読書批評:「しあわせにできる 6」(谷崎 泉)
二見シャレード文庫 ¥560(税込) 読書日:2011年08月10日 自分的評価:★★★☆☆ あらすじ:突然退寮を申し渡された本田にあちこちから物件提供の申し出が。 久遠寺セレクトのベルサイユ風(?)マンションを振り切り、誰にも借りは作りたくないからと激務の合間を縫って部屋探しをする本田だが、なかなか条件に合う場所が見つからない。そんな時、静香個人のものだという立派な日本家屋を勧められる。遠い記憶にある理想の家そのままの建物。訳ありな雰囲気を察しつつも追及はせず、母の意向に従うことにした本田。ついに久遠寺との同居生活におさらばか!?ところが念願かなうはずの本田の目にはなぜか涙が…。書き下ろしは引っ越し騒動裏話、各務が落合家の入り婿に。 MY感想:独身寮から追い出される退寮勧告から始まり、どこに住むのかの住宅問題に発展したこの6巻。寮を出るからには、久遠寺と暮らさないつもりの本田だが、久遠寺は暮らす気満々でシャンデリア等付いたベルサイユ宮殿のようなマンションを探してきた。風呂には彫刻があって裸体の女性の持つ壺からお湯が出ているリッチなホテルのようなマンションの家賃を本田が払えるはずもなく、それを理由に断ると『誕生日だろ』という、くだりは好き。 落合も、早紀も絡んでくる。このおせっかいさは、見ていると楽しいです。 PR |
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