8日は広範囲で雪 関東では「20年に一度」の大雪となるおそれ
フジテレビ系(FNN) 2月7日(金)19時5分配信 強い寒気の影響で、8日は太平洋側の広い範囲で雪となり、特に関東では、20年に一度の大雪となるおそれが出ている。 平野部でも雪が積もるとみられ、気象庁は、外出を控えるなどの厳重な警戒を呼びかけている。 家々の煙突から煙が出ているのは、北海道・陸別町。 7日朝の最低気温は、氷点下27.9度を記録した。 北海道から本州にかけて、強い寒気が居座り、真冬の厳しい寒さが続いている。 富山市では、通勤・通学の時間帯の午前8時でも、氷点下2.4度と寒い朝になった。 石川・小松市では、雪不足で一時、閉鎖していたスキー場もこの寒波で雪が降り、7日、再オープンした。 訪れた人は「来ちゃいましたね、朝早起きして。夕方までやろうかな」と話した。 一方、広島市内中心部でも大粒の雪が舞っていた。 この雪雲は、近畿や東海にも広がり、7日夜にも雪が降り出すとみられている。 8日夕方までに予想される雪の量は、多いところで近畿で40cm、中国で50cm、四国・東海で30cmとなっている。 そして、この雪雲は、さらに発達しながら首都圏に。 東京に、あの大雪が再び。 20年に一度の大雪が、全国から集まった受験生の足を直撃する可能性が出ている。 2013年の成人の日。 大雪で交通機関も大きく乱れた東京。 8日も、2013年の大雪に匹敵するほどの雪となりそうだという。 しかし、その雪の降り方に、大きな違いがあるという。 太谷智一気象予報士は「去年(2013年)の大雪は、数時間で10cm近く積もったんですが、今回の雪の特徴は、長く降り続くということなんです。この影響で、去年の大雪を上回るおそれがあって、さらには、20年に一度というレベルの大雪になるかもしれません」と話した。 20年に一度の大雪の可能性。 大雪が予想されている8日は、多くの大学で受験日となっていた。 受験生は、「うーんって感じですけど。天候はそれこそ、神様にお祈りするなり、なんなりしないといけないので」、「雪降って地面が凍ったら、電車とか遅れるので」などと話した。 受験生にとって、大きな不安は凍った雪。 全国から受験生が集まる法政大学では、雪に備えて、さまざまな準備をしていた。 8日も入学試験が行われる法政大学。 準備されていたのは、雪を溶かす融雪剤。 試験会場をつなぐ通路では、雪を一気に取り除けるように、一面にブルーシートを敷くという。 さらに雪が積もった場合に備え、除雪機まで用意されていた。 法政大学で雪対策を担当する上杉 一さんは「受験生さんが力を発揮できるような環境づくりを心がけて、注意してやっております」と話した。 そして、大学近くの庭のホテル東京の海老沼 悟支配人は「雪の影響によって、前日からご宿泊したいというご要望が増えているように感じます」と話した。 この時期、宿泊者の3割が受験生という、このホテルは、8日は早めにタクシーを手配するなどサポートするという。 気象庁は8日の大雪に対して、注意を呼びかけた。 気象庁は会見で「平野部では雪が降って積もるような予想になっておりますので、外出は控えるなど十分な注意をしていただきたい」と話した。 20年に一度という大雪。 7日夜から8日にかけて、太平洋側の各地では、大雪に十分な注意が必要となる。 太谷智一気象予報士は「降り始める時間帯なんですが、朝の予想で、すでに、このように関東、降り始めています。おそらく早ければ、午前3時ぐらいから降り始めますから、朝の時点でうっすら積もっていることも想定しておいたほうがいいですね。お昼以降なんですが、関東の雪はどんどん強まるおそれがあります。昼ぐらいから夕方、夜にかけてが、雪のピークになりそうですから、どんどん雪が降り積もるおそれがあるという状態なんです。(どのくらいの時間降り続く?)長ければ丸1日ですね。雪の降る量、西日本から予想を見ていきたいんですが。西日本の平地でも10~20cm。あしたの朝起きると、どっさり雪が積もっているというおそれがあります。そして一番大きな影響がありそうな首都圏を含めた関東・甲信なんですが、平野部で20cmが予想されていますが、あしたの夕方までの予想で、あしたの夜から、さらには日曜日の明け方にかけて降り続くおそれがありますので、20cm以上の雪が降り積もるということも想定しておいた方がいいですね」と話した。 最終更新:2月7日(金)19時23分 PR |
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