2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:40冊 読んだページ数:12674ページ ナイス数:118ナイス 戦力外捜査官 姫デカ・海月千波 (河出文庫)の感想 ドラマ化決定前に買ってたのに積んでた本、初読作家さん。警視庁捜査一課に着任したドジッ娘眼鏡美少女風の警部・海月千波は、周囲の期待を裏切る捜査能力の低さで、配属から2日で戦力外通告を受ける。お守役の設楽恭介刑事と独自に連続放火事件を追ううち、女子大学院生殺人、消えた大量の毒ガス兵器さらに7年前の幼女殺害事件に辿り着くが…。凸凹コンビは犯人の壮大な復讐計画を阻止できるのか…そんな推理だけは超一流の美少女警部とお守役の設楽刑事の凸凹コンビ事件話。割と愉しめたけど、西青梅少女殺害事件は未解決なんだよね、続刊に期待 読了日:5月1日 著者:似鳥鶏 国王陛下のお気に召すまま (ジュリエット文庫)の感想 御堂志生さん3冊目読了本、中古。困窮した家の為、身分を偽り国王の花嫁選びの夜会に入り込んだセシリアは、国王側近のジェレマイアに怪しまれ、ソフト口調の質問に返答すれば益々疑われる。検査に陥落し本名を明かしたセシリアだが、もう国王に目通りも出来ないと諦めていたのになぜか、国王と踊ることも出来、更には王宮に留まる事に。だけどジェレマイアに惹かれる心を止められず選ばれた国王の花嫁候補辞退を申し出ようとして、誤解され責められてしまう。依然、国王の花嫁候補とされ続けている状況に不安が募るお話。王道で甘々なお話でした。 読了日:5月2日 著者:御堂志生 世界一初恋~横澤隆史の場合5~ (ルビー文庫)の感想 惰性は有るモノの割と好きなCPシリーズの5巻。あるきっかけから少年誌「ジャプン」の編集長・桐嶋禅と恋人関係になった丸川書店営業部の「暴れ熊」横澤隆史だが、付き合いが深まるほど、なぜか桐嶋との将来に不安を感じてしまう日々。そんな時、桐嶋の娘・日和の同級生の叔父である五百川に、日和が成長しても堂々と桐嶋と一緒にいられるのかと問われ…?そんな出版社丸川書店を舞台に繰り広げる編集者が青ざめる程ちょこっとリアルな出版業界恋話5巻。結婚式予行演習?描き下ろし漫画付き。横澤のほのぼのしいぐるぐる感を愉しみました。 読了日:5月2日 著者:藤崎都 ALIEN秘宝伝 (朝日コミック文庫)の感想 表紙イラに惹かれ購入、菊地秀行さんのコミカライズ版、原作未読。シリーズ第1弾『エイリアン秘宝街』真実の姿を隠し高校生として学校に通う世界有数のトレジャー・ハンター八頭大17歳が、伝説のハンター・太宰先蔵の遺した謎の石を巡り、彼の孫・太宰ユキと繰り広げる大冒険活劇!その他菊地さん書き下ろし小説短編と、萩原玲二さんの単行本未収録作品『プレイプレイプレイ!』も同録。エイリアンか~、菊地秀行さんだからね、何が出てきても驚きませんよ。でも愉しめた、原作も読んでみたいな。序章だから次の天人の行動や二人の展開も愉しみ。 読了日:5月3日 著者:萩原玲二,菊地秀行 ファントム・ペイン: 天命探偵 真田省吾3 (新潮文庫)の感想 天命探偵シリーズ3巻、中古。塀の中から仲間に指示していたらしき麻薬組織のボス麻薬王“亡霊”の脱獄、それは凄惨な復讐劇の幕開けだった。予知夢を見る美少女・志乃が予言する山縣と公香の死。追いつめられる探偵チームに、鳥居が助っ人参戦。そして、明かされる山縣と公香の過去。狂気の王が生み出す怨嗟の螺旋は、警察をも巻き込み、関わった者を奈落の底へと突き落とそうとする──真田は運命を変えられるのか。そんなシリーズ3弾!粗筋見た時は真田も死ぬ運命?と思ったが違ってて、彼の活躍や志乃の機転も有り、打開が出来て良かった。 読了日:5月4日 著者:神永学 影の花嫁 (ソーニャ文庫)の感想 作家買い、山野辺りりさん3冊目読了本、中古。母と慎ましく生きてきた八重は、母の葬儀時に突然見知らぬ男達に攫われてしまう。異能の力で政財界を牛耳る九鬼家当主・龍月から「お前は、俺の子を孕むための器だ」と、軟禁された部屋で無理やり毎晩凌辱されるが、冷酷言動の裏にある龍月の孤独に気づき気になっていく。本当の彼を知るたびに、いつしか八重の心は囚われていき恋になる――だが彼との温度差に悩み始めた八重に、逃がしてやると唆す声がかかり…そんなお話。それまで普通に読み進めてたら、秋彦の狂気にすべて持って行かれた感じでした 読了日:5月5日 著者:山野辺りり 恋して、炎上 (角川ルビー文庫) 読了日:5月6日 著者:成宮ゆり 有閑倶楽部 10 (集英社文庫―コミック版)の感想 本箱発掘再読。玉の輿を目標に日々邁進の可憐、夏の伊豆旅行で訪れた花の舞ホテルを舞台に有閑倶楽部の絆が試される時!…そんな『時をかける恋』、剣菱の接待旅行に付き添って訪れた冬の東北、訪ねた地主・桜川家では、家宝の雛人形が飾られていた。本妻と妾とその子供たちが暮す守銭奴たちの集う家、その敷地で悠理と魅録はミイラを発見してしまうが、それを見世物にする桜川。その夜、桜川の妹が何者かに絞殺される…そんな『雛人形は眠れない』、可憐の今度の恋は大学生、でもライバルがいて火花をちらす…そんな『玉の輿料理天国』等が収録。 読了日:5月6日 著者:一条ゆかり 巴里・妖都変 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)の感想 シリーズ3弾目、中古。世界一危険な公務員・薬師寺涼子警視が、善良なる部下、泉田準一郎警部補を強引に引き連れてパリ出張。だが空港に着いた途端不審極まる殺人(毛深い小さい怪物が耳から脳ミソを吸い取る方法)を目撃した涼子は、国境も平和外交もスッ飛ばし、「これは戦争よ(セ・ラ・ゲール)!」と越権捜査に猛進。大統領の愛人・藤城奈澄が怪しいとふむが…そんな見えざる敵の襲撃を受けたお涼サマの宣言が、花の都を揺るがせる巴里話。いつもの嫌味応酬パターンなど停滞部分もあるが、岸本のオタク話や涼子の本音や、怪獣話等愉しめた。 読了日:5月7日 著者:田中芳樹 脳科学♥恋愛革命 (ティアラ文庫)の感想 初読作家さん、中古。「人間の感情なんて科学ですべて操れる」と信じる理系の小梅は、恋愛に興味ないのに、財閥御曹司で学園の王子様・留貴亜に目をつけられる。強引で今迄も彼女候補を連れ込みHなテクで自分から欲しがるように仕向けていて、恋愛を信じていなかった彼。だが部屋に連れこまれ、キスや愛撫に翻弄されつつも、小梅は土壇場で踏みとどまる…そして気付く。彼の我儘な態度から感じるのは孤独感、科学だけで埋められない心の隙間がある…力になってあげたい、と。これはもしかして恋?ってな話。つっこみ所満載だが、あっさりと読める。 読了日:5月8日 著者:南咲麒麟 翻訳家は愛を知る (ガッシュ文庫)の感想 作家買い、中古。洸さんとしては38冊目読了本。週刊誌の編集である永倉は、顔もよく処世術にも長け、プライベートも相手に困った事のない華々しい日々を送っていた。だが突然下りた辞令で一変――それは児童書の『翻訳編集部』への異動。初仕事は、人嫌いで気難しい変わり者だが翻訳した本は必ず売れる実力者・庄野への仕事依頼だった。気に入った本しか訳さないという彼に依頼するため、庄野の元に通う事なるがけんもほろろの態度で…そんな百戦錬磨のイケメン編集者×繊細で気難しい翻訳家のお話です。特に山場も無かったが普通に愉しめました。 読了日:5月8日 著者:洸 みゆき (1) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読。海辺でバイトする若松真人の最近気になる女の子・クラスメイトの鹿島みゆき、でも言い逃れできないちょんぼですれ違う。彼女が帰ってしまったバイト先だがバイトを続ける真人の前に健康的な可愛い女の子が現れデートの約束をするが、じつはその女の子は、久しぶりに出会う1歳年下の帰国子女・妹のみゆきだった。以来二人のみゆきに翻弄され…兄妹、同級生という関係だからややこしくあちら立てればこちらが立たずで間に入った純な真人の心が揺れ動く、そんな序章刊。あだち充さんのゆるーい学園モノ、でも割と嫌いじゃないんです 読了日:5月9日 著者:あだち充 セクメト (中公文庫)の感想 初読み作家さん、中古。警視庁捜査一課刑事・和賀千蔭が追う連続「殺人鬼」殺人事件。今迄優しく温和だった人が殺人を犯しそして何者かに殺される…遺体は体の一部を抉られ、更に現場には一人の女子高生が現れ、謎の言葉「わたしはセクメト」を残す…その正体とは?事件の裏に潜む「知ってはいけない巨大な闇」とは?驚愕ハイブリッド警察小説シリーズ始動!随分大がかりな組織に対抗しようとしているんだなぁ~とこれは国家絡みだから解決は難しいんじゃない?って思った後半だがやや肩透かし幕引きが残念、でも文章は読み易かったし案外面白かった 読了日:5月10日 著者:太田忠司 マフィアに捧げるラブソング (ティアラ文庫)の感想 中古、初読作家さん。修道女からナイトクラブの歌姫に転身したヴィヴィアンの恋人は、シカゴ街で恐れられるマフィアのボス・マーティーン。命を賭けて愛し合った最高の恋。そんな彼女が迎えた人生の岐路はレコードデビューのオファー。でも条件は恋人と別れる事。選ぶのは歌手としての成功?それとも……考えた末に彼女の出した答え、そしてその時マーティーンは…そんなお話。まぁ実際マフィア内部ではこんなうまく行かないとは思うし、ちぐはぐ感も多いけど甘いのでそういう感じで私は愉しめました。しかし腹筋かぁ~、私もやろうかしら。。 読了日:5月11日 著者:わかつきひかる 町工場にヒツジがいっぴき (二見書房 シャレード文庫) 読了日:5月12日 著者:今城けい 世界でいちばん優しい音楽(1) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。籍をいれていない夫に先立たれた母子の奮闘記録。未婚シングルマザー菫子と娘・のぞみの日々話序章刊です。なにげに感動できる部分も有り、ほろっと優しいお話が多いです。ただ第一章「幸せについて」とその後のお話(~最終巻)の繋がりが不十分なのが残念だけど、子供ならではの思い、生活のかかった大人の思いも詰まっている結構好きな作品です。「幸せについて」「船のような家」「守ってあげたい」「翼をください」「子守歌をうたって」「グッドラックアベニュー」「夜明けの街」が収録。子供をぎゅーってするのは幸せですよね★ 読了日:5月13日 著者:小沢真理 臨床犯罪学者・火村英生の推理 アリバイの研究 (角川ビーンズ文庫)の感想 シリーズ短編第3弾。大阪のホテルで起きた女性殺害事件。容疑者主張のアリバイの証拠は、推理作家・有栖川有栖と撮った写真とサイン色紙。証人となってしまったアリスは、大阪府警の要請により、盟友で切れ者の犯罪学者・火村英生と、容疑者のアリバイ検証に挑む!そんな「三つの日付」他、女子大生と火村&アリスのやりとり「わらう月」等の厳選作品集!短編って私の脳みそが人物や行動を把握する前に終わりになっちゃうので、結局よく判らないうちに真相が判明する、本人の言動や客観的第三者の証言等からアリバイ崩すのって面倒で大変だよね。 読了日:5月14日 著者:有栖川有栖 お仕事は貴方の花嫁 (シフォン文庫) 読了日:5月15日 著者:水島忍 しなやかに愛を誓え (幻冬舎ルチル文庫)の感想 作家買い、今城けいさん13冊目読了本、中古。女の元を泊まり歩いていた小塚利翔がその紐のチンピラに街中で絡まれたのを助けた男・佐光は、元警察庁のエリートキャリア。怪我の手当てだと強引に家に連れ込まれた利翔は、懐かない猫のようにふるまってしまうが、荒んだ暮らしの中で会ったこともない不思議な魅力を持つ佐光に、いつしか距離を縮めていく。更に利翔は佐光の指示も有り薄らぼんやりながら自分の道を模索していくが、その過程で昔の女に出会い…そんなお話。最初はどんな方向に行くのかわからなかったが、中盤辺りから愉しく読めた。 読了日:5月16日 著者:今城けい 世界でいちばん優しい音楽(2) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。シングルマザーで頑張るスウこと菫子とその娘・のんのんことのぞみ4歳との2人生活は決して楽じゃないけど、しゃきしゃきした志津さんや同僚のモーリに見守られ、愛に満ちた日々を送る。そんな母娘の元に、絶縁していた御祖父ちゃんが訪れた。スウとのんのんの幸せが、又大きく広がる予感。こんなに自分を必要とし、愛してくれる存在があるというのはそれだけで幸せ――彼女達2人をとりまく人達の優しさがつまったそんな第2巻。モーリと西園寺がくっついたり、おじいちゃんとのんのんが逢って仲良くなれたり小さな幸せが微笑ましい 読了日:5月16日 著者:小沢真理 フラッシュ・ポイント: 天命探偵 真田省吾4 (新潮文庫)の感想 天命探偵シリーズ4巻、中古。予知夢を見る志乃が感知した人の死。射殺される山縣の友人・三井の未来を変える為真田は奔走するが、運命の改変が招く悲劇―助けた筈の三井が人を殺す未来、更に志乃が凶弾に倒れ意識不明に。運命に抗う意味はあるのか、響き渡る真田の慟哭。だが、そんな探偵チームを嘲笑うかのように、首都東京を標的にしたテロが実行に移される…そんなノンストップ・クライム・ミステリー。「天命探偵」シーズン1のクライマックス巻。スピードのある展開に目が離せない。しかし終盤になっても復活しないなんて…次巻に期待。 読了日:5月17日 著者:神永学 純情天使に俺様悪魔 (ティアラ文庫)の感想 永谷圓さくらさんの甘々作風に惹かれ中古購入。天界と魔界の密約で大悪魔の城に送り込まれた天使マチルダ・ミゲラの任務は、上級悪魔と「契りの儀」をする事。その内容に戦ばかりしかしてこなかった超ウブな優等生マチルダは顔真っ赤!Hの存在を初めて知り書物で猛勉強するが、偏った知識で「強姦、お願いします!」等とのたまう始末。だけどその悪魔・ルーフェルは百戦錬磨の包容力で優しく抱擁してきて……そんな極甘ラブコメ!使い過ぎな文句等気になった部分も有りましたが、案外愉しめました。甘ったるいのが読みたい時とかには、いいかも。 読了日:5月18日 著者:永谷圓さくら 映画館で逢いましょう (シャレード文庫) 読了日:5月19日 著者:鳩村衣杏 世界でいちばん優しい音楽(3) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。シングルマザーで頑張るスウこと菫子とその娘・のんのんことのぞみ4歳との生活は決して楽じゃないけど、志津さんやモーリ達に見守られ、愛に満ちた日々を送る。のんのんの祖父の部下である豊上と過ごす時間は、胸が弾むひとときだけど天国の皓との思い出は、まるで昨日の事の様に色鮮やかにスウの心を染めている。なのに豊上に、うきうきして会いに行った自分が恥ずかしかった――スウとのんのん、そして周囲の人達の愛のメモリー第3巻。結婚にむけたモーリ、豊上からスウへの告白&豊上の転勤、のんのん初家出や初嘘などほんわり。 読了日:5月19日 著者:小沢真理 クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)の感想 シリーズ4弾目、中古。横浜から香港へ向かう豪華客船クレオパトラ八世号に乗り込んだ薬師寺涼子警視。一見優雅な要人警護任務だが、対象者が複数組織に命を狙われる政治犯と言われるいわくつきの人物・ホセモリタでは、災厄女王が無事に航海を終える筈がない。更には彼らの警護として室町警視と岸本警部補も乗船していた…絶世美貌と無謀を振りかざし「ドラよけお涼」が紺碧海を破壊と殺戮の紅に染める…そんなお話。今回の怪物・生きた水銀は、ほぼ最初から弱点が(涼子には)判っていたので手に汗握る展開でないが、泉田のお守りぶりを愉しむ巻 読了日:5月20日 著者:田中芳樹 王の寵愛と偽りの花嫁 (ロイヤルキス文庫)の感想 火崎勇さんTLを作家買い、中古。遠い国の老人王との政略結婚に反発する様に、城を飛び出したローウェル王女メルア。身分を隠し街へ向かうが、仕事の情報を聞き赴いた先に居たのは、ローウェルと権力争いの最中にあるエステアの国王エルロンドだった。豪華絢爛なエステア宮殿に迎えられたメルアは、若き傲慢な王の命で、王妃の振りをするはめに。更に恋も知らない無垢なメルアの純潔も強引に散らされ、身も心も翻弄されるが、いつしかエルロンドに惹かれてゆく…王女メルアと国王エルロンドのお話。そんな偶然あるか、とは思いつつ割と愉しめた。 読了日:5月21日 著者:火崎勇 詐欺師は獣に騙される (ビーボーイノベルズ)の感想 作家買い、中古。結婚詐欺師の三木哲也は、騙した女がヤクザの女で、そのヤクザに怪我を負わされ更に追いこまれ、行き倒れた所を養老施設園長・黒川敬二郎に拾われ、タダ働き同然で厄介になる。エロオヤジだが男の色香漂う声だけは良い黒川にセクハラされる日々だが、そんな黒川に何故か満更でもなくなって、気づけばすべてを差し出してしまう…そんな美声エロオヤジ×惚れっぽい詐欺師の恋。42歳と29歳のお話でした。脱出されたり野次とばされたり大変そうな養老園だよね。ダメ駄目の詐欺師とはいえ犯罪ですので、いいのかなぁ~と思ったり。 読了日:5月22日 著者:中原一也 世界でいちばん優しい音楽(4) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。海外赴任していた豊上が一時帰国し訪ねてきて、スウは二人の愛を確かめる。だが豊上には稲垣夫人(皓の母)の勧める縁談話が持ち上がり、更にこれまでスウ母娘に冷たい態度をとり続けてきた稲垣夫人が、小学校の入学式でのんのんに急接近。養育権を譲るようスウに迫る、そんな誰かを愛する心がせつなく響いてくる第4巻。子供らしい言い訳や子供の友情、子供同士のコミュニティ、確執、渡英、のんのんの運動会など色々なお話が入っており、傍に居なくってもお互いぎゅうっと抱きしめる感じが微笑ましく素敵なお話だと思います。 読了日:5月22日 著者:小沢真理 黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)の感想 シリーズ5弾目、中古。自然に包まれたカナダの大都会バンクーバー。出張捜査の薬師寺涼子警視は、高圧的外交官僚を挨拶代わりにおシオキ。そしてハリウッドの大物プロデューサーから女優としてスカウトされたお涼。呼ばれて出向いた黒蜘蛛島だが、不穏な気配がそこここに。。なぜかまた居合わせた室町警視と岸本警部補と共に、悪役相手に演技ではないスーパー・アクションで戦闘開始。風光明媚なカナダの島を桜田門の脅威が直撃の巻!というわけで今度は蜘蛛女、珈琲か、メモメモ。政治批判が多めなのが玉にきずだが、颯爽と戦う姿はかっこいい。 読了日:5月23日 著者:田中芳樹 花は後宮に燃ゆる 龍王は貴妃を濡らす (シフォン文庫) 読了日:5月24日 著者:立夏さとみ,田中琳 絡まる恋の空回り (ディアプラス文庫) 読了日:5月25日 著者:渡海奈穂 世界でいちばん優しい音楽(5) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。渡英し遠く離れた豊上と喜びも哀しみもわかちあいたいと思うスウ、だが会えない辛さに耐えかねた時、9時間の時差が彼との距離をさらに隔ててしまう。一方、10年ぶりに現れた柊野の父に動揺する海江田、そして夫と別れたストレスから児童虐待に苦しむ星野、迷い間違えながらも手探りでそれぞれに親子の絆を求めあって生きている姿が…、そんな 愛する人を信じぬく強さが伝わってくる第5巻。子供の生態が判ってらっしゃる部分があるのでうちの子もそれやったわ~と思ったり、微笑ましかったり、頑張れと思ったり共感できる部分有。 読了日:5月26日 著者:小沢真理 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹 (角川文庫)の感想 八雲シリーズ時系列バラバラ、後藤が刑事時代話、中古。神社境内にある曰くつきの杉の前で、刺殺体が発見される。容疑者はすぐに見つかったものの、彼・松田の供述と被害者の致命傷が一致しない。これは樹の呪いなのか、真実を求め、もう一度現場に戻った後藤は、そこで別件で神社を訪れていたらしい死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲に会う。奇妙に重なり合った2つの事件の先に見えるものとは…そんな大人気スピリチュアル・ミステリー、新シリーズ始動!石井の苛められていた過去に絡む人物のお話、石井が乗り越えられて良かったす。 読了日:5月27日 著者:神永学 気高き皇子の愛しき奴隷 (ソーニャ文庫)の感想 御堂志生さん4冊目読了本、中古。敵国皇子アスラーンに国民と家族の救済を訴えた8歳の王女エヴァンテは、彼の出した条件に従い奴隷エヴァとして仕える。約束を守ってくれた彼に感謝し心酔するエヴァは10年奴隷として働き、月のモノがきてからは皇太子の後宮へやらない為、愛妾となり熱く求められることに喜びを感じていた。だが、信頼の気持ちを伝えるたびに彼の顔には苦悩が滲む。その苦しみを癒したいエヴァだったが、彼の隠していた家族に関する残酷な真実を知ってしまう―そんなお話。アスラーンってロリコン…いやいや普通に愉しめました。 読了日:5月28日 著者:御堂志生 嘘つき同士 (プラチナ文庫) 読了日:5月28日 著者:犬飼のの 世界でいちばん優しい音楽(6) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。のんのんの誕生日会に呼んだ稲垣夫人(皓の母)から言われた言葉が小さな棘となり不安感が募るスウは、渡英後一時帰国した豊上をまじえとのんのんとクリスマスを過ごす。一方、クリスマス会に呼ばれた豊上の弟たちもそれぞれの用事を終え向かっていた…そんな第6巻。空君のクラスに来た転校生とのお話や、星野一家実家に一時戻るのお話、豊上兄弟の恋愛模様など、色々愉しめる要素も多く、特に子供が主役の話だとぶっきらぼうだったりこの動作をしてとねだったりくだらないものを創作したりする子供らしい可愛らしさが微笑ましい 読了日:5月29日 著者:小沢真理 猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)の感想 題名に惹かれ中古購入、初読作家さん。見合い30連敗。事務所を構えながらもドアにはいたづら書きをされ、黒縁丸眼鏡で冴えない容貌の婚活中弁護士・百瀬太郎は様々な理由から飼い主に見捨てられた猫達一杯の事務所で人と猫の幸せを考える。そこに舞い込む「霊柩車が盗まれたので取り戻してほしい」との難題や、ペット不可のマンションで猫を飼いペットOKになりそうになったら規約と違うと憤る女等々のハートフル・ミステリー。お?ミステリだったのか、靴磨きの婆ちゃんの正体は早めにわかったしテンポがいまいちだったが内容は面白かった 読了日:5月29日 著者:大山淳子 五年目のシンデレラ: 僕は何度も君に恋をする (オパール文庫) 6冊目読了本、中古。26歳の京悟に軽井沢の別荘で一度だけ抱かれた5年前の夏音だが、妊娠に気付き不安な嵐の夜、彼は夏音に会う為に無理をし事故で記憶喪失になった。息子を育てながら祖母と共に静かに暮らしていると再び京悟が現れ、祖父の遺言で結婚するはめに。戸惑いと喜びに揺れながら期待を持って新婚生活を始めた夏音だが、姉の悪意ある言葉に振り回される。そんなバツイチ男と子持ち女のお話。姉の言葉を妹の言葉より信用する家族と京悟に何故の嵐。記憶喪失ものだけどそういう切なさはなくって、31歳と23歳のすれ違い恋話的なモノ。 読了日:5月30日 著者:御堂志生 映画館で逢いましょう 2 (シャレード文庫) 読了日:5月31日 著者:鳩村衣杏 世界でいちばん優しい音楽(7) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。ロンドンで遠く離れスウとのんのんを想う豊上は、この手でふたりを抱きしめたいと願い、一日も早い帰国に向け支社の再建に燃える。その頃、稲垣夫人(皓の母)は、豊上の次期ポストが思わぬ大抜擢であったことに憤慨し、豊上とスウに怒りを向ける。距離を越えた愛に春の訪れを告げる第7巻。豊上の弟・正之にも恋人が出来るけど、無理矢理恋にしなくってもそこは友情でいいんじゃないかと思ったり、まぁ幸せなのは良い事ですが。空君のお話は子供から少年にランクアップするカッコイイ感じに。あれは好きになるかも。等色々愉しめる。 読了日:5月31日 著者:小沢真理 読書メーター PR |
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