2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:40冊 読んだページ数:10678ページ ナイス数:134ナイス あなたのために、ネコはゆく (メディアワークス文庫) 読了日:2月1日 著者:永田ガラ 結婚の条件 エリート軍人はうぶな彼女に魅せられる (ティアラ文庫)の感想 「身分逆転」が愉しめたので青砥さん他作品も探してみた、中古。夫の病死で未亡人となったバルドリーニ公爵夫人サラ・ベラルディは、夫の遺言に従い、彼の甥・穏やかで気品あり落ちつきと怜悧さを併せ持つ軍人リカルドと、結婚する為彼を誘惑することに。悪女を装い誘惑を口にすると、大胆に触れられ「誘ったのはそちらでしょう」と囁かれ、キスされてしまう。全てが初めての経験で、執拗な愛撫に怖くなり泣き出すが、その後甘い関係を重ねても結婚話は進まず、思惑を感じるが……そんなお話。割と愉しめたが戦地に行った後からの駆け足が勿体ない。 読了日:2月2日 著者:青砥あか ボーダー (ショコラ文庫)の感想 中古。「ボーダー」高校教師・渡部がゲイバーを訪れたのは、数年前に姿を消した友人・環が働いていると知ったから。だが環は渡部を突き放し、ゲイの自分と渡部の間に線引きする。それでも渡部は店に通い、元教え子の男に告白された事を相談するが…。「揺れる境界線の上」ゲイ嫌いの佐々木は、友人の渡部と環の関係が許せないが、疲肉にも自身は従弟の国見に長い間恋心を抱かれ、それを口に出させぬよう苦心していた。年末の寒空に実家を追い出された佐々木は、仕方なく国見宅に転がり込むが…。そんな二つのお話。二つ目が佐田さんぽくて愉しめた。 読了日:2月2日 著者:佐田三季 俺物語!! 7 (マーガレットコミックス)の感想 レンタル読了。砂川に毎年届いていた差出人不明のチョコ、その届け主・天海悠紀華から10年来の砂川へのディープな恋心を聞かされた猛男は、悠紀華を応援することに!猛男に手伝ってもらい、砂川に声をかけにいった悠紀華だけど、砂川の気配を感じると忍者のごとく消え隠れてしまう。だが猛男に勇気をもらいついに砂川に声をかける。しかも勢いあまって告白してしまう、砂川はその気持ちに、どう応えるか?…そんなお話。砂川の春話になるかと思ったがそうではなく、悠紀華の片想いであった…が真摯に考える砂川が見られる。優しい人って大変だね。 読了日:2月2日 著者:アルコ 心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆 (角川文庫)の感想 八雲少年時代編、中古。クラスで浮いてた少年を心配し、彼が住む寺にやってきた担任教師の明美はそこで運命の出会いを果たす、シリーズの謎を解き明かす外伝登場!一心の口から語られる驚くべき八雲の過去に晴香は涙する、、中学教師の高岸明美は、他人を寄せ付けず寂しげな目で教室に佇む1人の少年が気になっていた。彼の名は斉藤八雲。“幽霊が見える”と噂され級友から疎まれる孤独な少年を、明美は必死に理解しようとするが、事件の影が忍び寄っていた…八雲の中3時編。過去事件が判明し、奈緒とその母や一心との繋がり…絆を感じさせられた。 読了日:2月3日 著者:神永学 変態侯爵の理想の奥様 (ソーニャ文庫)の感想 初読み作家さん、中古。端正な顔つきに堂々たる立ち姿、領民達からの信望も篤い男盛りの侯爵・デミオンの妻に選ばれた、子爵令嬢アンジェリーナ。田舎貴族で若くもない私をなぜ?…訝りながら迎えた初夜だが、その情熱にほだされていく。しかし翌日、解放された庭で遊ぶ領地の子供達にうっとりとした眼差しを向ける侯爵に遭遇しそこで明かされた驚きの秘密。侯爵が今まで独り身だった理由―それは子どもが異常に好きという彼の偏った嗜好のせいだった…そんなお話。変態侯爵とあるが度をこした子ども好きというだけで変態ではないと思う愉しい作品。 読了日:2月4日 著者:秋野真珠 手錠 (プラチナ文庫)の感想 作家買い、中古。救急外科医・松浦は、突然見知らぬ男・祐司に攫われ連れて行かれた廃ビルの一室には、彼が忠誠を誓う兄貴分・毛利が撃たれ横たわっていた。脅されるままに処置を施した松浦だったが、解放されず、祐司と手錠で繋がれてしまう。繋がれたまま食事をし、風呂に入って眠る──やがて、常に繋がれたその異常な関係を異常と思わない、奇妙な熱が2人に生まれてくる、閉鎖された空間の中で愛情が芽生えてしまう…そんなお話。本物の強さを持った男に憧れ、そうなりたいと思っていた祐司と彼を受け入れた松浦、割れ綴みたいなものかしら? 読了日:2月4日 著者:剛しいら 有閑倶楽部 3 (集英社文庫―コミック版)の感想 本箱発掘再読。有閑倶楽部きっての恋多き女・可憐は、クーデターを逃れ悠理の父を頼り日本へ来た中東キール王国王子様と、命を懸けた恋に落ちる…そんな13話と、“期末テストで赤点とったら冬休み補修”を教頭から命じられた一同、特に焦る悠理に霊が憑りつき、カジノに裏口入学…そんな14話と、悠理の猫と魅録の犬が誘拐される『犬猫まるごとHOWマッチ』、ヨーロッパ修学旅行中にローマ法王暗殺計画?『欧羅巴トラブルツアー』、香港でマフィアに囚われる『香港より愛をこめて(前編)』の5つ収録。霊&誘拐ものは多いけど相変わらず愉しい 読了日:2月5日 著者:一条ゆかり 緋ノ刻印 (角川ビーンズ文庫)の感想 表紙絵に惹かれて中古購入。女子高生の菱川彩音は、傲慢な級友だが、彼女だけには優しい破賀旭に言い寄られ困惑。そんな旭が危険だと告げるのは、彼女が頼りにしている穏やかな物腰の唯一の相談相手・月影。だが彼の本当の目的は、彩音に執着する旭を貶めることだった。彩音に噛みついた首筋に残る噛み傷に旭が気づき…そんな吸血鬼に選ばれし花嫁のダーク恋。イラで堂々としてみえた主人公がおどおどしてて吃驚。序章感がありありとするし、ちとキャラが他作品にどことなくかぶっているような気がしないでもないが、面白そうなので今後の展開に期待 読了日:2月6日 著者:梨沙 仮面の求愛 (ソーニャ文庫)の感想 中古購入、初読作家。第一王子ジェラルドから突然求愛された公爵令嬢・フィリナには他に想い人がいた。以前危ない所を助けてもらったいつも白い仮面で素顔を隠している寡黙青年レヴァン。だが彼は実は第三王子で他国の姫と近々婚約予定であると聞かされ身を引く決断をする。数日後、何者かによって攫われたフィリナは、犯人がレヴァンと知る。古城に閉じ込められ、組み敷き純潔を散らされるが…そんなお話。思い違いってだけで終始ラブラブに近い感じだったので安心して読めた。もう少し他の王子たちとの絡みが欲しかったけどまぁまぁ愉しめました。 読了日:2月7日 著者:水月青 優しい罠 (クロスノベルス)の感想 剛しいらさん作家買い、中古。一人気ままに暮らす大学教授・葛城は、妹の結婚で甥となった連れ子の美乃理と同居する事になる。己の性癖に悩む青年が送ってくる熱い視線。その意味に気づきながらも、葛城は決して彼と一線を越えようとはしなかった。葛城は、かつての教え子・海棠の訪問で、若い二人を見てある罠を思いつく。2人の生活に入り込んできた海棠に美乃理は不機嫌を隠せない。葛城によって仕向けられた状況に、無垢な美乃理は染まり、海棠は情熱を高められていく、そんな3人のお話。なんとも不思議な関係、かなりの変化球。でも愉しめた。 読了日:2月8日 著者:剛しいら マギ 23 (少年サンデーコミックス)の感想 レンタル読了。アラジンが語る滅びた世界「アルマトラン」の物語。虐げられた異種族を救う為に戦うソロモン達「抵抗軍」。彼らに救出された魔導士シバは、共に過ごす中で徐々にその心を開き、抵抗軍、そしてソロモンにとって掛け替えのない存在になっていく。勢力を拡大したソロモンは、いよいよ実父であるダビデとの決戦へと臨むが決戦の地に敵はいなかった…そんなアルマトランのお話。マギの世界観がどんどん判明し、17歳に成長したシバがソロモンと添うようになりなんとなくこっちも嬉しいが、終盤の出来事もあり次巻では嫌な予感しかしません 読了日:2月9日 著者:大高忍 ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件 (幻冬舎文庫)の感想 ドS刑事3巻。東京・立川で「スイーツ食べ過ぎ殺人事件」が発生。死体は無数のケーキに囲まれていた。捜査一課第三係の“姫様”こと黒井マヤはこの事件と同じ位「殺人現場がエレガント」という理由で、浜松の事件を洗い直す。すると徐々にマヤの心の奥底に眠っていた少女時代の記憶が甦ってくる。それはあの映画を教えてくれた亡き友人の事。「ドS」の意外なルーツが明かされる事件話。グロ描写さは斜め読みにて流し、犯人が捕まっていないのにはちと思う所も有るが、事件は興味深く読んだ。マヤ父登場で代官山は、外堀から埋められていっているね 読了日:2月10日 著者:七尾与史 Women at work! (エタニティ文庫)の感想 粗筋買い、中古。男社会の業界に苦労しながらも巽陽南子は、朝倉建設が推進するプロジェクトの現場監督を女だてらにしていた。ある日古株の職人から、この現場で使われている鋼材が細すぎる、と言われた陽南子。設計図を確認する限り問題はないが、それでも不安を拭えない。そこに相談にのってくれたのは、先日現場を視察に来た朝倉建設社長・朝倉大地だった。次第に惹かれあう2人、建設現場を取り巻く不穏な空気、更に陽南子の周りで不可解な出来事が…そんな2人のお話。悪くはないけどかなりあっさりしてて、さくさく進みすぎ。もう少し心情を。 読了日:2月10日 著者:真砂耀瑚 白銀の麗人 (もえぎ文庫)の感想 シリーズとは知らず、作家買い…中古。「彼を愛した者は死ぬ」―不吉な運命を抱き、『死神に愛された黒衣の公爵』と呼ばれる美貌のシオン。運命に打ち勝ちシオンを手に入れる、という敵国の王・天人は、次々に命の危機を乗り越えて、北青王国の王子であるシオンを“王妃”としていた。しかし、北青王国の女王イザベラの策略が、天人の命を狙う!愛する者を守りたい―自らの運命に立ち向かうシオンだが…ってな粗筋のシリーズ最終巻。粗筋見ずに読了、出来上がっている世界観の中に最後迄入れず読み辛かった。1巻から買ってから又読み直します… 読了日:2月11日 著者:剛しいら 幽霊狩り (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。人には無い力を持って生まれた盲目少年ダニエルは、その人に触れるだけで、過去や未来や死さえも見えてしまう。人々に忌み嫌われる彼の理解者は、兄のアーサーただ1人。心静かに暮らす願いとは裏腹に、青瞳は否応なく闇の世界を覗きこんでしまう…身近な人々に不吉な影を感じる度に与えられた不思議な力と宿命を恐れ哀しむダニエルのシリアスオカルト話。曽祢まさこさんのダークなシリーズは薄ら怖いのが多い。この話も、優しいダニエルが良かれと思ったやった事を否定されて傷ついたり居た堪れないものも多いが印象深かった 読了日:2月12日 著者:曽祢まさこ 公開処刑人 森のくまさん ―お嬢さん、お逃げなさい― (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 読了日:2月13日 著者:堀内公太郎 君と初めて恋をする (ソーニャ文庫)の感想 粗筋に惹かれて中古購入、水月青さん2冊目読了本。容姿端麗文武両道“完璧人間”と評判の伯爵令息クラウスが、一つだけひた隠しにしている秘密、それは今だ童貞である事。しかし泥酔した翌朝目覚めると、男爵令嬢アイルがなぜか裸で横たわっていた!「これは事後か?事後なのか?」動揺する彼にアイルは微笑む「下手でした」と。更に自分が練習相手になると言い出して…そんな恋を知らない純情貴族と訳あり小悪魔令嬢のすれ違いラブコメ。見栄っ張りで恰好つけ童貞と母から伝授された技を持つ処女との話、家庭の事情はあれど美味しく戴きました。 読了日:2月14日 著者:水月青 夏の残像 (クロスノベルス)の感想 粗筋に惹かれ中古購入。音楽事務所勤務の櫻澤は、企画で元同級生・伊崎と再会。学生時、憧れていた男前スポーツマンの伊崎に告白された櫻澤だったが、自分の臆病さから最低の対応で振ってしまっていた。気まずいままスポンサー側の伊崎と仕事を共にするが、巧妙に避けられ、櫻澤との過去が伊崎を深く傷つけていた事を知る。罪悪感がつのる一方、疎まれても伊崎に再び惹かれてしまう櫻澤だったが、せめて仕事だけでも伊崎に認められたいとイベント成功だけに集中しようと頑張る…そんなお話。義月さんのパターンではありますが、なかなか愉しめました 読了日:2月14日 著者:義月粧子 古祭―楠桂傑作集 (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読。『古祭』死を望む少女・山口沙霧と、助けを求める少女・山口沙霧…周りで起こる不思議な事件。古祭の夜、悲劇の城に纏わる伝説が甦る話。『月が消える時』転落死した矢野則子と双子の妹・彩子とその彼氏・徹の話。『殺人注意報』苛められて殺意を覚え、それに惹かれて“さつき”がやってくるそんなコメディ。先生…『あっぱれこま姫』こま姫暗殺に失敗し死んだ兄の敵討ちで城に乗り込んできた佐平とそれを手玉に取るこま姫のコメディ。『中谷くん、命がけ』早弓にOKを貰う為頑張る中谷話、が西森博之さんの寄稿エッセイ付で収録 読了日:2月15日 著者:楠桂 おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談<CD付特装版> (ビーズログ文庫)の感想 ノーマル版を買おうと思ったのに、手が伸びたのはこっちだった。シリーズ9巻新刊買い。王の専属騎士集めも7人決まって折り返しとなり、未来の女王に欠かせない“夫"を探すレティ。目を付けたのは“勇敢なる大艦隊"総司令官に就任したばかりのナパニア国第六王子・ソレス。彼に会う為騎士達とナパニア客船に乗り込んだレティだが、そこには奔放王子との“劇的な出逢い”が待っていた…人懐っこい型破りな王子様にあのレティが振り回される?そんな最強女王伝説第9弾!ソレスが王子を辞める部分過程だけが理解不足だったが、そこ以外は愉しめた 読了日:2月15日 著者:石田リンネ 死神伯爵と不機嫌な花嫁 (ガブリエラ文庫) 読了日:2月16日 著者:白石まと 星に願いをかけながら (キャラ文庫)の感想 杉原さん作家買い。「自分と同じ気持ちを相手が抱いてくれるなんて思えない」初恋相手の幼馴染・俊之に中学生時に失恋して以来、恋愛に臆病な設計士の慧。だが改装依頼で仕事先の古い喫茶店で出会ったのは、俊之の面影を写す大学生の海里──俊之の弟。見かけは似てるのに性格は正反対で無愛想。年下の海里はなぜか慧に懐いてくる。昔と変わらず無愛想なのに、言葉は熱情を孕む。昔小さな手を伸ばして慰めてくれた親友の小さな弟・海里からの攻勢…そんな二人のお話。三上とか所長とか気になるキャラが多かったが、慧の丁寧な心理描写を愉しめました 読了日:2月17日 著者:杉原理生 夢やしきへようこそ (2) (プリンセスコミックス)の感想 本箱発掘再読。住処を失い、流離いの旅をする心優しいお化け達が出会う人々とは?胸打つ感動話2巻。『夢まつり』成長した勇太に出会った三つ目、そこから思い出す赤ちゃんから少年時代の勇太過去話。『夢ごよみ』兄さんを助けた少女がたどった苦労した半生とその娘と息子のお話。『夢供養』勇太過去話に絡んだ身分違いの恋に出奔した姫と武士の出奔話。『夢道楽』お美津が昔助けた妖怪しばすべりが、数年後人間に化けてお美津を女房にするが、仕事が続かず組に入り、そこで一座と出会い立ち退きをしかけてくる話が収録。勇太の過去話とか好きだな。 読了日:2月18日 著者:さちみりほ おこぼれ姫と円卓の騎士 恋にまつわる四行詩 (ビーズログ文庫)の感想 おこぼれ姫と円卓の騎士の番外編。未来の女王レティーツィアの侍女候補・アイリーチェには年上の恋人がいるが、彼には一桁の年齢の少女しか愛せない特殊趣向があった。偶然の出逢いが一日に四度重なれば運命となる。アイリーチェと伯爵子息ウィラードの恋物語を綴った外伝!更にアストリッドがワルツに奮闘する『ポラリスと恋のワルツを』、ノーザルツ公と、恋の相手と4人の妻の話『恋をしている銀色の狼』、レティがデュークを騎士に見初める物語『もしもわたくしの恋だったら』等【恋】がテーマの短編集!レティのお悩み相談室等、興味深く読了。 読了日:2月19日 著者:石田リンネ S騎士: 大公姫といじわるな下僕 (ティアラ文庫)の感想 中古購入、初読作家。修道院暮らしのリュシーが大公遺児だと判明し180度変わった生活の中で、教育係兼護衛の逞しい騎士・青瞳がクールで魅惑的なヴァレリーに厳しく指導されながらも、数日後から自分に触れてくるのに戸惑う。10年前に出会ってからずっと彼が好きだったリュシーは強く拒めず、敬語責めで焦らされ、遂に重ねてしまった身体…そんな騎士と大公姫となったリュシーの恋話。S騎士って題名は不要かも、ヴァレリーは少し意地悪なだけの恋するお兄さんだった。都合良すぎな設定ではあるが普通に好き合っているので好もしくはあるかも。 読了日:2月19日 著者:真山きよは 脱いだら凄い嶋崎さん (プラチナ文庫)の感想 題名買い、中古。偶然出会った素晴らしい肉体美の嶋崎に一目惚れした製薬会社勤務の有紀は忘れられずにいたが、彼は同じ会社に勤める研究員だった。だが再会した嶋崎はボサ髪に無骨な眼鏡、悪趣味服装の冴えない姿。おまけに婚約者に捨てられEDになっていた。突飛言動をするものの純朴な彼の助けになりたくて、恋愛指南をする有紀だったが更に惹かれていく、でも有紀には過去の恋愛のせいでノンケとの恋がどうしてもうまく行くとは思えなくって……そんなお話。鬱陶しい部分も有ったが、嶋崎さんの言動やイラに笑った所も有って割と面白かった。 読了日:2月20日 著者:夏乃穂足 マギ 24 (少年サンデーコミックス)の感想 レンタル読了。滅びた世界「アルマトラン」物語完結。全ての異種族の為に王となり、父・ダビデとの決戦に臨んだソロモン。多くの犠牲の果て、ソロモンは「運命」と世界の「神」に触れる…ソロモン王の伝説、迷宮、ジンそしてアルマトラン滅亡の引き金となった「組織」アル・サーメン。明かされたマギ世界の謎がアラジンから伝わった時、世界会談に集結した金属器使い達の出す答えとは――?壮大スケールの魔導冒険譚24巻。アラジンが望んだ停戦協定に、煌帝国やシンドリアやレーム帝国はどう応えるのか、どう動くのかに興味津々、次巻に期待! 読了日:2月20日 著者:大高忍 赤き天に星は揺らめく 陽と月の制約 (角川ビーンズ文庫)の感想 粗筋買い。新シリーズ1巻。勝利の女神と崇拝され軍を率いるセルジアン王国王女アリシアは、突然“世界の終わり”を示唆する神託を言い渡される。事態回避には、敵国オルトで残忍冷酷と噂の王子レヴィンと、目的地迄行動を共にしなくてはならず、強引なレヴィンに最初は反発するアリシアだったが神託と共に受け取った腕輪から感じる世界の命運を思うと目的地迄、一緒に行動せざるを得ない…そんなお話。「秘薬の恋を月に誓う」シリーズしか読んでないからよく知らないが、この作家さんは正統派少女小説家のイメージ、この話もそんな感じかな~。 読了日:2月21日 著者:槇ありさ 鬼の戀 (ソーニャ文庫)の感想 作家買い中古、7冊目読了本。父を亡くし2年、母の故郷から突然迎えが来る。ずっと行方を探していたという血縁者に萌は会いたくて「何があっても母の故郷に帰ってはいけない」との父の遺言に背き、両親が育った黒頭村へ赴くが、その村は近隣から鬼の村と呼ばれる閉塞された村だった。そこで出会った当主・宗一から、出会い頭「帰れ」と言われた萌だが、宗一の苦しげな表情が気になって仕方ない、そんなお話。こんなバッドエンド、ゲームでありそう…て感じ。萌の感覚が常人と違う部分があった為、感情移入出来なかったが、丸木さん世界観は愉しめた 読了日:2月21日 著者:丸木文華 蝶宮殿の伽人 (ガッシュ文庫)の感想 文庫化により新規購入。ベノール王国の第一王子・ナイルスに大学時代出会い恋をした望。翻訳家となった今も、想いを引きずったまま交流は続いていたが、仕事があるとナイルスに請われベノール王国に呼ばれ、離宮に囚われている第四王子・ムスタファの無聊を慰める仕事をすることに!鬱屈に荒んだムスタファは手負いの獣のようで、淫らな行為をも強いる。初めはナイルスの役に立ちたい一心だったが、ムスタファの優しさを垣間見るうちほだされていく。想う男と戯れを許す男、二人の王子の間で心は惑う…そんなアラビアン恋話。『蝶宮殿の魔人』同録。 読了日:2月22日 著者:沙野風結子 彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女 (角川ビーンズ文庫)の感想 久々に再読、シリーズ16弾。外界と隔絶された異能一族・縹家の宮で目覚めた秀麗。大巫女・瑠花に会わねばならないが、彼女の居場所は分からず、異能「千里眼」を持つ珠翠を探す。一方王都では、史上最悪の蝗害に対し、重臣達が協議を重ねていた。しかし対処の全権を委任した国王の劉輝は、ただ見守るだけ。珠翠探しと並行し、蝗害の対処法も探る秀麗は劉輝の救いとなるべく探るが…そんなクライマックス直前の第16弾。会話文も登場人物も多くかなり読み辛いが、構想は良いと思う。劉輝がもどかしく、秋瑛は珍しく表紙イラの如く役立っていた。 読了日:2月23日 著者:雪乃紗衣 ハッスルで行こう (1) (花とゆめCOMICS)の感想 本花発掘再読。イタリア料理店‘トラットリア・ピッコロ’に未来のコックを目指してアルバイトにやってきた料理専門学校生の久保海里。その店・ピッコロには、同じ専門学校生の茅野彩やピッコロのマスターを父に持つ同級生・藤倉玲奈、更には卒業生の先輩達も店にいて大わらわのバイト三昧漫画序章。ほんわかほっこりふんわり系の和む絵に料理を頑張る姿勢も愉しいこの漫画。美味しんぼの様などっぷり食漫画ってわけではないが、なんとなく食の世界が広がる感じが愉しかったなぁ。 読了日:2月23日 著者:なかじ有紀 蜜に濡れる花嫁教育 ~男装令嬢は黒王太子に寵愛されて~ (プリエール文庫)の感想 TL多量買いの一つ。伯爵令嬢アリシアの初恋の人は、昔出会った王宮騎士と思しき青年で、再会を夢見てきたが王太子レオナルドの求婚で望みは絶たれる。最後にひと目でも会いたいと、幼馴染のつてで男装潜入した王宮で『彼』を探していると、レオナルドに見つかり、秘めた想いを暴かれるが「あなたの想い人を探させてやる」との意外な申し出が、『花嫁教育』を受ける交換条件と共に出される。有無言わせぬ雰囲気に圧倒され承諾するが、レオナルドの思惑が判らない…そんな恋話。革命派や幼馴染君の活用が弱く、突っ込み所は多いが、割と愉しめた。 読了日:2月23日 著者:立花実咲 さよなら (ショコラ文庫)の感想 題名&イラ買い。天木怜也にとって荻生田大成は恋人であると同時に、孤独な子供時代を支えてくれた家族以上の存在だが、近頃すれ違いが続いていた。久々に会えた日、二人の乗った車が事故に遭い、怪我をした天木はしばらく大成に面倒を見てもらう。だが連れていかれたのは見知らぬ家で、大成は甲斐甲斐しく世話をしてくれるもののどこか他人行儀だった。キスさえしようとせず、お揃いの指輪も失くしたと言う大成に、天木は違和感を覚える――そんなお話。初めの怜也の違和感で展開は予想がついたが、しっとりして割と良く纏まっていて楽しめました。 読了日:2月24日 著者:成瀬かの その恋、テレクラから。 (KC デザート) 読了日:2月25日 著者:真崎総子 おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)の感想 おこぼれ姫と円卓の騎士10巻新刊買い。未来の女王レティは騎士のデュークが仕掛けた悪戯にも気づけない程に多忙だった。手痛い助言を受け、レティはいよいよ己の頭脳となる『軍師』役を探す。候補は二人――神出鬼没で謎に包まれた“天才”ゼノンと、没落貴族で出世の見込みもない“凡人”メルディ。ひとまずレティは、メルディのある可能性に着目し視察に同行させるが、“天才”か“凡人”か…そんな最強女王伝説10弾!名誉騎士と政治的実務担当者と商人と腹心と軍関係実務担当者を得て、次は軍師のGET。ゼノンに後顧の憂いが残る終わり方。 読了日:2月25日 著者:石田リンネ プリンスは太めがお好き? (オパール文庫)の感想 題名が気になり中古購入。153cm、60kg+α。“ぽっちゃりキャラ”を演じ恋を諦めていた智美の残業の楽しみはイケメン営業・黒滝信也からの差し入れ。残業の金曜夜、二人きりでいると電気を消され、「君は今のままで十分魅力的だよ」なんて言われる。夢?でも柔らかな体に沈む指はどこまでも愛おしげ。甘言と愛撫に身も心も蕩ける凸凹恋話。デブってわけじゃないと思うよ、60kg代なら。でも彼はデブ専ぽいなぁとは思っていた、そして食いしん坊ってのは可愛い設定。確かに美味しそうに食べる人と一緒に食べると倍美味しいような気もする 読了日:2月26日 著者:山内詠 バグ2 (キャラ文庫)の感想 Amazon co.jp限定書下しショートストーリー付を目当てに購入。連続猟奇殺人事件は、食人蟲の仕業で、飛留間七生は、蟲を見つけ出せる唯一の捜査官と判明。そのパートナーは、蟲を退治する使命を受けた異能力者・水雲だが、捜査が進むにつれ七生に、敵である筈の蟲の叫びや痛みに同調してしまう異変が。更に「バグ」から送られてくる誘惑のメッセージ。心身ともに追い詰められる七生を水雲は支えるが、『日照研』の社員が二人犠牲になり…そんな第二弾。人に巣食う"蟲"が、遂に犬に…!それにしても次で終わらせるなんて勿体ないな~。 読了日:2月27日 著者:夜光花 青の祓魔師 14 (ジャンプコミックス)の感想 レンタル読了。雪男を隊長として出雲救出に向かった燐達だが、異形屍人との戦闘で、屍人がまだ人間の知性を残しているのに戸惑うが、その間にも出雲への九尾の移植施術が刻一刻と迫っていた。出雲を移植施術場へ連行する奴らへ燐は奇襲をかけるも、志摩廉造に妨害されてしまう…はたして出雲を救えるのか…そんな出雲編クライマックス!カバー下には15歳の不安そうな雪男描写、なかなか言えないホンネもちらほら。頑なに独りで戦う事を止め、皆を信じる事が出来て少し成長した出雲、これで一応ほっとできました。それにしても志摩廉造の目的は? 読了日:2月28日 著者:加藤和恵 読書メーター PR |
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