2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:40冊 読んだページ数:10921ページ ナイス数:145ナイス タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾 (新潮文庫)の感想 神永学さんの八雲話が良かったので別作品のこれも購入、中古。天命探偵シリーズ1巻。養護施設で育ち、元警視庁の敏腕刑事に拾われ探偵事務所に住み込みで働いていた真田省吾に、謎の美少女から奇妙な依頼が持ち込まれる。「私の夢の中で殺される人を助けて」彼女は死を予見する能力を持ち、それが現実になる可能性、これまで100%──この予知夢に法則はあるのか、運命は変えられるのか?そんなアクション・クライムミステリー!もっと大組織かと思ってた、そこ以外はテンポが良くてなかなか面白かった。どこかしら繋がっている感じもいいかも 読了日:4月1日 著者:神永学 騎士結婚物語 (ティアラ文庫)の感想 TL多量買い、中古。大国王族で騎士のヴィルヘルムから求婚された小領主の姫ティアナ。婚約したのになぜかよそよそしいからきっと愛のない結婚だと思っていたが、本当に結婚していいのか身分の差にティアナは戸惑う。彼は王族、私は辺境の貴族。結婚生活なんてきっと続かないと身を引くことを申し出るが、優しい抱擁の後返された言葉は「お前が初恋だった」。素っ気なかったのは、不器用な性格のせいだったなんて―そんな甘々話。永谷圓さくらさんのテンプレパターン、甘々だがなぜか神に誓った後もずっと離れるつもりだったティアナに違和感が… 読了日:4月2日 著者:永谷圓さくら 夜夜(やや)の月 (ラヴァーズ文庫)の感想 中古、水原さん11冊目読了本。家庭事情で美大中退した神原亮は、生活の為に求職しながらも、絵への未練を捨てきれず描いた絵を路上で売っていた。そこで業界でも有名な画商・澤と出会う。澤は亮が描きたいものを描き、画家として稼げるようになる迄生活費も含めて面倒を見てやると言い、その代償は、澤が望む時に身体を差し出す「愛人」になる事。画商として誰よりも優秀な目を持ちながら、絵をまったく愛さない澤に、過去の暗い影を見た亮は…そんな絵を愛せない画商と、絵しか愛せない画家のお話。有りがち設定だが後半澤を包む亮等案外愉しめた 読了日:4月3日 著者:水原とほる 永遠かもしれない (2) (小学館文庫)の感想 本箱より発掘再読。死んだと思っていた99代日巫子が神宝で蘇り、生玉だけ残し彼女の巫女守として幽の宮に戻ってしまった日嗣。彼が居ない日常を淋しく思う黄金原こすもだが、なんとか軌道修正しようとしていた。だが、みずきと映画に行った帰り道、偶然子供達のイジメを目撃し助けたはいいが違和感を感じ、イジメられてた子供の自宅へ向かう…そんな100代目日巫子・こすものお話。「あなたの国の人間を一日千人殺しましょう」神話ってよく考えるとこわいのが多いよね。童謡や童話もだけど。。病院の人達や梶原先生、不憫だな。日嗣戻るの巻 読了日:4月4日 著者:赤石路代 スナイパーズ・アイ―天命探偵 真田省吾2― (新潮文庫 か 58-2)の感想 天命探偵シリーズ2巻、中古。山縣の元上司からの鳥居なる人物の人探し依頼…彼の娘に触れてから再び見る様になった予知夢。銃器密売組織の男が護送中に殺され、凶器はSAT狙撃班が装備する最新型ライフル。白昼堂々の犯罪に潜むメッセージをさぐるうち、五年前の立て籠もり事件が浮上する。暗殺者の次なるターゲットが銃弾に倒れる前に、真の黒幕へと辿りつけるのか──施設育ちの青年探偵・真田と、予知夢を見る美少女・志乃、変装自在の女探偵・公香、元敏腕刑事のボス・山縣……そんなチームで送る第2弾!スピード感のある展開で愉しめた。 読了日:4月5日 著者:神永学 愛蜜の復讐: 伯爵とメイド (ティアラ文庫)の感想 中古。かつての令嬢と馬番が、メイドと伯爵となり再会したアンジェリンとガイ。買われる様に雇われたその夜から、愛人の様な扱いに屈辱に震えるアンジェリン。更に意地悪な言葉責めや、羞恥的な情事迄。他の使用人には優しいのに、なぜ私をここまで貶めるの?耐えきれず去ろうとした時、キスと共に告白されたのは、秘められた意外な想いだった、そんなお話。粗筋がまんま。ヒロインは小さい頃からガイが好きなので何されても耐える、健気と言えば健気なんだけどね。計ったような終盤の怒涛の真実告白がこの作家さんのテンプレ過ぎて、普通印象だわ 読了日:4月6日 著者:水島忍 スレイヴァーズ ヌード (幻冬舎ルチル文庫L) 文庫化3巻、既読、文庫化の為買い直し。使用人の冴木鷹成に会社を奪われ、「奴隷」として陵辱を受けている社長令息の倉橋柊一は、母親譲りの美貌を持つが生来蒲柳の質で、密かに冴木のたくましい体躯や優秀な頭脳に憧憬を抱いていた。初めは屈辱しか感じなかった奴隷生活だが、幾度となく危機を冴木に救われたことで心を開いていく。しかし冴木について疑問が増え、実は彼のことを何も知らないと気づいた柊一は…そんな3巻。冴木の好意は丸わかりなのに、鈍感なお坊ちゃま・柊一は気付けない、先回りして悪者を装ってしまう冴木等好きな部分多し。 読了日:4月7日 著者:華藤えれな 百鬼夜行抄 5 (ソノラマコミック文庫 い 65-9)の感想 本棚発掘再読。妖魔と共存する飯嶋ファミリーの、愉快でちょっぴり怖い日々を描いた傑作シリーズ。今巻は、飯嶋家の遠縁・寺岡家長男と次男が紅葉を観に行ったまま行方知れずになり、7年経て失踪宣告で葬儀前、彼を待っていた長男嫁話『雲間の月』、絵の中のうす紅色の着物女の霊が家を徘徊する『うす紅色の女』、呪われた桜の木のある家に引っ越した一家のお話『魔の咲く樹』、律の幼い頃狐宅に遊びにいった過去と狐の嫁入り話『狐の嫁入り』、酔った妖怪で一杯の飯嶋家話『笑う盃』、雨宿り先のお話『秋しぐれ』、岩崎兄弟話『返礼』の7編収録 読了日:4月7日 著者:今市子 彩雲国物語―白虹は天をめざす (角川ビーンズ文庫)の感想 シリーズ12弾目、再読。監察御史として自分なりに歩み始めた秀麗、一方国王・劉輝は、忠誠の証を返上して去った側近の藍楸瑛を取り戻す為、藍州へ赴く!案内役として後宮に入った藍家の十三姫を連れ、ひっそりと旅立った劉輝、その後をシゴトで追う秀麗。実家と王の狭間で迷える元将軍・楸瑛、王として悩む劉輝、そしてちょっぴり複雑な気持ちの秀麗、それぞれの旅です。表紙はかっこよいが、やっぱ楸瑛は楸瑛で…まぁ私はそこもいいのかも。王について考える劉輝、リオウの辛口コメも十三姫の活躍も愉しい。しかし人物多すぎで把握がめんどい。 読了日:4月8日 著者:雪乃紗衣 王子様とワルツを~くちづけは恋のはじまり~ (ジュリエット文庫)の感想 何の気なしに館山緑さんを作家買い、中古。軍研究所の伯父に言われ、王太孫選定(資料手伝い)に関わる事になったロジータは、舞踏会で壁の花だったのに踊ってくれた王太孫候補の一人・ヴィクトル王子に好感を抱く。しかしロジータを構うヴィクトルの姿が、ロジ-タの伯母に、愛妾にしようとしていると勘違いされ軟禁、迎えに来るが──そんなお話。ダラダラしてたが途中までは悪くなかったかな、折角の人物設定や、ロジータ拉致辺りからの駆け足が勿体ない。それに王太孫もわざわざヴィクにしなくても、ゲプハルト兄ちゃんで充分いいと思うよ。 読了日:4月9日 著者:館山緑 天狗の詰合せの感想 商業誌「天狗の嫁取り」「天狗の花帰り」の番外編、「天狗」シリーズです。「それは日記以前の問題であった。」 「初めてをもう一度」+無配ペーパー 「つやごと」(コピー誌) 「くだんのもめごと」(無配ペーパー+書き下ろし) の4本が収録。相変わらずのその後の二人のちょっとした日常描写とその後の床描写がメイン。やたら床描写が多いが幸せそうな2人が見れて嬉しいのもある。ほんと、余計なお世話ながらもややこはまだなのかしらね?とか確かに思うかも。他の天狗に伴侶がくる話しってのも見てみたいかな。 読了日:4月10日 著者:高尾理一 永遠かもしれない (3) (小学館文庫)の感想 本箱より発掘再読。97代日巫子が崩御し、彼女の最期の願いで100代目日巫子・こすもの元へ向かう巫女守・日照。99代日巫子の死を目の当たりにしたのを境に、こすも以外の他者に容赦しなくなってしまった日嗣。日嗣を待つ間、犬神の気配を感じ、犬神の巫女・天狼景正と対面。天狼との戦いの中で日嗣の中の“荒ぶる神”が刺激されていく。日嗣への日照の“鎮魂の結界”もいつまでもつかという状態で、警察庁長官からの依頼が…そんな3巻。昔は、子供を望む人々の願いを叶えていた“孕み石”に子供を殺すよう願う人達って嫌だよね、日照登場巻。 読了日:4月10日 著者:赤石路代 彩雲国物語―青嵐にゆれる月草 (角川ビーンズ文庫)の感想 シリーズ11弾目、漫画やアニメを見ていたりしたため原作はここから購入。初読み作家さん。新しい職場・御史台で働き始めた紅秀麗は、下っ端で雑用係もいいとこだけど修行中。新米監察御史として、天敵天才美青年・陸清雅と張り合いながら頑張る秀麗に大仕事が舞い込む。それは王・劉輝の妃候補として命を狙われている名門・藍家の十三姫の「身代わり」に後宮に入る事だった。劉輝のお妃問題、妹を後宮に入れる藍楸瑛の苦悩の行方、そして清雅のターゲットは?、転機の11弾。煮え切らなかったのを辞めた藍楸瑛もいいが、十三姫の性格も好き。 読了日:4月11日 著者:雪乃紗衣 7日だけの契約花嫁 ~蜜月は淫らに満ちて~ (プリエール文庫)の感想 初読作家さん、中古。残虐王に目をつけられ嫁ぐ筈のエルヴィラは、幼馴染のクリスに王城で攫われ、婚礼衣装で純潔を奪われる。優しかった彼の豹変を嘆くが、実は王の実子だと告げられ更に軟禁先では不穏な気配が…。親に咎めが行く前に逃げるべきだと判ってはいるがどこか辛そうなクリスの「一週間、自分の花嫁を演じてほしい」との申し出を受け入れる。人里離れた屋敷で過ごす束の間の甘い時。約束の1週間が来たら彼とは別れるべき、そう思いながらも惹かれていく心を止められない…そんな話。粗筋程切なくなくて残念。大筋は良いが床描写多すぎ。 読了日:4月12日 著者:片桐由摩 迷える羊と嘘つき狼 (角川ルビー文庫)の感想 作家買い、中古。美形・エリート・お金持ち。一見完璧な世宗の世界は、たった一人の初恋相手・理央を中心に回っている。真面目な金属加工技術者の彼を15年追い続けるうち、筋金入りのストーカーと化した世宗。理央と同じマンションの下の階に住み、彼の妹から使用済消耗品や写真を収集、仕事では会社取引先となり力を入れるが、本人の前では緊張して固まってしまう有様。だが接待中に隠しカメラを仕掛けたのを本人に見つかり泣きながら謝罪…でもそれが切っ掛けでなぜか付き合う事になり?そんなストーカー君話。文章も好きで今回設定も愉しめる。 読了日:4月13日 著者:成宮ゆり 永遠かもしれない (4) (小学館文庫)の感想 本箱より発掘再読。木花開耶姫を鎮めるために、咲美を殺せという咲子だが、それは心配する姉妹への心が同調した咲子に降りた伊豆雲見の“岩長姫”の仕業だった。こすも達は、伊豆と富士に別れ木花開耶姫を鎮めようとするが…そんな駆け足の最終巻。柊がこの巻でもっとがっつり来るかと思ったらこず、日照があっけなく死んじゃって吃驚した記憶があるが、今読んでも大急ぎで風呂敷をまとめた感が有り有で、キャラも個性があってよく、壮大な話だったのにかなりの勿体なさが残る。でも98代と日照や、天狼の番外偏話は良い話でした。日照は割と好き。 読了日:4月14日 著者:赤石路代 万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)の感想 Qシリーズ7弾。純金が無価値合金に変わってしまう“逆錬金術”の謎を追い、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に出現した謎、沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む「Qシリーズ」第7弾。冒頭からのいきなりの話は、転職したの?って吃驚させられたけど、その後は読み易く愉しめた。小笠原の活躍もなく純金話があっさり駆け足だったのは勿体無いけど…。 読了日:4月15日 著者:松岡圭祐 プリンス・ギャンブラー~王子様は策略がお好き~ (ジュリエット文庫)の感想 TL多量買いの一つ。一族に頼まれ埋蔵金の秘密を探る為、併合された小国の王子が棲む古城に乗り込んだアンネマリー。だが容易に心の内を見せぬまま、彼女に愛を囁いてくる元王子・カイに調子は狂いっ放し。賭で負けた代償に拘束され口づけられて戸惑いながらも甘い悦びに蕩けるが、城と財宝を賭けた大勝負に、彼が望むのは彼女自身と彼女の未来だった――そんな腹黒王子との遊戯話。もともと悪い組織?側の子で金目のものをぶんどりにって設定は新しいけど、メインのギャンブルがカードやらないので今一判らず残念。幽霊好きな設定は良いと思う。 読了日:4月16日 著者:館山緑 闇を飛び越えろ (キャラ文庫)の感想 作家買い、中古。洸さんとしては36冊目読了本。子供の頃のトラウマで人づきあいが苦手な佐倉祐希はその昔、瞬間移動のできる超能力少年と持て囃されたが、その後再現できず、嘘つき詐欺師と責められ、家庭が崩壊してしまっていた。そんな祐希のお気に入りは、制服姿が凛とした警備員の滝。祐希の勤める「超心理研究所」の玄関に立つ滝に、毎朝挨拶を交わすのが密かな楽しみ。だがある日、階段から落ちて偶然滝に触れた瞬間、突然知らない場所に飛ばされてしまう――そんなお話。久しぶりに洸さんを読んだけど設定等中々愉しめた。仕事先の皆もいい 読了日:4月17日 著者:洸 だまっていればの花愛ちゃん (りぼんマスコットコミックス (893))の感想 本箱発掘再読、長谷川潤さんで初めて読んだのがコレでした。花愛るう子とひな子は双子の姉妹。3年前までいた街に帰ってきた2人は、転校した中学校で幼馴染の常盤と再会する。「3年前のこと根に持ってる」とトキワに言われるるう子だが全く身に覚えがなくて、しかもパンチラ写真を撮られ学園に鮮烈デビュー、騒がしく日常を過ごすが…そんな双子ラブコメディ。転校前に常盤にしたひな子の仕打ちは凄いし、他にも流王院とかキャラがかなり個性的で面白い。絵も可愛い。ひな子の彼氏も決まる「ラブラブの嵐」も収録。優が結構悲惨かも。 読了日:4月17日 著者:長谷川潤 彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく (角川ビーンズ文庫)の感想 シリーズ13弾目、再読。藍州から王都に帰還した紅秀麗に届いた衝撃的な報は、師匠と慕う吏部侍郎・李絳攸が投獄されたという報せだった。罪状は、侍郎として尚書・紅黎深の職務怠慢を止められなかったというもの。御史台の天敵ライバル陸清雅が絳攸失脚に向け動いていた事を知り、絳攸の弁護を申し出た秀麗だが……絳攸の過去も絡まる13巻です。李絳攸が依存してた紅黎深との関係からの成長や親子愛、楊修と李絳攸の先輩後輩愛、紅秀麗と李絳攸の師弟愛、紅黎深と百合の夫婦愛も良かったし、百合の性格も好き。仕事が出来る清雅もいいなぁ。 読了日:4月18日 著者:雪乃紗衣 妄執の恋 (ソーニャ文庫)の感想 シリーズ&作家買い中古、3冊目読了本。侯爵家嫡男で騎士団所属のエリアスには、三年前までの記憶がない。だが任務で赴いた田舎町で、とある娘を目にした途端、なぜか涙が流れ出し彼女が気にかかる。俺は彼女を知っている?過去を知りたいエリアスは、ラナと名乗るその娘に話を聞こうとするが、彼女は強張った顔でエリアスを拒絶。更にエリアスは、自分が血まみれで苦しむ夢と、彼女と幸せな一夜を過ごす夢を見る。三年前、いったい何が――そんな騎士団員のお話。「君と初めて恋をする」のスピン。珍しい男視点作品。クラウスの登場は嬉しい。 読了日:4月18日 著者:水月青 灼熱のカウントダウン (キャラ文庫) 読了日:4月19日 著者:洸 有閑倶楽部 9 (集英社文庫―コミック版)の感想 本箱発掘再読。お盆、暇を持て余した悠理達は北海道の温泉旅館へ。しかし悲しい哉、悠理のアンテナが少女霊をキャッチ、どうやらその霊は温泉旅館の娘らしい…そんな『温泉へ行こう』と、剣菱夫人が呼んだロシアバレエ団プリマの美少女プリスカの姉はあの鋼鉄のモルダビアだった。ロシア首相暗殺の危機にプリスカの誘拐が重なり…そんな『モルダビア怒りの鉄拳』、悠理に瓜二つの少年がやった恐喝に巻き込まれ誘拐される話『紳士は美少年がお好き』、魅録の父・松竹梅時宗が妻・千秋に誕生日プレゼントを届ける多難話『君に愛の花束を』が収録。 読了日:4月20日 著者:一条ゆかり 東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)の感想 古本屋さんに有ったので衝動買い、シリーズ2弾目、中古。幸せ一杯の結婚式場に突然死体が降る、空には巨大翼と人間の顔をもつ異形の影が。奇怪事件に大喜びで着手したのは、超美人にして性悪、乱暴、至上最強の公僕・薬師寺涼子警視。国家機密も周囲の迷惑も一切無視、疑惑の渦中へズカズカ土足で踏み込んでいくスーパー自己中お涼サマが悪を撃つ!そんな『摩天楼』に続く超美人キャリア警察官僚の破壊的大活躍シリーズ第2弾!読んだ話だった、漫画で見たのか文庫か覚えがないので本箱に入ってたら二重買い…残念。でも怪物退治等愉しめるお話。 読了日:4月21日 著者:田中芳樹 恋する媚薬~春の王子が愛した乙女~ (ジュリエット文庫)の感想 初読み作家さん、中古。両親を亡くし身分を失った元伯爵令嬢エリーゼは、叔父に半ば脅迫され亡父より年上の男に無理やり結婚させられそうだったが、ある日どこかいつもと様子が違う美青年友人アルにそれを告げると、強引に奪われてしまう。密かに慕っていたので夢としてこれを持って嫁ごうとするエリーゼに彼は、アルトゥールという本名と王子という身分を明かし求婚、婚約者として王宮に招かれる。だが優しく愛されてもあの時普通の状態でなかった彼の同情や責任感の気がして戸惑いが消えない、そんな二人のお話。割と心理描写が丁寧で読み易かった 読了日:4月21日 著者:麻生ミカリ ターゲット (二見書房 シャレード文庫)の感想 作家買い、中古。いおかさん32冊目読了本。元SPで現在はのんびり何でも屋を営む廉慈の元に、かつて護衛していた議員の息子・嘉納が訪れる。SP時代の廉慈に憧れる嘉納から、再会を機にストーカーじみた執着をぶつけられ困惑する廉慈だが、元同僚に頼られふらふら出歩くのを注意する羽目に。更には年下男の甘えが混じった懇願に絆され、つい体の関係まで持ってしまい、その上何者かに命を狙われる嘉納を何でも屋として守る事になってしまい…そんな一途すぎる年下エリートワンコ×元SPの美貌の何でも屋。粗筋は好みでしたが、何かが足りない。 読了日:4月21日 著者:いおかいつき 異国館ダンディ 第1巻 (花とゆめCOMICS)の感想 本箱発掘再読。加藤知子さんで一番好きなシリーズ(ていうかこれしか知らない)大富豪・秋場不比等の御屋敷に、義妹(彼の父の隠し子)を騙り、島木蔦子15歳は単身乗りこむ。両親は秋場家に騙され財産を失い失意のうち亡くなっていた蔦子は、持ち前のパワフルさで不比等の命を狙うが、何やら屋敷には不穏な気配がどこそこに散らばっていた。代替わりを知らなかった蔦子は悩むも責任者として秋場不比等に責めを負わせる事に決め、虎視眈々と機会を狙うが…そんな男女が兄妹という設定から信頼の絆を深めていく序章巻。コメディ部分も好きです。 読了日:4月22日 著者:加藤知子 万能鑑定士Qの事件簿VIII (角川文庫)の感想 Qシリーズ8弾。波照間島から凛田莉子に届いた手紙には「水不足問題は解消。寄付はもう必要ない」とあったが、募金は集まっていなかった筈で不安が募る。帰郷した莉子が見たのは、12億円で夢の発明を買えると信じ、無邪気に喜ぶ人々。危機感から、同級生の葵、結愛と共に、発明者のいる台湾へ向かうが、誰も彼の姿を見た事が無いと言う…莉子が故郷を救う為台湾を駆ける、そんなシリーズ8弾。やっぱり謎を解き明かす迄、ひっぱり回された行程では犯人が何がしたいのか皆目見当もつかなかった。最後のアンパンマンは笑った、姉ちゃんひでぇ。。 読了日:4月22日 著者:松岡圭祐 鍵のあいた鳥籠 (ソーニャ文庫)の感想 TL多量買いの一つ、中古。男爵令嬢ミレイアには、幼い頃から兄の様に慕う九歳年上の侯爵家嫡男エイドリックがいた。だが二年前、彼に無体を受けてからというもの、男性に対し恐怖心を抱く様になり、人を避け屋敷に閉じこもる日々も、留学していた彼が領地に戻ってきて終わる。何事もなかったかの如くふるまう彼に困惑するが、家族の手前いつもどおりに返すが、二人きりになった途端に彼は「兄」の仮面を脱ぎ捨ててくる――そんな二人のお話。まぁありがちな設定で、依存させて育てる用意周到さは良いが、それより王太子と王女CPのが気になった。 読了日:4月23日 著者:富樫聖夜 優しく、して (エクリプスロマンス)の感想 作家買い、中古。総合病院勤務の歯科医・久深は冷たい印象で周囲の人間を寄せつけない。腕利きの外科医・楠が一目惚れしたと付きまとうが、久深は昔恋の痛手からガードが一層固くなるばかり。負けずにトライし続ける楠に根負けし「身体だけのつき合いなら」とOK、そして1年経つが…素直になれないクールビューティーと人気外科医の恋話。その後話「もっと、ゆっくり」と更にその後の書き下ろし「全部、たべて」が同録。年上なのにどっか可愛いく接してくる攻め楠等キャラが立ってて良い部分もあるが、折角の設定が今一活かされてない様な。 読了日:4月24日 著者:水壬楓子 有閑倶楽部 7 (集英社文庫―コミック版)の感想 本箱発掘再読。療養所の10歳の美少女・真澄に慕われ、紫の上計画に思いをはせ単純に喜ぶ美童だったが、手術を怖がる真澄はすぐに美童に釣り合う様な大人になりたくて、美童に会うごとに成長していく…そんな『愛してごめんなさい』、雪山で遭難した可憐は、寒さをしのぐ為祠で仏像を燃やしてしまう…怨霊に取り憑かれる可憐の話『丑三つ時の女』、万作ランドのプレオープン会場で、強盗誘拐事件が発生する。復讐に燃えるやかん禿、あの茅台が再登場の『茅台 炎の復讐』が収録。色々パターンとなってきてるモノの、テンポが良いので愉しめます。 読了日:4月24日 著者:一条ゆかり 光炎のウィザード はじまりは威風堂々 (角川ビーンズ文庫)の感想 「デ・コスタ家の優雅な獣」が良かったので、喜多みどりさん他作品も購入、中古。学園の基礎課程を修了したばかりのがさつ見習い魔術師リティーヤは、幼い頃生き別れになった家族と、命の恩人・虹色ドロップさんを捜しているが、専門課程に進む日に、担当教官の無口・無表情・超甘党青年ヤムセと出会う。何でも願い事を叶えられる『グリーンワードの魔導書』を巡り、落ちこぼれ見習い魔術師リティーヤと、担当教官の冷酷天然魔術師ヤムセが、敵方のユローナに立ち向かう愛と冒険のファンタジー。前半部分かなり読み辛かったが序章なので次巻に期待。 読了日:4月25日 著者:喜多みどり 傲慢王とシンデレラ姫~愛の運命に結ばれて~ (ロイヤルキス文庫)の感想 中古。父王崩御以降地位を追われ、王位についた親族に虐げられた毎日を過ごしていた元王女・レイラは、不思議な旅人に助けられた半年後の王国破滅時、母を王に人質にとられ敵王要求である現王女の身代わりとなり、愛妾となる。敵王はあの日焦がれた旅人だが、悪魔だと評判のウィルフレッド。彼に真実を告げられず身体を暴かれ続けるレイラは、心を奪われてはならないと戒めるも惹かれていく。夜の時間だけ過ごす事が辛いが諦めていた矢先、彼が突然昼間に訪れ仔馬を観に行こうと誘われる―そんな話。怒涛告白パターンではなかったので普通に読めた。 読了日:4月26日 著者:水島忍 他人じゃないけれど (キャラ文庫)の感想 作家買い、中古。画家だった父を7歳で亡くし、父の後輩・渡会久代に引き取られた一ノ瀬篤史は、父に似て優しく穏やかな久代に密かに恋していたが、もう一人同居してる久代の一人息子の忍は、自分は彼女をとっかえひっかえしては長続きしない軽さのくせに、気まぐれで意地悪くからかう事もしばしば。やっぱり渡会の本当の子供じゃない自分が一緒に暮らすのは、嫌なのか──不安に思っていた矢先、篤史は、久代への想いを忍に気づかれてしまう…そんなお話。ちゃんとして見える忍の篤史に対するぐだぐだ感が良かった。こういう普通っぽいお話好きかも 読了日:4月26日 著者:樋口美沙緒 20面相におねがい!! 1 (ニュータイプ100%コレクション)の感想 本箱発掘再読。時代遅れの扮装で華麗にターゲットを盗む20面相の正体は、CLAMP学園小学校三年生の伊集院玲。二人の美人母を持ち父さんはいませんが、父の稼業を継ぎ20面相もやっている状況。狙うものは専ら二人の母が強請るもの。なぜか警察組織を顎で使い、20面相逮捕に燃える高校一年のお隣のお兄さん・小林龍佑や、恋を語る失恋したてのおしゃまな幼稚園児・大川詠心や、CLAMP学園の保健医で玲の叔父さんでもある明智茂貴先生など、個性的なキャラも多く(むりやり設定、不思議要素も含め)愉しめる。詠心のお姉ちゃんも割と好き 読了日:4月27日 著者:CLAMP 幽閉王子の恋ぬけ道 (ルルル文庫) 斉藤百伽さん5冊目読了本、中古。10歳時「20歳になる迄に厄災を招く」と予言され、以来幽閉されている第二王子アキはじき18歳。あと2年が待てなくて苛々。看守から「移動の神具」を奪い、お忍びで街へ出かけて出会ったのは、清らかで天使の美貌ながら、口八丁でエセ祈祷をしている偽巫女フィリア。世間知らずで純朴な王子は、嘘が得意で機転が利く巫女が気になり、「移動の神具」を使う度にフィリアの傍に出現する羽目に…王子の予言と巫女の探し人や魔法神具が絡まる話。フィリアの恋心を利用したカイランにもう少し天誅を。そして要加糖。 読了日:4月27日 著者:斉藤百伽 「もう一度、奪って」: 千夜の愛を王子は貪る (ティアラ文庫)の感想 TL多量買いの一つ、中古。虜囚となったセラフィーナ姫の眼前にいる敵国の王は、かつて自分に仕えながらも純潔を捧げた奴隷の使用人。以前と別人のような冷たさだけど、変わらないのは銀髪、精悍な顔、熱い眼差し。強引に奪われ高まる葛藤。切ない交わりを重ね、ふと垣間見せる優しさに彼の本心。ずっと私だけを想い続けてくれたの?信じたいのに、彼は侵略してきた王。侵略の正当性の為に王女の自分を娶る策略を感じて凍る心…そんなお話。エセルバードがセラフィーナの事を好きなのは丸わかりなので安心してたけど、不自然なアミーが息子とは吃驚 読了日:4月28日 著者:姫野百合 好きだなんて聞いてない (ビーボーイノベルズ)の感想 粗筋見て中古購入、鳩村さん14冊目読了本。俺様だけど頼れる上司として慕われてる利臣は、弟の友人で後輩美形幼馴染み・夏貴から突然、男に片想い中だと告白される。激しくショックを受けた利臣は、自信の無さげな夏貴に勢いで自分の身体を使って練習しろと言ってしまう。夏貴に乱され徐々に変化する身体と心、夜の彼は意地悪で、でも誰かの代わりでしかない事に利臣は段々切なくなっていく…そんな不器用大人の駆け引きと烈愛話。激白とはいえ何とも思っていない相手にいきなり自分を使え!と言うかしらという違和感はあるが、そこ以外は愉しめた 読了日:4月29日 著者:鳩村衣杏 20面相におねがい (2)の感想 本箱発掘再読。伊集院玲は、二人の美人母が強請るものを20面相として華麗に盗むCLAMP学園小学校4年生、そんな彼らの日常話。20面相逮捕に燃える高校一年のお隣のお兄さん・小林龍佑がなぜ警察組織を顎で使うのか、玲のお母さんはなぜ二人なのか、玲のお父さんはなぜ一緒に暮らさないのか、謎が謎のまま終わってしまったのは残念。毎週のデートを経て朴念仁な玲も幼稚園児・大川詠心との恋を育むのが可愛らしかったな~。恋して行動する女の子も、ほんわか優しい男の子もいいよねぇ。新婚生活も微笑ましい、謎は有れど可愛いお話でした。 読了日:4月30日 著者:CLAMP 読書メーター PR |
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