鑑賞名『秒速5センチメートル』
★★★★☆ この作品は「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3本の短編アニメから構成されている。 以下WEBより抜粋↓ 1. 桜花抄(おうかしょう) 東京の小学生・遠野貴樹と篠原明里はお互いに対する「他人には分らない特別な想い」を抱えていたが、小学校卒業と同時に明里は栃木へ転校してしまい、会うことが無くなってしまう。 貴樹が中学に入学して半年が経過した夏のある日、栃木の明里から手紙が届く。それをきっかけに文通を重ねるようになる2人。しかしその年の冬に、今度は貴樹が鹿児島へ転校することが決まった。鹿児島と栃木では絶望的に遠い。「もう二度と会えなくなるかもしれない…」そう思った貴樹は、明里に会いに行く決意をする。しかしその約束の日、関東では大雪となった。当初の予定は列車の遅延で大幅に狂い、時間だけがただ残酷に流れていく…。貴樹と明里の、再会と別れの1日を時間経過と共に描く(約28分)。 2. コスモナウト 種子島の高校3年生・澄田花苗は、中学2年の春に東京から転校してきたクラスメートの貴樹に恋をしていたが告白できずにいた。しかも卒業を控えながら自身の進路についても決められず、趣味のサーフィンでも波の上に立つことが出来ないというスランプに陥っていた。そんな折、貴樹が卒業後は東京の大学へ行くと知った花苗は、再び「波の上に立つことができた」そのとき、自身の想いを貴樹に告げようと決心する(約22分)。 3. 秒速5センチメートル 貴樹は高みを目指そうともがいていたが、それが何の衝動に駆られてなのかは分からなかった。ただひたすら仕事に追われる日々。3年間付き合っていた女性からは「1000回メールしても、心は1センチくらいしか近づけなかった」と言われ、自身の心が彼女に向いていないことを見透かされてしまう。貴樹自身も自分自身の葛藤から、若き迷いへと落ちてゆく。しかし、貴樹の心は今もあの中学生の雪の夜以来ずっと、彼にとって唯一の女性を追い掛け続けていたのだった…。一方、明里は…。大人になった彼らの自らへの自問自答を通じて、魂の彷徨を描いた表題作(約15分)。 -------------------------------------- タイトルの「秒速5センチメートル」とは「桜の花びらの落ちるスピード」のことで、作中冒頭で明かされている。これは本作を制作していた当時、原作者が自身のサイトで交流していた人物から聞いたという事で、相手側の了承を得てタイトルに起用したらしい。 しかし、このDVDはちょっと息抜き程度と馬鹿にしていたので びっくらしました。 なんだろう…はっきりと共感とは言えないと思う、自分の学生時代におんなじ体験したわけじゃないけど、なんだかこの人たちの気持ちが分かるような気がするっていう、そういう共感を感じたし、学生時代に抱いた強い思いを懐かしく思う感じ…と似ているかな。 うん。だから普通に良かった。それでいうと★3だったんだけど、3.の本編、「秒速5センチメートル」の主人公が26歳になった時の話で、26歳の主人公それぞれが昔を振り返って思い出すところ、…あのコンビニのシーンからがすごい良かった。 だってちょっと卑怯といえば卑怯。そこからぐっと 山崎まさよしのOne more time, One more chanceが かかるわけですよ。 この曲を好きな人が 今までのドラマの流れでこれを聞いたら、 うぁ~~!ですよ、もう。 おかげで私はこのシーンから5回も同じものを見てしまいました。★1+は、曲のおかげです、絶対。 逆にマイナスな理由は、そんなに思い入れがあるならガンガン会いに行って、手紙がすたれてもガンガンこっちから書けよ、って思ったからです。 (それだとお話にならないけど) それでも、常に、っていうか会いたいと思った時に一緒にいたり話せないと終わりやすいって遠恋の典型的な最後だよね。 PR |
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