが違っていて…そんなお話。一途な純理と甘やかす永野は良いが、純理の仕事選びとか色々安直な気もする…。 読了日:3月4日 著者:名倉和希 可愛くて、どうしよう? (プラチナ文庫)の感想 粗筋買い、中古。世界一可愛い!断言できる程、宇雪は幼馴染の嵐が可愛くてならない。恋心を自覚するも、無邪気にくっついてくる彼に避けられるのが怖くて、気持ちを抑え込んでいたが、庇護すべき存在だと思っていた嵐が、いつの間にか自分から離れて進路を定めていると知りショック。おまけにキスされ触られて、嵐の思わぬ男らしさに怯えて泣いてしまう……そんな二人のお話。“可愛いフィルター"かかっている当人同士はまだしも、私には可愛さが描写から読めず、お互いの言葉からしか判らない為入りこめず。終始ただのイチャコラに感じられた。 読了日:3月5日 著者:栗城偲 箱はマのつく水の底! (角川ビーンズ文庫)の感想 登録漏れのついでに再読、第13弾、聖砂国編。コンラッドともヨザックとも離ればなれになり、小シマロン王サラレギーと2人だけで、聖砂国内を移動することとなった渋谷有利だが、どうしてもこの同行人に心を許すことが出来ない。一方、村田達地球組は、異世界で消息を絶った有利を心配し行動開始するが…表題作の他、有利と村田の地球生活をえがく短編『マ王陛下の花嫁は誰だ!?』も収録した〇マシリーズ本編13弾。ユーリを助ける次男はやっぱしっくりくる。3男の安否が心配なこの終わり方、続刊見てない人は気になっちゃうよね。 読了日:3月6日 著者:喬林知 茉莉花茶の魔法 (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。『紅茶は媚薬』のスピン。大手商社の村上は、有名紅茶メーカーの役員で、6年前に身体の関係があったアランと再会。当時、遊びのつもりだった村上は、妖艶で淫らなアランに本気になってしまったが、本気になったのは村上だけで、結局仕事の契約は壊され、二人も破局を迎えたのだった。しかし再び現れたアランは相変わらず美しく、村上が手がけようとしている中国茶の交渉を助けると言いだす、そんなお話。積極的で出世欲の強い商社マン村上と、女装したり仕事を餌にしたり絡めてだけど不器用アランのお話、スピン元より愉しめた 読了日:3月7日 著者:剛しいら フードの情熱 (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。『カフェシリーズ』の発展版らしいスピン。東京・八重洲にあるデパート『五井』の34歳フード部門部長・宇野沢旭は、ある日丸の内に建設予定のフードビルの計画を知る。計画を聞き出そうと旭は、コンサルタントとして呼ばれた若干28歳の美貌青年・野田秀理に正体を隠して近づくが、どこか寂しげな横顔や抱えている秘密に、次第に仕事とは関係なく秀理を知りたいと思う様になっていく―そんなお話。フード業界話たいへん美味しくいただきました。一年後に2人が、どんな結論を出すのか興味があるので、続刊希望。 読了日:3月8日 著者:剛しいら 追憶のキスを君は奪う (ガッシュ文庫)の感想 鳩村衣杏さん作家買い、中古。忘れられないキスをくれたあの人から、結婚の報せを受けた夜。彼とは似ても似つかないような年下の男・冽と衝動的にH、望みどおり満たしてくれたが、キスはしない、追いかけない、の約束を破り、冽は一途に求めてくる。恋愛に陥るのは怖くて、頑なに冽を拒んだものの、仕事がらみで再会し不器用な情熱が次第に愛しく感じられ、冽を愛するようになるのだが…そんな二人のお話。年下攻めを愉しみに読んだけど、私的には微妙。兄でスピン有るのか…どうしよ。くっつく迄は王道系でも愉しかったんだけどな、構成かなぁ。 読了日:3月8日 著者:鳩村衣杏 ただ、優しくしたいだけ (キャラ文庫)の感想 山田ユギさん表紙イラに惹かれ中古購入。2か月の期間限定で、ゲイの叔父の恋人を預かることになった隆次。イタリア人とのハーフだというアズは、痩せて色気の欠片もない19歳未成年。抱く相手にもならず面倒なだけでつい邪険にしてしまうが、隆次の言動に一喜一憂するアズは、全身で懐いてくる。次第に情が移ってきたある日、隆次のセフレ・明彦が薬を使ってアズを強姦、まだ抜けない薬に翻弄されるアズを隆次は抱いてしまう…そんな庇護欲と劣情の恋話。そういえば従兄弟同士ってことだよね。それにしても明彦の行為は犯罪だと思うよ 読了日:3月9日 著者:水原とほる 夢のない男2の感想 この間「夢のない男1」を購入出来、やっとこ読了、商業誌「顔のない男」のシリーズ番外編。ハリウッド作品で、もっとも自分に近い役を演じことになった飛滝、そんな彼が気になり現地までやっぱり追いかける音彦の運命は…そんなお話。やっぱりこのシリーズ愉しめます。一風変わった俳優さん達のお話は、剛しいらさんの作品の中でもとても好きなシリーズですので、商業誌で4以降が出て欲しいなぁ。J庭で同人紙卒業宣言出されてたけど、私としては細々でいいので止めてほしくないところです。続刊激しく希望。 読了日:3月9日 著者:剛しいら はめてやるっ!番外総集編 2 読了日:3月10日 著者:剛しいら ファラウェイ (リンクスロマンス)の感想 作家買い、中古。祖母が亡くなり天涯孤独となった羽根珠樹は、病院の清掃員として真面目に働いていたが、見舞いに来ていたユージンというアメリカのセレブ一族の傲慢外国人に出会う。彼は後日、車に轢かれて瀕死の状態で運び込まれ息を引き取った筈だったが…なぜかユージンはすぐに蘇生し、怪我もすっかり消えていた。今迄とはまったく別人のようになってしまったユージンは、突然「俺を許すと言ってくれ」と意味不明な言葉で珠樹にせまってくる…そんなファンタジー系話。面白設定だがさらっと読めてしまい、設定がもったいない感じに。 読了日:3月11日 著者:英田サキ 月華の誘い―闇の抱擁・光のキス〈2〉 (クロスノベルス)の感想 『闇の抱擁・光のキス』続き、2巻。預言者・アルヴィンは、重傷の戦士・クラウドと出会い保護。闇夜の瞳を持つ孤独な魂にいつしか惹かれていたアルヴィンは、傷が癒え旅立ったクラウドを衝動のまま追いかける。一方、情を交わせばアルヴィンが預言者としての能力を失う可能性があると知り身を引いたクラウドだったが、アルヴィンの町に迫った災厄を前に、戻り守る事を決意する…そんなお話。前作CPも頻繁に出現し物語が進行、ザイアードも登場し深刻話に楽しみが増す。そういえばイラストがいつの間にか緒田涼歌さんになってた 読了日:3月12日 著者:洸 暗夜の獣―闇の抱擁・光のキス〈3〉 (クロスノベルス)の感想 『闇の抱擁・光のキス』3巻。近距離物質移動魔法しか使えない魔法使いのニコルは、「力」の代わりに手に入れた最愛の恋人ローランドを、持ち前の美貌で翻弄しながらも幸せな毎日を過ごす。がローランドの義弟の預言者・アルヴィンが夢で見た剣の話からそれが伝説の魔剣だと見当をつけたニコルは、反対の周囲を巻き込み魔剣捜しの旅へ。ローランドの愛を再確認するニコルの意外な旅の結末とは…そんな3巻。中々愉しめたけど、ここでお仕舞なのかな?ケアルの事とか未回収だよね。そこそこ面白いと思うので文庫化して更に続き書いて欲しい所 読了日:3月13日 著者:洸 ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)の感想 作家買い。編集者の古川真也は、手に触れた物に残る記憶が見えるという特殊な能力を持っていた。同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することになり、仕事絡みでそれに同行。彼は米国で脚本家として名声を得ている筈だったが、真也が見た真実は…そんなお話。確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」も収録。話は家族モノとして良かったとは思うものの、なにせ短い。パラレルも表題も独立した話として、肉付けしてまるっと1冊その話で見たかったな。 読了日:3月14日 著者:有川浩 幽霊弁護士・桜沢結人の事件ファイル (角川ビーンズ文庫)の感想 アニメっぽい表紙絵に釣られ購入、初読作家さん。エリート弁護士・桜沢結人にかかってきた真夜中の電話は、音信不通だった日向陽一からの信じられない依頼「助けてくれ。俺の肉体が奪われたんだ!」正義感の強さと霊感体質が災いし、結人は『幽霊』となった陽一の代理人になる。しかも“身体探し”に乗り出したせいで、境界線上向こう側の怪しい者達に狙われる…“視える”弁護士が不可解な事件に挑む新感覚怪奇話。前半は結人の巻き込まれた感が有有だが、後半につれ陽一との関係や弁護士であることの理由が輝る。伏線色々あったので続刊が愉しみ。 読了日:3月15日 著者:望月もらん 仮面の恋人 (ラヴァーズ文庫)の感想 中古、浅見茉莉さん9冊目読了本。売れない俳優・見崎真尋は「便利屋」で生計をたてオーディションに励む毎日。男の恋人のふりをして欲しいとの依頼が「便利屋」にくる。死んだ恋人だけ忘れた記憶喪失の依頼対象・吉峯聡瑛は、人気上昇中小説家で、仕事の締切りを抱えながら、帰ってこない恋人の事を気にし仕事も手につかない状態らしい。偽同棲中、真尋を恋人だと思い込んでいる吉峯から受ける真剣な愛情や情熱に、次第に真尋は仕事以上の感情が芽生える…そんなお話。冒頭から展開が読めていまいち入れず。もっとそこを上手に隠して欲しいかも。 読了日:3月16日 著者:浅見茉莉 Let’s豪徳寺! (1) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。東京・世田谷に広大な屋敷を構える豪徳寺家は、ウルトラスーパーお金持ち!だが世の中には、どんなにお金があっても手にはいらないものがある。3人娘の長女・美姫は、子持ちの離婚経験者。貿易会社に勤める彼女は、仕事一筋の猛烈レディだったが、いつからかライバル・塔ノ沢が出現。美姫の仕事を次々と横取りしていく。塔ノ沢に激しい闘志を燃やす美姫だがいつか心は彼に傾いていく…生活も恋も桁外れなラブコメ1巻。3人の娘の多様な恋描写が有りこのお話は割と好き。庄司陽子さんは先生の奴よりこっちの方が好きかな。 読了日:3月16日 著者:庄司陽子 嘘つき王子と花嫁候補 (プリズム文庫)の感想 作家買い。フロイデンベルクにはペガサス伝説があり、3人の王子様は美形揃いで、花から惚れ薬を作り出すというまるでおとぎ話のような国。植物学を学ぶ葉澄は、花に近づくまたとないチャンス!と、姉宛に届いた王室晩餐会への招待状を頼りに、姉の女性限定の付き添い役になりすまして姉弟で王城へ。その夜、美しい庭園で出会ったのは仕事をさぼって寝ころぶ風変わりな庭師だった。植物を介し仲良くなっていく…そんなお話。後書き通りファンタジック要素もあり、読める展開ながら案外愉しめた。続編あるならNLだけど姉話も読みたいな。 読了日:3月17日 著者:真崎ひかる 見えない月 (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。未だヒット作がなく社内での立場も悪くなってきた大手出版社新人編集・高橋昌人は、自分が好きな人気ミステリー作家・津積黄道への依頼を決心。津積は実弟が社長をやっている出版社からしか本を出さない為、昌人は二週間掛けてそこの社長・志垣広道に頼み込み紹介して貰う。だがおっとりした広道と違い、津積は世慣れた雰囲気で、昌人に小説の為に住み込みでの世話をしろと命じ、更に肉体関係まで要求してくる…そんなお話。恋愛としては今一つだが展開を愉しめたかな。志垣兄の愛にも興味あるかも、そっち視点SSも読んでみたい。 読了日:3月17日 著者:剛しいら 欲しがる唇 (ビーボーイスラッシュノベルズ)の感想 中古、私的に外れも有るが作家買いしちゃう浅見さんの10冊目読了本。姉の夫の頼みで、誠のマンションに同居する事になった義理の甥・海渡。見上げる長身で精悍な彼から吐かれたのは、誠の姉の夫に対する秘密恋の暴露と、口止料代わりに身体を要求する言葉だった!要求を呑み続ける関係の中で開花する身体、生み出す快楽に溺れいつしか海渡自身に惹かれていく、そんな年下攻話。無理やりHは駄目だが年下攻を愉しみました。同録続編は海渡に包容力も出てきた感じ?塾描写が多いので、次巻がもしあるなら家族にスポットを当てて出してほしいかも。 読了日:3月18日 著者:浅見茉莉 HEAT TARGET~灼熱の情痕~ (ガッシュ文庫)の感想 シリーズ第3弾。クール美人と名高いシングルファザー警視庁特殊犯捜査係管理官・寒河江は、同じく特殊犯捜査係第一特殊班捜査――通称SITの班長である神蔵と、学生時に一度だけ濃密夜を過ごした。惹かれる気持ちはあったが互いの将来を案じ『一夜の過ち』だと誤魔化した過去。だが時を経て警視庁で再会しずっと神蔵の熱を忘れられなかった事に気づく。そんな折寒河江宛に脅迫状が。警護に神蔵がつくが、近すぎる距離に、寒河江は心に燻る想いを隠していられない、そんな双子ちゃんのパパとSIT班長話。第一作目程には惹かれず残念。 読了日:3月19日 著者:妃川螢 恋の仕方 (ガッシュ文庫)の感想 作家買い。人気美容院の新米美容師・朝陽は、恋人と別れ必死で仕事をこなす忙しい毎日を送り、馴染の飲食店でエリートサラリーマンの重森と出会う。優しく誠実な好意を朝陽に寄せてくる重森。だが朝陽にはかつての恋人に振り回された辛くて苦い過去があり、飛び込むのは躊躇われる…。それでも周囲の仲間の助けもあって、重森との恋を育む決意をした矢先、朝陽の前に元彼・弘毅が現れる…そんなお話。同僚の友情(猪俣や美鞠)に目が行き、恋はややおざなりぎみ。登場人物をもうちょい絞り△部分を強調した方が流れに乗れたかも。仕事描写はヨカッタ 読了日:3月20日 著者:谷崎泉 決戦はバレンタイン! (ダリア文庫)の感想 作家買い。大手飲食グループ四男・伊国志郎は23歳、トップパティシエとして活躍。周囲の扱いが微妙で同僚に馴染めない志郎だが、クリスマスケーキコンペの為きた同年代の村岡朋樹と親しくなりたかった。だが村岡の怜悧な美貌と冷たい態度、美的センスに志郎はライバル心を煽られ、ついついケンカ腰に。しかもコンペで負けたら言う事を聞くと約束させられる、そんなお話。スピン元『ビター・ヴァレンタイン』未読。ん~展開が判りテンポよい話は愉しめたが、三か月で飽きるとか言うのがなぁ。…人型のあるシーツは楽しそう。 読了日:3月20日 著者:剛しいら 背徳のコンシェルジュ (プリズム文庫)の感想 コンシェルジュカテゴリで選んだ中古。ホテルコンシェルジュになり1年弱、仕事に慣れてきた啓は、客から専属バトラーとして異例指名を受ける。黒髪に灰銀色瞳の客・マクシミリアンは、オーストリア元貴族の御曹司で、正真正銘セレブリィティのVIP客。上司意向で空き時間に仕える啓は、期待に応えようと心をくだく。そんな折、金をちらつかせた別の客から言い寄られるのをマクシミリアンに見られ、ホテルでパトロン探しをしていると誤解され冷蔑される―そんなお話。コンシェルジュって大変ね、とは思うが人物に魅力を感じず残念。 読了日:3月21日 著者:妃川螢 青の祓魔師 12 (ジャンプコミックス)の感想 レンタル読了。騎士團が捕えたスパイの情報で塾仲間の神木出雲がイルミナティの計画に必要だという事が判明。彼女は宝に呼ばれ連れられた先で召喚した人形の事を問い詰めるが、彼の口からもイルミナティという言葉が!?日本支部に潜むスパイの正体とは…!そんな12巻。イルミナティ総帥(メフィストの兄)の登場と、あくまでも軽く裏切りのポーズを見せる塾生を監視するスパイ役のカレ。…でもなんかカレ思惑も有りそうなので、続刊に期待。終盤でてくる出雲の過去話(途中で切れとるが)も結構大変そうで、案外苦労してんだと同情。 読了日:3月21日 著者:加藤和恵 まずは奪いあい! (ビーボーイコミックス)の感想 レンタル読了。外科の瀧山と小児科医の佐久間は日頃から馬が合い、気軽に酒を飲む間柄。ただし欲望に素直なゲイの瀧山はずっと佐久間を狙っていたので酔いつぶれさせようと画策するも自分がつぶれる。だが佐久間は自宅で介抱してくれた、思わぬチャンス到来に襲おうとする瀧山だが、佐久間は気付いて起きてしまう。説明を求められ開き直って抱きたい旨説明するが、佐久間はのほほんと「俺もタチなんスけど」と。バイの佐久間と、攻は譲らん!と攻防する職業絡みのエロ喧嘩話。リバ有でまるっと1冊この話でテンポも有り、あっさり読めます。 読了日:3月22日 著者:笹村剛 俺物語!! 4 (マーガレットコミックス)の感想 レンタル読了。砂川のお姉ちゃん・愛は、子供の頃からずっと猛男に片想中。だが同じ大学に通う織田隼人が愛に猛アプローチ。隼人は愛に猛男への想いを断ち切って区切りをつけてもらう為、猛男と大和と砂川と愛と隼人の5人でMMランドに行くよう画策する…そんなMMランド編と、リレーで猛男が手助けした女子が、なんと大和以外にも猛男の魅力に気づいてしまった編、幼稚園時代の猛男と砂川を描いた番外編も収録の4巻。兄貴喫茶似合いすぎる、あったらちと覗いてみたいような見たくないような・・。姉さんいい人で良いな、砂川もいい奴だし。 読了日:3月22日 著者:アルコ 夜間診療所 (キャラ文庫)の感想 中古。繁華街雑居ビル夜間診療所で働く上嶋。法外報酬でヤクザの治療や、金にならない違法滞在外国人等も助ける診療を続行中。そこに大学生・敬が患者として訪れ互いに惹かれあうが、前カレの敦彦がよりを戻しに現れ画策…そんな話。でもさ、きちんと別れていない元恋人が自分の持物件にいたら待ってたのかな~とか思っちゃうんじゃないのかしら。むしろ金が無いとはいえ自宅も診療所もそいつの好意に甘えている感じ。せめて自宅は別れたと思ったら出るべきなんじゃないのかな。私的には性格に難のある敦彦とよりを戻す話の方が愉しめたかも。 読了日:3月23日 著者:水原とほる ブラザーコンプレックス (ショコラノベルス)の感想 作家買い、中古。大好きだった義兄・中原悠生が突如姿を消して四年。心に傷を抱えながら大学生活を淡々と過ごしていた海斗は偶然、ホストクラブで働く悠生を知る。思わぬ再会に胸震わせる海斗だがそこにかつての優しい義兄の姿は無く、自分への酷く冷たい態度に戸惑いながらも、悠生の傍にいたいと願った海斗は同じ店のボーイとして働き始める。客の要請の時だけ、客の前で兄弟として接してくれる悠生に海斗はブラコンを越えた想いを感じ…そんなお話。弟は健気に兄に向うけど、兄の見え隠れする好意描写が見えず。兄視点の方が良かったかも。 読了日:3月24日 著者:洸 溺れる獣 (ショコラノベルス)の感想 年下攻め目当て作家買い、中古。弁護士・月岡瑛は顧問を務める暴力団永神会会長の息子で、かつての教え子・大神彰永に攫われる。生意気な高校生だった彰永は、永神会を金で支える有望後継者、そして雄の色気を強烈に放つ『男』に成長。瑛を父の愛人だと思い込み奪おうとし、誤解はとけたものの瑛は彰永が八年間自分に恋焦がれていたという意外な事実を知る。開き直った彰永に執拗に弄ばれた瑛は怒り、断固として彼を拒むも図々しい年下男は翌日から手段を選ばない求愛を始める―そんなお話。基本年下攻めは好きなので多少は目をつむって愉しめました 読了日:3月25日 著者:高尾理一 サクラサク ~不惑の恋~ (ガッシュ文庫)の感想 年下攻め目当て&作家買い、中古。容姿端麗で仕事もデキる俊哉は四十でも独身生活満喫中だが、心の支えの愛猫の死から一ヵ月、一人の部屋に帰るのが嫌で残業する毎日。そんな折、隣家大家族の長男・大樹が受験で集中出来る環境を探していると知り、寂しさを紛らわせるつもりで自室提供を申し出る。最初は軽い気持ちだったが「おかえりなさい」と出迎えられたり、息抜きの珈琲を一緒に飲んだりと、大樹と交流が深まるにつれ二回り近く年の違う大樹に惹かれている事に気づく、そんなお話。大樹が謙虚すぎで、私には最初俊哉が図々しく映ってた。微妙 読了日:3月26日 著者:いおかいつき 神破の姫御子 (B’s‐LOG文庫)の感想 作家買い、中古。神々と人間が戦いを繰り返していたある時代。ある女神が人間側につき、特に獰猛な12の神々を縛め、各地に拘束し戦いは終結した。それから幾年。神々を縛りつける為120年に一度現れる筈の白髪の子が時を待たずして生まれた!美形だがいい性格(?)の義兄・匡一郎や優しい義父に天真爛漫に育てられた花菜は、自分の宿命も知らぬまま運命の日を迎え、知らず守られていた花菜の日々は一変する。更には花菜が暮らす神結島に復活を狙う神々が集結し始める、そんなファンタジーラブ話序章。設定も世界観もいいと思うし割と好き。 読了日:3月27日 著者:香月沙耶 Monsterの恋愛学 (Dariaコミックス)の感想 レンタル読了。西慶大学史学部西洋民俗学専攻の大学院生・小早内雅は、人ならざる者が見える為、気になって調べてく内に民俗学にはまり、英国ケンブリッジ大学客員教授のカイル朝田に助手指名される。なんで助手に指名されたか判らない雅だが、カイルから以前に貰った雅からの否定手紙をネに持ちゆっくり意見を聞かせろと言われてしまう。カイルの民俗学は「モンスター・妖怪・天使・悪魔等の存在はありえない」が基本、だが実際見える雅は…そんなお話。ファンタジーBL、1冊にむりくり纏めずもうちょい終盤ゆっくりが良い、駆け足が惜しい 読了日:3月28日 著者:藤井咲耶 ヤスコとケンジ 1 (マーガレットコミックス (3885))の感想 「俺物語」が面白いので、アルコさんに興味を持ち他の作品を探してレンタル読了。両親を亡くして以来、高2の沖康子は、元暴走族総長で現漫画家の兄・沖健児と2人仲良く暮らしてる…ことはまるでなく、大喧嘩の毎日。ある日、健児に無理矢理入らせられた塾で、康子は椿純という男の子にひとめぼれ。だけど健児と、純の姉・エリカは過去に因縁があるようでメンチを切り合い、挙句大騒動に!…そんな初巻。黒薔薇のエリカ…うん凄い。ドラマあったんだね、観てないや。恋愛モノってより粗暴な部分も有る兄だけど、兄妹モノって感じでいいですね。 読了日:3月29日 著者:アルコ ヤスコとケンジ 2 (マーガレットコミックス (4043))の感想 両親を亡くして以来、沖康子(高2)は元暴走族総長で現漫画家の兄・健児と、大喧嘩しながらも2人暮らしている。そんなある日、健児に見合い話がもちあがり、健児好き9年の元レディース総長・エリカは大ショック!しかも見合い相手の茜は、健児の漫画に登場する人物とそっくりの超強烈キャラで…?そんな喜怒哀楽いっぱいの天下無敵の兄妹バトル2巻!幸せそうな家族を横目に両親が亡くなったクリスマスを思い過ごす話や、冷たい対応の親戚に頼らず妹を養い暮らす覚悟の背中描写もかっこよく、いいかも。モス主役の番外編SSも愉しめました。 読了日:3月30日 著者:アルコ 刑事の子 (光文社文庫プレミアム)の感想 タイトルに惹かれ購入。『東京下町殺人暮色』の改題本。13歳の八木沢順は、刑事の父・道雄と東京の下町に引っ越した。慎吾という友人もでき新生活に慣れた頃、町内で奇妙な噂が流れる。“ある家で人殺しがあった”と。そんな矢先、荒川でバラバラ死体の一部が実際に発見されてしまう。更に、順のもとに事件の犯人を知らせる手紙がきて、刑事の子・順は慎吾と共に捜査に乗り出す!…そんなお話。家政婦のハナさんの存在感が半端なくいい味だが、最後バタバタ展開が残念。順がもし将来刑事になったら、人の気持ちの判る刑事さんになりそう。 読了日:3月31日 著者:宮部みゆき 読書メーター PR |
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