忍者ブログ
  • 2024.10
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.12
2015年9月の読書メーター
2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:40冊
読んだページ数:11907ページ
ナイス数:136ナイス

神様の値段: 戦力外捜査官2 (河出文庫)神様の値段: 戦力外捜査官2 (河出文庫)感想
戦力外捜査官2巻。新興宗教団体「宇宙神瞠会」の極秘裏計画“ハルマゲドン”。大学進学の為上京していた妹・未来を訪ねた設楽は、知らぬ間に教団信者になっていたと知り愕然。説得も届かず、大学へ行くのにも異議を唱え教団にのめり込む妹。そして奥多摩の道場に一週間行く、と言った妹と、帰宅予定日が過ぎても連絡が取れず音信不通に。妹が刑事の家族だとバレて何をされるか、と焦った設楽は、退職願を書いて単身道場に乗り込もうとするが…そんなカルト教団話。西青梅少女殺害事件の関連話が来ると思っていたが、まぁこれはこれで面白かった。
読了日:9月1日 著者:似鳥鶏
身売り花嫁 ~嵐の貴公子に囚われて~ (ハニー文庫)身売り花嫁 ~嵐の貴公子に囚われて~ (ハニー文庫)感想
初読作家さん、中古。激嵐の夜、馬車が立ち往生したシャーロット一行を助けてくれたのは、美しい貴公子ウィリアム。一目見てシャーロットに恋をしたというウィリアムは「結婚してほしい」といきなりプロポーズ。シャーロットもウィリアムの王子様然とした風貌に惹かれたが、実はシャーロットは借金の形として嫁ぐ道中で、真実を告げられず断ると、ウィリアムは嫉妬を露にし、更に望んでない婚姻だと知ると無垢な身体を搦め取るように触れてくる。嵐が去っても足止めするようなことを言われ…そんなお話。王道すぎ~、もうちっと何か欲しかったかも。
読了日:9月2日 著者:有坂樹里
夜王の密婚 (リンクスロマンス)夜王の密婚 (リンクスロマンス)感想
作家買い、中古。18世紀末英国、アベル・スタンレー伯爵が所有の「蝙蝠島」…女の居ない謎の島で、働く手が募集される。若い男だけを対象にした高待遇さに集まったのは貧乏貴族将校・アルバートや、親切陽気な元傭兵・ジョエル、一見穏やかそうだが事情を抱えたルカ達だった。アルバートは謎の島と伯爵の企みを探れという国王の密命を帯び任務遂行に頑張っていたが、ジョエルに好みだと口説かれ成行きで行動を共にする。城内を探る二人が行き着いた伯爵の正体、そして島に隠された夜毎繰り広げられる甘美な秘密とは―そんな魔物絡み話。面白かった
読了日:9月3日 著者:剛しいら
スイートホーム (白泉社文庫)スイートホーム (白泉社文庫)感想
本箱発掘再読。『スイート ホーム』『月に火星人がいた!』『シンシアリー』『四百年前の約束』『改訂男女交際の手引き』『ファンタジーだよ〜ん』『グッナイ・ハニー』『陰謀ロマンス』『ポトスの恩返し』『熱闘!大奥』『いつかどこかで・・・』『コットンフィールド』『スワンのアラベスク(文庫描きおろし)』が収録。コメディ調で読み易く動物が効果的に使われている短編も多い。中でも、熊とお見合いする『四百年前の約束』や、狸の言動がかわゆくて、三姉妹のほっとできる家の描写が良い表題作『スイート ホーム』が割と好き。
読了日:9月3日 著者:遠藤淑子
最果ての魔女 (レジーナ文庫)最果ての魔女 (レジーナ文庫)感想
初読作家さん、中古。300年北の孤島で隠れ住む魔女・レイアスティのもとを、大国ファルガスタ皇帝ヴァノッサが突然来訪。『銀の魔女、最果ての魔女が救世主』予言者からそう告げられた彼は、レイアスティこそがその救世主に違いないと、頻発する大地震から国を救って欲しいと頼まれ、断り続けていたもののしつこさに負け渋々承諾。やがて大地震を引き起こしているのが、初代炎帝だと判明し解決に乗り出すが…文庫のみの番外編も収録!もう少し端折る部分を端折って欲しい。誰が術をかけたか、初代炎帝は本当に滅したのか等が不鮮明で終了し残念
読了日:9月4日 著者:天都しずる
愛惑エンゲージ~初恋貴公子の密やかな束縛~ (ジュリエット文庫)愛惑エンゲージ~初恋貴公子の密やかな束縛~ (ジュリエット文庫)感想
なんとなく中古購入。幼少時を過ごした幼馴染みの侯爵子息カイルに十年ぶりに再会し、婚約者のふりを頼まれたサラ。一時的な関係だったはずなのに、彼はサラを私邸に閉じ込め毎日の様に誘惑してくる。繰り返される甘い悦楽、そして一線まで越えてしまい、でもそのせいで本当に婚約をしようとしているカイルに、ちょっと裕福な親を持つ庶民でしかないサラはどうしていいのか判らず戸惑う。そんな折、サラを訪ねて隠れるように暮らす二人の家に以前からサラに言い寄ってきてた子爵フランシスが訪れる…そんなお話。好きって言わせたいっていう甘い系話
読了日:9月5日 著者:麻生ミカリ
それはおまえが童貞だからです (幻冬舎ルチル文庫)それはおまえが童貞だからです (幻冬舎ルチル文庫)
作家買い、中古。社内きっての美形と評判の二ノ宮には秘密がある。高校時代に股間の“特殊事情”を初恋の男に知られ悪気無く傷つけられたせいで未だ童貞なのだ。更に三十歳の誕生日に、突然超能力に目覚めたうえに初恋の男・世取と再会し、その上事件に巻き込まれてしまい、一緒に行動を共にするうち、ずっとお互いを忘れられなかったことが判明するのだが…そんな二ノ宮のお話。30歳超えても童貞なので(?)ついた超能力者たちが結構多かったりしてギャグ要素は多いが、主人公CPよりも経々課長と二ノ宮の部下・新垣の方が愉しそうな感じ。
読了日:9月6日 著者:凪良ゆう
はらったま きよったま (5) (ソノラマコミック文庫)はらったま きよったま (5) (ソノラマコミック文庫)感想
本棚発掘再読。小6霊感少女・麦子は、金儲け好き霊感少年・神楽坂輝に騙されつつ無償で霊を祓う。『君は僕の太陽だ』東京支部長・神田と輝の出会編シリアス英国話、『你好!電影天国』カンフー映画スターの少年フェイと出会話と、麦子の香港犬泥棒話『チャウチャウは好食?』と、黒社会の一幕話『ギャンブルは男の美学』と、映画出演話『再見!百万ドルの夜景』、とある1日『テルちゃんの一日』と、ファンタジー系ゲーム話『ロールプレイングガール』、その後の神田と神父の話『君は僕の…その後』が収録。小学生の割に海外旅行沢山行けていいなぁ
読了日:9月7日 著者:中貫えり
月光亭事件 (創元推理文庫)月光亭事件 (創元推理文庫)
「セクメト」が愉しめたので、太田忠司さんの他作品も中古購入。引退した名探偵・石神法全の後を継いで探偵事務所を営む野上英太郎の元に、ある日猫を連れた少年・狩野俊介が訪れる。卓越した推理力を持つその少年は、石神との出会いを契機に探偵を志していた。野上は彼を助手として、直後に舞い込んだ依頼――大病院の院長の妻に取り入り、一家の館に居座る奇妙な宗教家の正体を暴く事に乗り出すが…そんな少年探偵・狩野俊介シリーズ第1弾。大がかりで大雑把なトリックだったが、全般的に愉しめたかも。とりあえず続きを追いかけようと思います。
読了日:9月8日 著者:太田忠司
蜜檻~騎士王のいきすぎた純情~ (ヴァニラ文庫)蜜檻~騎士王のいきすぎた純情~ (ヴァニラ文庫)感想
初読み作家さん、中古。亡国イーリーン王子レオンハルトにより制圧されたエウリア王国の大神殿巫女姫・シグリットは夜伽を命じられ、民を守る為に純潔を捧げる。冷たい言葉とは裏腹に激甘に束縛される日々。だがふとレオンの面差しに、幼少時に想いを寄せた少年の面影が重なる──彼は処刑された筈なのに、罪悪感を拭えない…そんなお話。その後シグリットは、国王として戴冠したレオンと添わせまいとさせる部下からの提案で逃げ出すけど、巫女姫の地位ってだけで身分的にはOKだと思う。それに変に足早な部分も多く勿体ない作りになっているかな。
読了日:9月9日 著者:水瀬もも
リスク (リンクスロマンス)リスク (リンクスロマンス)感想
スキャンダルシリーズ2だが、3から読んでしまい1は未読、中古。捜査二課の城島高由は、政財界に影響力を持つ政治家・久賀清匡と8年前から肉体関係があったが、先も見えず何か月も放置されたり愛されている実感も持てない立場や進展のない関係に心痛を覚え、誘われるままキャリア上司の管理官・高森一穂と関係を持つ。度々誘われ好意を向けられるが、片時も久賀が頭から離れないまま高森とも逢う。そして事件が起き、城島は久賀が秋保を抱いたのを知り…そんなお話。恋人が一応居る状態で他の人とどうこうなる話ってのは私的にはいまいちだった。
読了日:9月9日 著者:水壬楓子
レミングの行方 (2) (ソノラマコミック文庫)レミングの行方 (2) (ソノラマコミック文庫)感想
文庫化してた為買換、保存版中古。ジョニー刑事は“ドリームタウン”を嗅ぎまわる記者キティと共にキングと話し、“ドリームタウン”の闇を知りかける。両親を惨殺された10歳のアリスンが、記憶を取り戻しドリームタウンは地獄と化す。嫌がるウルフを従え、ラボコンピューターを見たアリスンは、子供達の不幸な記憶を知る。眠れないクレア女史を慰めるジョニー。立入禁止区域からの出入りを見られジョシュアに問い詰められたアリスンはジャンヌに逢いに行く様、逆に唆す…そんなお話。笑顔だった子供たちの様々な死が悲しい。
読了日:9月10日 著者:大橋薫
ドリームダスト・モンスターズ 白い河、夜の船 (幻冬舎文庫)ドリームダスト・モンスターズ 白い河、夜の船 (幻冬舎文庫)




読了日:9月11日 著者:櫛木理宇
秘密を抱く花嫁 真実の愛に溺れて (講談社X文庫ホワイトハート)秘密を抱く花嫁 真実の愛に溺れて (講談社X文庫ホワイトハート)感想
なんとなく購入、中古。可憐なレースの代わりに革製胸当てを着込み、鏡に映るのは華やかな王女ではなく少年姿…讒言により王都を去ったエレインは、僻地伯爵邸で身分と性を隠し、剣士になろうと密やかに鍛錬していた。だが隣国から来た客・カインの紳士的な優しさに、傷ついた心は癒され甘くときめく。けれど湖で水浴中の裸体を偶然カインに見られてしまい、かつての記憶が甦るが、カインの対応によって二人の距離は近づいてゆく……そんなお話。うーん王女と王子だとお互い最後まで名乗らず間抜けな感じだし、確かめたいなんて言うかしら?疑問だわ
読了日:9月12日 著者:火崎勇
ビバリーヒルズ花嫁白書 (プリズム文庫)ビバリーヒルズ花嫁白書 (プリズム文庫)感想
題名に惹かれ購入、中古。料亭で板前修業中の隼人は、米国人VIP客に名指しで呼ばれ座敷に行くと、見知らぬ紳士から『花嫁を迎えにきた』と宣言される。意味不明で唖然とする隼人に、幼少時記入した『せいやくしょ』を見せられ、遥か昔に天使の様に可憐なハーフ少年と結婚の約束をしたのを思い出す。だがその少年と目前の色男は似ても似つかない。更に仕事中にも関わらず攫う様に連れ出され…そんなお話。20歳になったら花嫁を自由に選んでいいっていう祖父との約束からこの時期になったと思われるが、なにせ玲央が強引過ぎるので愉しめなかった
読了日:9月12日 著者:神香うらら
ランパブへ行こう! (KC デザート)ランパブへ行こう! (KC デザート)感想
本箱発掘再読。友達の連帯保証人になり借金をおった佐藤一家。金を取り立てに来た男によって発覚した事実。ソープに売られる!処女なのにソープだなんて絶対イヤ!いざ金になるバイトを探そうと学校の先輩に連れられやって来たのは、ランパブだった。そんな女子高生つぐよが恋した相手は、ランパブ店長兼借金取り立てやの浅見さん。バイトも上手くこなせず、どーなるこの恋?な表題作と、トップで高校入学し生徒会入りした清香の恋話『教訓』と、子供をおろした女子高生とクラスメイトの男子高生・三浦との恋話『大切なのは…』の3つが収録。
読了日:9月13日 著者:真崎総子
ゼロの日に叫ぶ: 戦力外捜査官3ゼロの日に叫ぶ: 戦力外捜査官3感想
戦力外捜査官3巻、文庫化を待てずに中古購入。白昼堂々何者かに、都内の牛丼屋で数人が射殺され、更に暴力団事務所が殲滅、刑事2人重傷の事件発生。警視庁の威信をかけた捜査の中、又も失態で戦力外となった海月と設楽は、暴力団抗争という捜査本部の見立てからあえて外れ単独で事件を追う。だが必死に捜査する警察をあざ笑うかの様に東京中の機能をパニックに陥れる夜がくる!展開等は面白かったが、被害者が加害者になりうる社会や、関係ない人の死に心が痛む。これも西青梅少女殺害事件が少し関連。逃げた名無しの事も有、次巻の展開は愉しみ。
読了日:9月14日 著者:似鳥鶏
償いの調べ (ソーニャ文庫)償いの調べ (ソーニャ文庫)感想
作家買い、中古。伯爵令嬢シルフィスは、初恋の人である辺境伯アルベルトに仄暗い劣情を叩きつけられる。姉の死の原因を作った罪に苛まれ、修道院に身を寄せ償いの日々を送っていたシルフィスの前に亡姉の婚約者だったアルベルトは突然現れ、連れ去って純潔を奪い、「償いに私の子を孕め」と執拗に己を刻み込まれる。だがそんな中、亡姉の恋人と名乗る男・ライナスが軟禁状態のこの屋敷から連れ出す、と接触してくる。悔恨の念もありアルベルトの意ではない結婚も本意ではなく揺れる心、そんなそれぞれの思惑が絡み合うお話。黒くって良い、愉しめた
読了日:9月15日 著者:富樫聖夜
宿命の婚姻~花嫁は褥で愛される (カクテルキス文庫)宿命の婚姻~花嫁は褥で愛される (カクテルキス文庫)感想
作家買い、中古。バイト先で行われた受賞パーティで、笠置ゆうがすれ違った男と目が合った瞬間、衝撃が全身を駆け抜けた数日後、笠置家の末裔として、鷹司家次期当主である柾啓の「花嫁」を選ぶ為の茶会という見合いに招待される。鎮座するのは、あの時出会った男。花嫁として迎えられたゆうは柾啓に惹かれていくが躰の相性は合うも、柾啓の態度はつれなく、依然として元婚約者の女が居座る屋敷は居心地が悪く、家人の対応も彼女より儀礼的で居づらい…そんな家でのお話。好印象の崔夫人とかもっと活用して欲しかった。あとはいつものパターンかも
読了日:9月16日 著者:義月粧子
王都妖(あやかし)奇譚 (4)王都妖(あやかし)奇譚 (4)感想
本箱発掘再読、文庫版4巻。陰陽師・阿倍晴明が藤原将之と共に京を救う伝奇ロマン!「鬼神志願」妹に男をとられた姉の呪詛話。「花供養」彩子(昭陽舎女御)の命令で高倉の姫の所に通う事になった将之が途中怨念に姿形を真似られ、それが都中の女性の元に通う話。「幾億の月光」月曜祭を取り仕切る保憲と、若返った賀茂忠行と補佐する晴明話。「冥い幻影」秘仏を奪われた寺と記憶を失った?橘影連話。「錦繍乱舞」馬射の儀と将之に憑いたモノの話。「水の行方」晴明と将之の幼少時過去話。今読んでも怨霊呪法等興味を引くしコミカル部分も愉しめる。
読了日:9月17日 著者:岩崎陽子
おこぼれ姫と円卓の騎士 女神の警告 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 女神の警告 (ビーズログ文庫)感想
12巻新刊買い。第一王子フリートヘルムがウルク帝国の砂漠で消息不明、との知らせを受けて、未来の女王レティーツィアは、兄の行方を探しに“砂漠の女神"神話が残る南の大国へ。だが道中【奇妙な砂嵐】に遭い、騎士達と離れ離れになる。「この国は、何かがおかしい」違和感を抱きつつも、デュークととりあえず合流し、どうにか帝都に到着したレティは、ウルク帝国の皇子・カリムに助力を求めるが……そんな最強女王伝説第12弾!“古の力"がどんなものか興味を惹かれつつも、伝染する病への対策や、カリムに近づく不穏さに、次巻が待ち遠しい。
読了日:9月18日 著者:石田リンネ
闇に飼われた王子 (ソーニャ文庫)闇に飼われた王子 (ソーニャ文庫)感想
初読み作家さん、中古。幼い頃に一目惚れされて以来、王子カイルから「今日も君が大好きだ!」と何度も求愛されてきた子爵令嬢エマ。緩やかに愛を育て心も体も結ばれるが、翌日から急に彼と会えなくなり、彼の放蕩三昧な噂迄耳にする。王宮に行くが会えず、1年ぶりに婚約者として王宮から呼ばれ再会した彼は、享楽的で横暴――まるで別人のように変わってしまっていた。茫然自失のまま連れ込まれたカイルの自室でエマが見たものは、娼婦達との享楽にふけ同じ様に扱おうとする姿だった…そんなお話。何か訳あり?と思ったらまんま双子設定だった。 
読了日:9月19日 著者:桜井さくや
北上家の恋愛模様 次男編 (幻冬舎ルチル文庫)北上家の恋愛模様 次男編 (幻冬舎ルチル文庫)感想
次男編とあるので二巻目か?と調べたがちゃんと1冊目だった、中古。北上祥平と瀬川匡は幼馴染みで恋人同士。祥平は美形三兄弟の次男で、可憐で嫋やかな容姿だが、気が強く手も早い。匡は顔も頭も人柄もよく人望がある。近頃、匡が祥平によく似た従兄弟・真生をやたらと可愛がっていて、祥平は面白くない。だが三年前、匡と仲違いした出来事が祥平のトラウマなので強くも言えず、でも真生は匡に対してと違い祥平には気に障る様な態度をあからさまにしていて、気が気じゃない祥平は…そんな北上家シリーズ第1弾。このCPで二冊目の話なら有だけど。
読了日:9月19日 著者:可南さらさ
王都妖(あやかし)奇譚 (5) (秋田文庫)王都妖(あやかし)奇譚 (5) (秋田文庫)感想
5巻。京を救う為、陰陽師・阿倍晴明が親友・藤原将之と共に妖怪達と凄絶な戦いを繰り広げる。絶好調のスーパー伝奇ロマン!「氷の縛鎖」橘影連を狩れと言われた冥府の役人・氷月は、晴明に彼の居所を占ってもらうが、晴明の協力を期待していた。晴明は氷月と影連を探しに行くが…ここから影連との戦いが再燃って感じ。「狂風」帝に退位して欲しい左大臣家の者たちに呼ばれた橘影連を見かけ、追いかけた藤原将之は捕らわれる。仕掛けてくる災害を防ぐお話。「化石の海」幼少時の晴明と影連~青年期の二人のお話。復讐に囚われていく経緯が判り易い。
読了日:9月20日 著者:岩崎陽子
おばけばなしよみきかせ絵本おばけばなしよみきかせ絵本感想
子供の売却前に再読。“馬方山姥"行商帰りに山姥に会った馬方話。冷静に見るとスゲ―話かも。“汽車に化けた狸"汽車を止める狸のこリない話。“相撲をとる河童"誘われ河童と相撲した話。“塀に乗ったろくろ首"魚屋が夜道で塀上から首だけ覗いている知人に会うって話。この話はちょっと解せない。でも小解説に載っている「飛頭蛮」の事は興味深く読んだ。“踊る骸骨"同じ村の若者が都に出稼ぎに行き、一人は真面目に稼ぎ1人は堕落し、堕落した若者が稼いだ金目当てに片方を殺め自分のものにする。再度出稼ぎに行くと死者の骨が…ってな話。他有
読了日:9月21日 著者:
軍服の渇愛 (ソーニャ文庫)軍服の渇愛 (ソーニャ文庫)感想
5冊目読了本、中古。伯爵令嬢エルティシアは、堅物英雄軍人グレイシスに片恋中。7歳からの特別な人で16歳の頃から振り向いて欲しくて必死だったのに、子ども扱いされ取り合ってもらえない。だが年の離れた享楽的な貴族に嫁ぐ事を父に告げられ思いつめ、彼の友人と共謀し彼のもとへ。そこにはなぜか媚薬を飲まされ苦悶する彼の姿が!果てのない彼の欲望を健気に受け止め様とするエルティシアだが、思いを遂げた翌朝、彼の冷たい言葉に逃げる様に飛び出してしまい――そんなお話。決意をする迄がまどろっこしかったけど、その後展開等愉しめました
読了日:9月22日 著者:富樫聖夜
イゾルデの壺〈ドロシーの指輪2〉 (シャレード文庫)イゾルデの壺〈ドロシーの指輪2〉 (シャレード文庫)
読了日:9月23日 著者:谷崎泉
はらったま きよったま (4) (ソノラマコミック文庫)はらったま きよったま (4) (ソノラマコミック文庫)感想
本棚発掘再読。『ワイン城の眠り姫』麦子が居ない霊感少年・神楽坂輝の仏仕事話、仕事とはいえ前を向かす行動等割と好き。『ワチニンコ!逆さ男』放課後の小学校に現れた逆さ男に出会った里子を助けに行った小6霊感少女・麦子。『麦子大ピンチ!』里子と間違われ誘拐された麦子。『チャイルド・クリスマス』遭難した里子と麦子と輝は、一軒家に辿り着くが…って話、『ローマのオペラ座の怪人』ローマ旅行中に失踪した麦子とオペラ座話、『学校の怪談・カッパッパ事件』夜の学校霊を確認に行く麦子話、その後の麦子と輝話『ローマ…その後』も収録
読了日:9月24日 著者:中貫えり
猫弁と魔女裁判猫弁と魔女裁判感想
これでラストかと思ったら勿体なくて読めずにいたが、文庫版が出たと知り急遽読了、中古。青瞳の女性国際スパイ強制起訴裁判に、指定弁護人として選任された百瀬太郎は忙しくなり、挙式相談に乗ってくれず困惑する婚約者の亜子だったが、事務所に帰ってこない主を待つ野呂と七重や、寂しい日々を送るテヌーや、両親の愛情を知り、百瀬を待つ事に。百瀬の事務所を手伝う弁護士となった赤井、百瀬の身を案じる透明人間と興味津々の法律王子、百瀬を利用しようとする秦野。思惑の中、一心不乱に裁判の準備をする百瀬がついに法廷に立つ、そんな最終巻。
読了日:9月25日 著者:大山淳子
溺愛プリンスの罠  (シフォン文庫)溺愛プリンスの罠 (シフォン文庫)感想
表紙絵に惹かれ中古購入。小国ヴァレティナ王女フィオーナは、大国ラーンセンへ対抗する為の政略結婚で隣国王子へ嫁ぐ輿入れ道中、謎めいた男に予定変更を告げられ、着いた先はラーンセン王城で、男は世継ぎのグイード王子だった。同盟阻止目的での略奪かと思いきや、グイードは甘く優しくフィオーナをかき口説いてきて、彼の情熱に応えてしまい和平を条件に結婚を承諾するフィオーナだが、秘密の多いグイードの傍には可愛らしく似合いの女性・アレクサンドラがいて…そんなお話。怒涛暴露告白じゃないからか普通に読めたけど…ひねりが欲しい様な
読了日:9月26日 著者:水島忍
獣の妻乞い (幻冬舎ルチル文庫L)獣の妻乞い (幻冬舎ルチル文庫L)感想
文庫化にあたり保管用新刊買い。通り魔に襲われた高校生・由原尚季は、狩野飛月に助けられ、一緒に暮らす事に。凶暴そうな見た目に反し、無邪気で優しい彼に徐々に尚季は惹かれていくが、次第に尋常さを失い獣じみていく飛月に昼夜問わず荒々しく抱かれる様になり、更に彼が凶悪犯罪者を抹殺する為に秘密裏に造られた「猟獣」だと知ってしまう―そんな「獣の妻乞い」と、月貴と睦月の「いつか来る約束の日」は既読、そちらに感想を載せているので割愛。欲する尚季の「水色影絵」尚季の父にばれる「ダブルベット」、その後の二人が見れて嬉しい
読了日:9月27日 著者:沙野風結子
不思議の国の千一夜―ヘンデク★アトラタン物語 (1) (講談社漫画文庫)不思議の国の千一夜―ヘンデク★アトラタン物語 (1) (講談社漫画文庫)感想
本箱発掘再読。ランバルド王国の王子・セブランは、男の子として育てられているが、実は女の子。男の子だと信じている王様や王位を狙う王弟の大臣・ダロスの目をごまかすこと10数年。ところがダロスの息子・サイラスに水浴び現場を見られ、その秘密がバレそうになったセブランは、運命を変える為神馬・ヘンデク=アトラタンを求めて放浪の旅に出る事に。そして妖精を助けるとその妖精は実は…そんな愛と冒険がいっぱいのファンタジー第1巻!コメディ調の展開も不思議的怪物たち退治も愉しめる曽祢まさこさんの中で一番好きなシリーズです。
読了日:9月27日 著者:曽祢まさこ
心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 裁きの塔 (角川文庫)心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 裁きの塔 (角川文庫)感想
八雲シリーズ時系列バラバラ、後藤刑事時代話。キャンパスの中心に聳え立つ時計塔の最上部小部屋にある鏡に特定の時間に祈りを捧げると、死者と再会できるという噂と共に、晴香は大学の友人から心霊現象相談を持ちかけられる。八雲と調査を始めた晴香だったが、別行動中にその友人の殺人容疑で逮捕されてしまう。無実を信じる八雲達だが、捜査班からは証拠や目撃者を突きつけられる…そんな外伝。読者と登場人物として長い付き合い?の晴香が殺人を犯す筈がないという先入観のもと、目撃者が怪しいとずっとそう思っていたらやっぱり関わっていたわ
読了日:9月28日 著者:神永学
断罪の微笑 (ソーニャ文庫)断罪の微笑 (ソーニャ文庫)感想
粗筋に惹かれ購入、中古。双子妹マレイカの身代わりとして落城場所に残った王女ライラ。彼女の前に、反乱軍の将でかつて捕虜として囚われていた亡国の王子カリーファが現れる。過去、マレイカに虐げられた彼は、恥辱の恨みを晴らす為、別人と知らぬままライラに呪詛を施し薄暗い地下室で凌辱し続ける。だがマレイカが捕まり、ライラこそが過去の凄惨な日々を支えた初恋の人だったと知ると、自室に連れていかれそれ迄とは違う対応をされるが…そんな謀略と純愛のお話。マレイカが逃亡した最後を見て途中感が拭えない感じ、この国の続きと共にみたい。
読了日:9月28日 著者:宇奈月香
フィフティ (リンクスロマンス)フィフティ (リンクスロマンス)感想
文庫化する迄我慢しようと思っていたのに本屋さんで衝動買い。人材派遣会社「エスコート」オーナー・榎本は、恋人で政治家である門真から「兄(榎本の父)にあって欲しい」と言われ、門真の秘書・守田からは門真の為を思うなら別れろと迫られる…そんなシリーズの“フィフス”CP続編3か月後話「フィフティ」と、空港でエスコートメンバー数名が偶然会う場面から仕事が始まる「スペシャル」が収録。榎本話は、粗筋だけだとそれ言われて今更榎本が悩む話なのか?と疑問に思いつつ読了すると、やっぱり榎本は榎本で、門真は食えないな~と思った。
読了日:9月28日 著者:水壬楓子
不思議の国の千一夜―ヘンデク★アトラタン物語 (2) (講談社漫画文庫)不思議の国の千一夜―ヘンデク★アトラタン物語 (2) (講談社漫画文庫)感想
本箱発掘再読。剣術試合に優勝しアルンハイム城に招かれたセブランは訳あって、男の姿だが実は女。そんな事とは知らないアルンハイム王女・ミルテ姫はセブランに一目惚れ。セブランも満更じゃないけど、でも自分は女の子だし…、そこへ姉の恋路を邪魔する為難題を持ってくるオルティス王子や、セブランをつけ狙う殺し屋イアモンが現れセブランの命を狙い損ね、ミルテ姫が身代わりとなって倒れてしまい、命を助ける為に竜の護る金のリンゴを取りに向かうが……そんなファンタジ―第2弾。竜の呪いで晴れて男の子になるのも許せるこの世界観が好き~
読了日:9月29日 著者:曽祢まさこ
秘薬の恋を月に誓う    失われた記憶 (角川ビーンズ文庫)秘薬の恋を月に誓う 失われた記憶 (角川ビーンズ文庫)感想
読んでいなかったのを思い出し探してみた4巻。王位継承権を放棄した第三王子・アレクシオンの精鋭集団『四誓』の調薬師として仕えるシェリルは、彼と共に出国するのを決意。『四誓』の枷を破り、互いを想い合うシェリル達の下に王妃とアレクの母が暗殺容疑で捕らえられたとの報が入る。陰謀に巻き込まれた王妃救出の為王宮潜入するシェリルだが、第一王子・ラルフシオンの企みで記憶を奪われてしまう、そんな怒涛の第4弾!記憶をどうこうしなくっても今迄の事態収拾で普通に愉しめると思っていたのにな。。どう纏めるのか次巻を楽しみにしたい所。
読了日:9月29日 著者:槇ありさ
皇太子さまと蜜愛花嫁 ~無垢なレディのマリアージュ~ (ロイヤルキス文庫)皇太子さまと蜜愛花嫁 ~無垢なレディのマリアージュ~ (ロイヤルキス文庫)感想
作家買い、中古。御堂志生さん8冊目読了本。リュクレース王国第一王女フランシーヌは、10歳でアップルトン王国の麗しき皇太子サイラス18歳と婚約し、12年後彼の冷たい眼差しや侮蔑の言葉を忘れられないまま、国の再建や弟の為嫁ぐ事に。しかし輿入れの道中何者かに襲われ逃げるも、結婚から逃げたのだと誤解されサイラスに拘束される。怒りと独占欲を剥き出しにしたサイラスに翻弄され、フランシーヌは初めての快楽に悦びを覚えるも、暴言を残し途中退室したサイラスに政略結婚と諦めていたが…そんな恋話❤スピン元もこれも、割と愉しめた。
読了日:9月30日 著者:御堂志生
スレイヴァーズ ディア (幻冬舎ルチル文庫)スレイヴァーズ ディア (幻冬舎ルチル文庫)感想
「スレイヴァーズ」文庫化4巻、保管用。使用人の冴木鷹成に会社を奪われ「奴隷」として陵辱扱いの筈の社長令息・倉橋柊一だったが、初めは屈辱しか感じなかった奴隷生活が、冴木に幾度となく危機を救われ、彼の真の想いを知ったことで次第に変化していく。早く彼と対等になって共に会社を守りたいと願う柊一は、社内の短期パリ研修に志願するが、なぜか冴木に反対されてしまう。そして面接を経て、柊一がパリに赴くのを境に冴木の口から奴隷契約が終了される…そんな「柊一さまご乱心」巻。後半の仏で気づき近づき遠のく二人にヤキモキしたものです
読了日:9月30日 著者:華藤えれな
不思議の国の千一夜―ヘンデク★アトラタン物語 (3) (講談社漫画文庫)不思議の国の千一夜―ヘンデク★アトラタン物語 (3) (講談社漫画文庫)感想
本箱発掘再読。すったもんだの冒険の末、魔の山の竜の呪いで目出度く男になり、ミルテ姫と結婚式をあげたランバルド王子・セブラン。だがミルテ姫は赤ちゃんをコウノトリが運んでくると信じきっていて、魔族の赤ちゃんを自身の子として育てようとしたり、あれこれと問題をおこす始末。困り果てたセブランは、赤ちゃんの作り方をミルテ姫に教える為、人間界東の地・エデンの園にあるという知恵の実を取りに、城を出発する事になる…そんなファンタジー3巻。砂漠で彷徨う亡くなった恋人同士とか、魔族とか、笑わない姫とか山に住む化け物とか多彩。
読了日:9月30日 著者:曽祢まさこ

読書メーター

拍手

PR
【2015/10/07 00:16 】 | 読書感想 | 有り難いご意見(0)
<<おもいがけず入った100円寿司 | ホーム | 月曜日の憂鬱>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>