こま猫パンダ☆さんの1月の読書メーターまとめ
読んだ本 :101冊 読んだページ :19872ページ 感想・レビュー :63件 ナイス :214ナイス 読書家ランキングを見て私と同じ101冊の人が44位なんで、 私も載っているのかなと見たら載ってないから あれ?と思っていたら…あれですね、ページ数が全然違いました。 その人は、同じ冊数でも頁数が25434頁もあり、 それでも頁順位では、50位でした。 うーん、凄いな。 一位の人なんか148253頁ですよ。 それでもその人は、冊数では4位で352冊だったけど…。 ってあれ?? そしたら私も45位に載るんではないの??? あれれ(^_^;) 1月に読んだ感想とその本名は、また次の機会に…。 今回は読書感想ではなく、読メ1月の感想でした。。かしこ PR |
読書批評:「秘薬の恋を月に誓う 運命のいたずら 」(槇 ありさ )
角川ビーンズ文庫 読書日:2013年1月13日 自分的評価:★★★☆☆ あらすじ:調薬師のシェリルは、疫病が発生した村で美貌の青年・シオンに助けられる。そんなシェリルの下に王宮より調薬師として召喚令が下る。戸惑う彼女の前に現れたのは第三王子としてのシオンだった。 さらに、病に倒れた国王の治療を命じられたシェリルは、王子の従者集団“四誓”の誓いを交わすことになり!?“四誓”と王子に課せられた誓約とは―。 MY感想: 甘いのが読みたくて表紙買いでビーンズを買い漁り中。 初読み作家さんです。 調薬師のシェリルは、疫病が発生した村で美貌の青年・シオンら一行に助けられる。 叶わぬ再会を願うシェリルに王宮より調薬師として召喚令が下り、第三王子としてのシオンと再会。 病の国王の治療を命じられたシェリルは、王子に絶対忠誠を誓う“四誓”の誓いを交わし突然従者になる事に…“四誓”と王子に課せられた誓約を含めた話。 やや王道展開ながらも、これからこの先かなり切なくなりそうなのを予感させるのがとても良いかも。 まだ序章なので★3としてますが、一応3.5★対応。 そういえばAMAZON見たら動画まであったんで吃驚した。 |
桜庭一樹「ファミリーポートレイト」(講談社'08)
ノベライズやライトノベルの世界で評価され、一般向け作品を発表し始めるやいなや、直木賞へと至る階段を駆け上った桜庭さん。本書は受賞後に三ヶ月もの時間をかけて書き下ろし刊行した原稿用紙千枚にも及ぶ長編作品。『赤朽葉家の伝説』『私の男』に本書を加え、「血の繋がり」テーマの三部作といっても良さそうで、どことなくモチーフ(というか表現しようとしたもの)が共通しているようにみえる。 家族、というか母と娘という血の繋がりを拠り所にした結果、自分自身の居場所、存在意義を求めて彷徨う女性・鈴木駒子の一代記。駒子は、自我を記憶する五歳くらいから、何年かおきに居所を変えて生活していた。コーエイと呼ばれる集合住宅、老人ばかりが住む山村の病院、港町の温泉街、豚の飼育と屠殺の街、すり鉢状になった元有名人たちがひっそりと生きる街、そして英国庭園の隠遁者役として。母親の眞子は自称女優。テレビにも出たことがあるといい、二十歳で駒子を産み、その駒子に対する虐待と溺愛を繰り返し、自らは温泉芸者や屠殺所の仕事や、社長の愛人など逞しく生計を立てていた。一方で眞子は戸籍のない駒子を学校へはやらなかったので、字が読めるようになってからの駒子は、各地の図書館で大量の本を読み続けて自らの血肉としていた。ただ、過去に眞子は何かの事件に関係したらしく探偵や警察が彼女たちを追って、最後には必ず親子のすぐ近くにまで現れる。その気配を察知するごとに眞子は、駒子の意志を確認したうえで各駅停車に乗って以前の住居を捨てて新たな場所へと旅立つのだ。(ただ一回を除いて。) 第一部では親と子供のファミリーポートレイトが。そして第二部以降では、名字を変え、一人となった駒子の青春、そして孤独で独特の生き方をとる彼女のセルフポートレイトが、その感性と共に描写される……。 日本版狼少女。偏った愛と様々な経験、物語への耽溺を経て身体は大人に、母親依存以外は気高い精神が美しい 前半部の彷徨譚が圧巻。 口を利かない五歳の少女が、圧倒的な母親の存在感に抱かれながら、その関係性に縋って生きてゆく。少しずつ成長しながら、美しかった母親はそれと同時に少しずつ苦労を重ねて年を取り、成長した娘を愛する一方で疎ましくも思うあたりが人間的で、神を崇めんばかりに母親に向かう主人公と考え方の対比を為す。彼女らが潜む環境がまた特殊であり、それぞれがいわゆる「冷たい都会」とは異なるかたちで、来歴不詳の二人を受け入れる背景を形作っている。このそれぞれの街、村の圧倒的な存在感もまた、この作品全体が醸す迫力をサポートしている。 第一部は、どちらかというと「鈴木駒子が出来るまで」を描き出し、第二部は「鈴木駒子の生き方」へと軸足が移ってゆく。名字を次々と変え、自らの信じるところに従って生きる=アウトローの駒子の生態もまた特殊――なのだが、それでもどこか第一部があるゆえに、許容できてしまう。この駒子の存在を「神」に置き換えることで、この物語が理解できるようにも思える。ただ、その場合、後半に作家デビューしてからの展開、さらに真田という教師から日常を教わる展開は、地上に降りた神が人間へと変化していく様とでも受け取れば良いのか。 別の場所で作者自身が書いていたと思うのだが、作者はこの作品に対して自らの持つ様々な情報を絞り出し、後半部は受け取っては吐き出しといった書き方をしていたようだ。そのせいもあろうが、高校卒業くらいのタイミングを境に、前半部と後半部で物語の盛り上がりが極端に異なっているようにみえる。(はっきり言うと面白さでは圧倒的に前半が上)。後半は、むしろ異様な子供~青春時代を送った主人公が、決して普通にはなれない自分と、いわゆる世の中の常識とを嫌々ながらすりあわせることを試みる、そういった物語にもみえるのだ。 題名にファミリーという言葉があり、思い出したようにポートレイトのエピソードが挿入される。ただ、題名で繋がっている「ファミリーポートレイト」、作品のテーマを考えるに、どこか分割されているようにみえる。 作中で、ありとあらゆる物語、文学に耽溺する駒子は、どこか作者自身とも重なっているのだろう。皆川博子の自伝的作品でもこういった活字中毒の女の子がしばしば登場する。ひとつふたつの物語ならば、才能がなくとも書くことができるのかもしれないが、一冊の本にこれだけのアイデアを贅沢に詰め込んで、まだまだそれでも書き足りないというような作者の雰囲気を感じさせる。圧倒的にして多数の物語を小さな身体の内部に持つ。決して自伝ではないのに、どこか桜庭一樹自身が伝わってくるような、そんな作品。 -------------------------------------------------------------------------------- こんな評価をお見受けして、なんだか他人事じゃなく思う。 桜庭一樹さんが気になる作家さんになりそう。。。(^_^;) ちなみにまだ読んでません~。 |
高杉さん家のおべんとう 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)の感想 本箱発掘再読。15~21話+『小坂家の人々』。どうにか大学で職を得た温巳は、少しづつ周囲になじんできている従妹で13歳の久留里と二人暮らし。仄かな久留里の恋心や出生に纏わる秘密、学会などで大忙しになった温巳等に絡めて研究室の面々や久留里の学校関係等周りの方々を交えたお話。久留里、温巳や同僚・小坂や丸宮の恋愛絡みが楽しい。『ソーセージの秘密』『素麺とカレーとキャンプファイヤー』『2日目のサンマ』『Re:キンピラ牛蒡』『野菜不足の夕べ』『Have a goodヘボタイム』『マグロを買いに』 読了日:10月8日 著者:柳原 望 高杉さん家のおべんとう 2 (MFコミックス)の感想 本箱発掘再読。8~14話+『ハッピーバースディ』。博士号はとったものの大学研究室に居るだけの無職だった31歳温巳だが、とうとう准教授として職を得る。従妹13歳の久留里との共同生活もなんとか続いているが、まだぎこちない。9話のハル呼びの所可愛かったし、初め呼べず弁当で名前を書いた久留里だが、開いてみたお弁当オチが面白かった、事前に見といて良かったね。Xマスネタ正月ネタ有り。そんな二人と研究室の面々や久留里の学校関係等周りの方々を交えたお話、温巳や同僚・小坂や丸宮そろそろ恋愛も絡んできそうで楽しみです。 読了日:10月8日 著者:柳原望 高杉さん家のおべんとう 1の感想 本箱発掘再読。初読み作家さん、この頃は大学関係職業モノを集めていました。博士号はとったものの大学の研究室に居るだけの無職31歳の温巳は、初恋だった叔母急逝によりその子供12歳の従妹・久留里を引き取る。他人に心を開かない久留里との共同生活が始まったが、お弁当をきっかけにそらぞらしい関係から前進する、そんな二人と研究室の面々や久留里の学校関係等周りの方々のお話です。初めて久留里から貰った弁当箱の中にいっぱいに入っていたきんぴら牛蒡、それに対する感想や願いなど、会話によりゆっくり縮まっていく距離を愉しみたい。 読了日:10月8日 著者:柳原 望 恋は賢者の愚行 (白泉社花丸文庫)の感想 初読み作家さん。陸裕千景子さんのイラストと題名に惹かれて購入するも、撃沈。 父の会社が倒産し家財没収一家離散の末ホームレスとなった20歳の水嶋知明は、親の臑齧り駄目ニート。誠実で優しくお人よしの歯科技工士・東雲十和に拾われ、ペットの如く歯磨き、耳掻き、爪のケア等をしてもらう、二人の話。もう本の半分位迄知明が金もないくせに何の努力もしようとしない事にかなり苛々してその辺は斜め読み。十和に恋自覚して更に追い出される辺りからはやっと少し愉しめましたが苦手分野でした。なんだこいつ、他人に甘えてんじゃねぇ感満載。 読了日:10月7日 著者:川琴 ゆい華 朱鷺色三角(トライアングル) (第3巻) (白泉社文庫)の感想 本箱発掘再読。『BEGINNG発端』坂本のおじが連れてきた蛍子が坂本家にいつく。『蛍子』穂津見霖と坂本零治は居つく蛍子をなんとかしようと調査、蕾は母と一緒に姿を消し連絡もつかず、蛍子を養女にした人の死亡原因に不審を抱く。ゆりえや麗華に助けられ零が怪我入院したり蕾も活躍する話。『クラクションでさよなら』蛍子の件でバスケ部に居づらくなった霖を察しガヴィのおじであるグイドに任せる零と行きたい気持ちを読み行かせる蕾。『番外編ラブストーリィ』 霖両親の若かりし頃の恋話。パッションパレードに続く。 読了日:10月7日 著者:樹 なつみ 朱鷺色三角(トライアングル) (第2巻) (白泉社文庫)の感想 本箱発掘再読。『必殺!小学1年生』蕾の学校話。『MY SWEET LOVER』零治に惚れる中2生・ゆりえの話。『BBアマデウス』霖についたバスケ新コーチと天才と凡人の話、共感する零とか結構好き。『白花天女』蒼島小学生時代・零初恋話。『麗さまが好き!』女子バスケ主将麗華が穂津見霖に恋する話。『憂鬱なガヴィ』恋人なのに飄々として掴みどころのない零と別れる際、従妹の霞に言われたことに打ちのめされる。『じゃあね!』蕾の母親が見つかり、別居する迄話。 霖の素直さも零のひねた性格も零と蕾の会話も好きです。 読了日:10月7日 著者:樹 なつみ 朱鷺色三角(トライアングル) (第1巻) (白泉社文庫)の感想 本箱発掘再読。『蛍たちは笑う』高校バスケ有名部員・穂津見霖は、母を事故で亡くし天涯孤独となるが現れた弁護士と父方親戚に会いに出向く。蒼島で従兄弟の零治・霞・霍や妾筋の親戚・蕾らと会い、穂津見家遺産を巡る殺人事件に巻き込まれる…古血に縛られた一族話。『末裔たちのプロローグ』バスケを続ける霖と会いたくて待ちきれない蕾話。マネージャー淳子がヒロイン的になってるが全然違うのが味噌。『そして三角』蒼島からやっと戻ってきた零と連続殺人事件を記者が嗅ぎまわる話。初めて読んだ樹さんがこれでのめり込む面白さでした 読了日:10月7日 著者:樹 なつみ バイト先は「悪の組織」!? (KCG文庫)の感想 初読み作家さん。児童養護施設閉鎖により弟妹達の生活費を稼ぐ為、高校生の有久が高額につられたバイト先は、悪の組織「アンタレス」戦闘員。初戦闘で有久は敵(つまり正義の味方)と遭遇、果敢な働きで組織女幹部・レディーウルフに認められるが、敵の一人の正体に気付き動揺。更に高賃金に釣られ実験台となり面白すぎる姿になる、そんな悪い組織話。くだらなくって面白いけど、未回収の伏線が今後どう展開するのか気になる。文章はどうあれ、日曜日の7~8時辺りに5チャンネルにしてしまい、うっかり戦隊モノ見ちゃったヨ、位軽く読めます。 読了日:10月7日 著者:ケルビム 不埒な夜 (B‐PRINCE文庫)の感想 『一途な夜』続き、砂床あいさんとしては2冊目読了本。表紙の3人がそっち系話か?と躊躇ったが前作楽しかったので購入。恋愛に奥手な研究オタク・夏目泰斗は、甘いマスクとセクシーな色気を持つ提携先社長・将吾と恋人同士。しかし自分に自信がなく将吾が1か月出張で不在の淋しさもあり、泰斗は研究の試しに将吾そっくりラブドール(高級性人形)を作成、人形にかまかけ過ぎて、人形作成を知らず出張帰りの将吾の怒りをかう、そんな話。今回は泰斗の天然部分が際立った、使用済みのパンツください、とか。恋人に言われたら引きそう。 読了日:10月7日 著者:砂床あい 一途な夜 (B‐PRINCE文庫)の感想 初読み作家さん。コンドーム開発被験にHを命じられた研究員・泰斗は、純情で根暗なゲイだが、恐る恐る入った出会い系バーで将吾と名乗る紳士に一目惚れ。一晩四回のリクに応えてくれる将吾に、継続的な被験の為もありセフレになりたいと奥手の泰斗は頑張って約束を取り付ける、しかし二人は実は同じような業界にいたことが判明産業スパイ疑惑話。遊び慣れた紳士然としてた将吾の恋愛体質話は良いし、泰斗が仕事も頑張る一生懸命な性格だったので割と好感が持てる。王道チックだがそれもまた良し。亜樹良のりかずさんの肉感的な絵も素敵。 読了日:10月7日 著者:砂床 あい ゴーストハント(6) (講談社漫画文庫 い 14-6)の感想 本箱発掘再読、保存用文庫版。『忘れられた子どもたち』吉見家事件後帰り、偶然通りかかった湖にナルがずっと捜していたものが沈んでいる…といきなりその場に残るナル。捜索を待つ間、近くの廃校調査を村長から依頼されたSPRメンバー〔ナル、リン、麻衣〕と協力者達〔原真砂子、松崎綾子、ジョン・ブラウン、瀧川法生〕のお話。単行本10巻と11巻の半分辺り。廃校調査中に建物に閉じ込められ、1人…1人と子供霊と入れ替わっていく描写が怖い。おまけ漫画「ほんとうにあったらイヤな話」とアニメDVDスペシャル4コマ総集編付。 読了日:10月6日 著者:いなだ 詩穂 リバーズエンド (Holly NOVELS)の感想 漫画続きで購入。時系列だと前後してる様です、小説「リバーズエンド」→プロローグ(漫画)→『キャッスルマンゴー』(漫画)→小説「god bless you」→「LOVE HOTEL」(封入)→「昼ならいいの?」(封入)らしい。父親の借金返済に追われる十亀にとりバイトしながら姉弟となんとか食べ繋ぎ生きる事、それが全て。同組の二宮の明るさに十亀の心は癒されるが、仄かな想いを感じ始めた矢先、哀しい運命が17歳の十亀を待つ話。大人に成長した十亀が映画監督への道を歩み始めた「キャッスルマンゴー」後話。 読了日:10月6日 著者:木原 音瀬 キャッスルマンゴー(2)(完) (マーブルコミックス) (MARBLE COMICS)の感想 待ち遠しかった2巻です。弟を守る為に嘘から始まった疑似恋人関係だったが大分気持ちが傾いてたのに、花火大会の日以降十亀から距離をとられ戸惑う万。素直な気持ちを中々出せない不安な仲、母が病気で倒れ実家のラブホテルの部屋も半焼し、金策の為にゲイビデオに出ようとする万。そんな不器用な2人の恋物語。木原さんの原作でハッピーエンドだと本当にほっとします、心から良かった…。終盤、感情を封じ自分でなんとしようと生きてきた万の感情吐露や、大切なモノを追っかける事が出来た十亀、と二人の乗り越えた感じも〇でした! 読了日:10月6日 著者:小椋 ムク,木原 音瀬 天涯の佳人 (キャラ文庫)の感想 夜光花さん作家買い。天才的津軽三味線の技と音色で演奏した加々美達央を地方の大会で見つけた青年実業家・浅井祐司は、その哀愁の音に囚われ無名若手三味線奏者の達央を桧舞台に立たせようとスポンサーを名乗り出る。成り行きで同居した浅井は、なぜか恋人のような優しさで達央に接してくる、そんな二人のお話。いつもの夜光さんにしてはパンチが弱いなと思ったが、天才三味線奏者の祖父を持ち、だが1番になることや表舞台に出ることに躍起にならないどこか世俗から浮いた存在の達央が色んな経験をし、人に揉まれ成長する様子が愉しめました。 読了日:10月5日 著者:夜光 花 赤ちゃんと僕 (第5巻) (白泉社文庫)の感想 本箱より発掘再読した保存用文庫版。 会社員のパパと小6の拓也と2歳・実の3人家族を中心に繰り広げる温かくなるほのぼの系。ママが居ない榎木家子育てモノ。 44:拓也と実おたふく風邪話。45&46&47:拓也と実と森口が銀行強盗と関わる話。48:拓也と昭広の友達作文真面目と適当話。49&50:春美の会社での、安西さん話。51:子供好きな保育園園長の話。52&53&54:成一と智子の夫婦喧嘩&智子の同窓会話。成一のプライドや学歴蔑視など魅せ所多々ありの回、先生の言葉に諭される、チューを強請る実が可愛い。 読了日:10月5日 著者:羅川 真里茂 |
2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:100冊 読んだページ数:23736ページ ナイス数:475ナイス 24年版 はじめての人にもよくわかる 年末調整の仕方と1月の源泉徴収事務の感想 今年の仕事では欠かせない本です。 凄く助かっています。 第一部の年末調整の仕方は、何度も助けていただいて素晴らしい。 でも自分では高くて買えません。 1600円+税 読了日:10月31日 著者: セクハラな恋人 (白泉社花丸文庫)の感想 陵クミコさんイラストに惹かれ購入。初読み作家さん。大手家電量販店地方支店にきた中山雄仁に、舐められない為突然賭けをする支店売上№1の清野晃央だが負けて『独占権』を与え四六時中付き纏われ美味しくいただかれてしまう…。大型店からの時期外れの転勤に左遷との噂が飛ぶ中山に、再挑戦し『独占権』を取戻そうとする、そんなお話。なんとなく物足りなさ有。雄仁を初めから色眼鏡で見ていたのは結局晃央だったから、彼の言葉が信用出来なかったんでしょうかね?新町使いが上手くない、でも好きな設定だったので全体的には割と面白かったです。 読了日:10月30日 著者:魚谷 しおり 獣と純情 (SHY文庫01)の感想 初読み作家さん。恋人にフラれ大泣き場面を通りかかった高校生・爽太に慰められて以来つきまとわれ、宮束皐は悩んでいる。鋭い視線と逞しい体躯を持つ爽太を面倒くさがりの皐は、距離を取ろうとするも付き放しきれずに毎日が過ぎる。アパート大家が借金を残し失踪し住家を失くした皐は爽太の家に居候することになる・・・そんな二人の話。爽太のたどたどしい純粋さと衝動的な部分のアンバランスさは好ましかったけど、実家が893な必要性は感じなかった。お兄さんでスピン出すなら伏線になる感じなのかもしれないけど。でも年下攻めは好き。 読了日:10月29日 著者:柊 モチヨ 大長編ドラえもん (Vol.7) のび太と鉄人兵団 (てんとう虫コミックス)の感想 7.『のび太と鉄人兵団』弟の本売却の為再読。スネ夫ご自慢のラジコンを羨ましがりドラえもんに強請るが一蹴される。だけど空から1つづつ落ちてくるようになった部品を組み立てるうちに巨大ロボットが完成、のび太は巨大ロボットを持ち主だという女の子・リルルに返すが、彼女は地球を侵略に来た鉄人兵団の一味だった、そんなドラえもん一行冒険話。1987年作品。 感情を持たない「ロボット」だったリルルが、のび太と知り合い、しずかに助けられ看病されて人間を知っていき、良心に目覚め自己犠牲して人間世界を守る所が良かった。 読了日:10月28日 著者:藤子・F・不二雄 大長編ドラえもん (Vol.10) (てんとう虫コミックス)の感想 10.『のび太とアニマル惑星』弟の本売却の為再読。ジャイアンとスネ夫には馬鹿にされたが、動物達が擬人化し言葉を話す動物だけの世界へ行ったのび太は、犬型人間のチッポと仲良くなる。地球に戻り日常生活を送っていたが、渡してたトランシーバーから助けを呼ぶチッポの声がする。月に住むというニムゲが攻めてきたと聞き助けに行く、そんなドラえもん一行冒険話。 1990年作品。「ツキの月」を使いたった一人で敵地に赴き人質を救った弱虫のび太の珍しい活躍ぶりや、悪人間だけじゃなく良い人間も居るんだってところが良かった。 読了日:10月27日 著者:藤子・F・不二雄 らせつの花 4 (花とゆめCOMICS)の感想 4巻。日向羅雪・星野夜行・岩月九竜の勤める天川緋一郎事務所の今回依頼者は、依頼者の放火した家の娘の霊だった。九竜の過去に触れるこの巻、焼き殺されて悪霊となった娘が依頼者を襲うのを阻止しようとするところに、羅雪の誕生日を1年後に控え、事務所員・空木葵の意識を乗っ取った巨大な力を持つ悪霊が現れる。羅雪を狙う悪霊の力がかなりのものだと判り、1年後は不吉な予感満載だけど、巻末についに九竜が羅雪に告白。でも羅雪は夜行がやっぱ好きで、夜行は守護霊ゆららがまだ好きで…な△な感じ。しかし葵と緋一郎も気になるのは私だけか? 読了日:10月26日 著者:潮見 知佳 大長編ドラえもん (Vol.4) のび太の海底鬼岩城(てんとう虫コミックス)の感想 4.『のび太の海底鬼岩城』弟の本を売却の為再読。夏休みの旅行に海底の山に行くことにしたのび太達だが、ジャイアンとスネ夫にはバミューダ沖で宝探ししたい思惑があった。ガイド・バキーちゃんに乗り黙って宝探しに出た2人を探し合流するが、海底人に捕獲。禁断の死都にある鬼岩城…昔滅びた高度文明都市の防衛システムが火山活動を誤認・それを解除する、そんなドラえもん一行冒険話。 昭和58年作品。VHS持ってます、勿論大山さんの。作者写真は藤子不二雄先生2人写ってます。弱虫バギーの決死の行動に当時感動しました 読了日:10月25日 著者:藤子・F・不二雄 らせつの花 3 (花とゆめCOMICS)の感想 3巻。日向羅雪・星野夜行・岩月九竜の勤める天川緋一郎事務所の今回依頼者は、夜行の高校時同級生の弟・天道大。明るいキャラで羅雪にもフェミニストぶりを発揮する大に憑りついた悪霊とは…、幽霊退治話モノ3件。前巻出来事をきっかけに夜行を益々意識しだす羅雪。九竜は羅雪が好きっぽいけど気づいてもらえないし、まだ形になってないけど羅雪と九竜と夜行が△になる予感大のこの巻。事務所員・空木葵が羅雪より1つ年上設定も吃驚、高校生に見える…。11話は、葵の優しさが緋一郎を救い羅雪を救っている、無償の心に癒されるのが良いですね。 読了日:10月24日 著者:潮見 知佳 漢検 10級 過去問題集 平成22年度版の感想 今度子供と試験を受けるので、隙を見てちょいお勉強〜。 読み書きよりも画数問題が不安です。 子供が受かって私が落ちたらどうしよう(゜∀゜;ノ)ノ 読了日:10月23日 著者:日本漢字能力検定協会 百鬼夜行抄 13 (ソノラマコミック文庫)の感想 大好きな世界観の風情のある本の13巻が出ました。『石段の底』『赤将軍到来』『名前のない子供』『別室の客』『亀裂の家』『取りかえ子』『毒の皿』の7本同録。 今回も幻想的で素敵でちょっと恐い話てんこ盛りでした。伶の若い時分の八重子さんとのお話はとても好きです、もっともっと見たいな、早く恋になった所まで見たい~。開の話も好きです。律も前巻で青嵐の契約が切れてどうなる事かと思ったが、今巻は思ったより困っていなかったな。しかし開が再び行方不明って…。これでもう少し若返って戻ってきたらもっと楽しいかもしれません。 読了日:10月22日 著者:今市子 ハッピーエンド (リンクスロマンス)の感想 シリーズ6冊目、中古買い。辛い恋によって心に傷を負った元エリート銀行員の三津谷雅至は、映画監督・木佐の個人事務所で働いていた。今ではすっかり事務所の雰囲気に馴染んでしまった三津谷だったが、若手美術監督の泰丸適とは予算絡みでいつも角を付き合わせていた。ある日、三津谷は叔母に呼び出されしつこく見合いを勧められる所を、偶然通りかかった泰丸を強引にひきこみ恋人のふりをさせてしまう、そんな俳優シリーズ?最終巻。この2人も悪くは無いんだけど、なんか脇〔前作登場人物〕に目が行きがちになる。3CPで6冊のが良いと思う 読了日:10月21日 著者:水壬 楓子 万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)の感想 初読み作家さん。東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”は誰が何のために貼ったのか?謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女鑑定士・凛田莉子23歳と出会う。万物の真価・真贋・真相を見破る能力で様々な事件を追う、事件話。読み易い文章だが急に過去に飛ぶ構成が苦手で読みづらかった、後半に慣れたけど。信じられない程天然キャラの劣等生だった莉子の変化描写を入れたかったんだろうけど違和感。でも終盤いきなりの経済破綻描写からかなり面白くなる。なぜそうなったのか早く2巻が読みたくなる。 読了日:10月20日 著者:松岡 圭祐 Cluster―12 world adventure story (2)の感想 本棚発掘再読。「CLUSTER2」?天宮界を救う為、ガーディナル〔天宮界を司る7人の者達〕捜索復活をする天宮の王女クレア。ログストーンで逢った謎の少年・アストルと水皇界ウィンラージを訪れ闇の侵攻を防ぎ1人目のガーディナルを目覚めさせ、次に地惶界エトリオへ渡り鍵となる守人テリスが消息不明とその姉メテアに聞き、捜索依頼される。エトリオでの異変に気付くライアスとイルデは調査、正体不明の敵に強力そうな力を使うアストル、と謎多く加速度を増す冒険ファンタジー。複雑伏線が一杯で直ぐに判りづらい、が面白い 読了日:10月19日 著者:秋山 たまよ,CLAMP CLUSTER 1の感想 本棚発掘再読。「CLUSTER1」?創世時世界は12の球となり天宮を中心に周回し始めた、2千年経ち闇の影が忍び寄る。ガーディナル〔天宮界を司る7人の者たち〕の復活のみが天宮界を救う鍵を握るという。天宮の王女クレアは旅立ったまま戻らぬ長姉のエトラに代わりガーディナルを探す旅に出る、冒険ファンタジー。 〔水皇界ウィンラージ編〕神殿の巫女・那海と亡き恋人・領威。〔エトリオ編〕守人・メテアと双子妹テリスが守っていたが妹が幽閉され均衡が破れた、そんな地でのガーディナル探し。4年前や紋章、謎が沢山。 読了日:10月19日 著者:秋山 たまよ,CLAMP クラスターの感想 本棚発掘再読。多分、これが「CLUSTER0」なのかな?CLAMPに居た秋山たまよさんのファンタジー、クラスターのワールドやキャラ紹介などの紹介本。天宮界〔クラスター〕世界でのお話、冒険モノ。主人公はこの世界の天宮の血をひく3人の王女の末娘・クレア、大冒険を夢見る元気な少女。ログストーンの原住民・パウル族が可愛い。〔目が大きくてパウパウとか言うんです!〕 闇の一族の勢力が強くってかなり主人公側劣性なとこで続刊〔6巻?〕止まってるから、続き出してほしいな…。是非この作品を思い出してくださいね★ 読了日:10月19日 著者:秋山 たまよ BLEACH―ブリーチ― OFFICIAL ANIMATION BOOK VIBEs.の感想 子供が捨てるらしくその前に拝見~。シールや口絵位置に小さいポスターが有り、ファンなら嬉しい。一番初めのルキアとの出会いのシーン懐かしい。この時の英語チックなエンディング曲〔Life is Like a Boat〕は結構好きで他の気に入ってる曲と共にたまに聞いてます。雛森が可愛いので冬獅郎との会話も大好きでした。もっと彼女を出して欲しかったな。優しそうバージョン藍染もやっぱ好き、総隊長も好きです。カラーのアニメ画像入りなので、場面場面がすぐに思い出されて便利。設定資料集も人数の割に少ないが有り。 読了日:10月19日 著者:久保 帯人 メテオ・ラバーズ (リーフノベルズ)の感想 沙野風結子さん作家買い、評判見てたので中古購入。夏休中だけ古家で一人暮らしを始めた高校生・加月。一人眠ってたその時凄まじい物音で空から何かが家に降ってきた。それを追い怪しい謎の男がいきなり家に侵入。精悍な顔立ちをしたその男・京悟は、隕石を探すメテオ・ハンターだと名乗り、加月の家に落ちた隕石を探す許可が貰えるまでここを動かないと勝手に住みつく。強引な京悟は何かと反発する加月に、次々と淫らな悪戯や恋を仕掛けてくる、そんなお話。メテオ・ハンターという変わった職業をうまく活かせていなかったがあっさりと軽く愉しめる 読了日:10月18日 著者:沙野 風結子 桜姫 (キャラ文庫)の感想 水壬楓子さん作家買い。野性的で精悍な連邦犯罪捜査局捜査官・シーナは、頻発する異星人犯罪を取り締まる仕事だ。捜査局視察に訪れた怜悧な美貌の超エリート高等判事秘書官・フェリシアの護衛任務がくだる。フェリシアの辛辣で無愛想な態度にはうんざりだが命令には逆らえない。がその夜、シーナはフェリシアになぜか熱く誘惑される…そんな近未来ラブロマン。シーナ家族の過去事件の謎解明されますが、なんだかまだウヤムヤ部分がある様な?シーナとフェリシアってよりもお勧めはシーナの相棒・犬型宇宙人のランディ、彼との掛け合いが楽しい。 読了日:10月18日 著者:水壬 楓子 オレの愛を舐めんなよ (キャラ文庫)の感想 粗筋に惹かれて購入。榊花月さん6冊目読了本。レストラン支配人・野々宮の悩みは、九歳年下の幼馴染で標グループ御曹司の覇王。事故で両親を亡くした野々宮は、標家に引き取られ覇王の遊び相手だった。昔は天使のように可愛らしかった幼馴染も、19歳の今唯我独尊で傍若無人なオレ様男に成長、レストランに来ては野々宮に絡んできたり、冷たくあしらえば捌ねる、覇王に呆れつつなぜか突き離せないそんな2人のお話です。設定は良いと思う、年下攻めは大好き、でもさ文章があんま好きじゃないし、折角の設定が活かされてなくてもったいない。 読了日:10月18日 著者:榊花月 BASARA (16) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。本編終了後番外編。『ナカマ』聖と那智の幼馴染コンビ昔話と恋の予感話。『ダカラ』浅葱がなんで朱理を嫌いかって話。…それか。『カタナ』4本の刀に纏わる昔話。『カナタ』朱理と更紗の本編終了後話。『サラバ』新橋視点。『タカラ』多聞と増長の幼馴染話。『ハカマ』夜郎組の蜂也視点話。『パジャマ』カナタ後ラブラブ休日話。『サラダ』凪は一体何者なのかって話。揚羽と浅葱の出会い、菊音とお市、朱理と更紗の世界への船出とか、もっと沢山見たかったな~『ワカバ』再び激動『サラサ』現代の二人。 読了日:10月18日 著者:田村 由美 BASARA (15) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。浅葱が国王の後継者・蒼の王として居る城に単身向かったタタラを追い、朱理も今帰仁と共に城へ向かう。四君子の蘭と梅に行く手を邪魔されるが同じく四君子の菊音に助けられ先に進む。菊音対蘭と梅戦。浅葱と対する更紗に割り込む朱理と今帰仁だが、更紗はタタラとして浅葱にその場を任せて国王を探す。浅葱対柊戦。揚羽は太郎ちゃんの情報から城崩壊を止めようと地下で奮闘。タタラが単身で行動した為軍より個人が活躍するこの巻〔個人行動多すぎで吃驚だけど〕本編終了巻だけあってそれぞれの結末がドラマティックで熱い。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (14) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。ジャーナリスト太郎ちゃん死亡に悼む前巻、それでもタタラ対 赤の王の戦は続く。命を懸けた太郎ちゃんの情報を貰ったタタラ軍は壊滅を免れる。 その隙に大老萩原の軍が朱理を寝返り後ろから攻撃、国王軍同士の戦いをタタラは静観。朱理は残せないものを連れてきたと、白の王から借りた暗殺者・柊と相対する。今帰仁とのタッグで漸く相討ちしかも柊逃走。朱理のこの腕を失くした後の演説もまた凄い、政治家に向いてそうな人だよ。揚羽が大老萩原を暗殺した為、蓬莱山遷都計画頓挫。しかし西の大老・橘は感激屋だね。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (13) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。ジャーナリスト太郎ちゃんが蓬莱山で潜入調査中、朱理を訪ねてきた西の大老・橘。王家を憂いた橘で考えさせられた朱理は、ナイチンゲールをしてた更紗の母に会い京都に入る。更紗は国王後継者に赤の王・朱理がなるという菊音からの情報に動揺するもタタラとして戦う決意をする。民や王を信用させる為天迄届く防御壁を作ると豪語し実行する朱理や、情報を紙におこそうとするも追い詰められる太郎ちゃん、戦中でも分り合ってるような朱理と更紗等見所多!多少無理な行動や設定も凌駕し、もう本とにドラマテイックに展開。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (12) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。紫黒の都では黒の王の影武者と正室・紫の上が、赤の王・朱理のシナリオで引退を表明。側室・最上の部下甲斐の数馬に加勢された、最上と黒の王を罠にはめる。タタラ暗殺に乗り出した柊の部下によって母船が沈没、柊に殺られそうなところを菊音に救われ、黒の王引退表明に朱理が関わっていたことを知る。元黒の王の領地で国王軍と戦う朱理の陣中見舞のワインの差し入れや、引退表明の時の朱理と今帰仁の会話が好き。そして夜間外出禁止令の出た京都では数名の要人暗殺が行われていた。ジャーナリストの太郎ちゃんも潜入調査。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (11) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。国王の御膝元の京都で、大仏開眼式をぶち壊し王の威信を失墜させなおかつ、奴隷も開放する事に成功したタタラ。朱理の作った蘇芳を少しづつ蘇らせるタタラ。千手姫が出産し、柊がタタラ暗殺に乗り出す、朱理も更紗もお互いの事を考えるこの巻は、味方として遊山が増えた朱理が、ユウナや今帰仁と共に四国の人質を解放。そして紫黒の都で黒の王の正室・紫の上を菊音と飛騨の市松と共に助け画策し、側室の最上は黒の王と共に居城を空ける。その隙にと作ったシナリオが、最上の部下甲斐の数馬の為座礁する。中々会えない二人です 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (10) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。蘇芳の戦いでついにお互いを認識した2人は戦意喪失。赤の王朱理は自傷し、タタラは腑抜け動けなくなる。更紗は揚羽に富士山麓まで連れ出されショック療法を受け徐々に自分を取り戻すも、精神は落ちつかず。一方の朱理も自刃傷を浅葱によって助けられる。黒の王の領地・紫黒に潜入した更紗は、黒の王の正室・紫の上の傍近くで1人、隙を見て交渉をしようと目論み、紫の上・その部下お市・浅葱やその背後人部下である菊音・太郎ちゃん・多聞と鹿角へ向かう。しかし浅葱はなんだかんだいって構ってほしい末っ子みたいな感じだね 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (9) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。蘇芳の都を赤の王に代わり現在収める国王直属の大老・北の桃井、闘わず絵を描いて悠々と暮らす息子・穂積、蘇芳で配信される新聞を密かに作っている穂積の恋人・廉子、そんな蘇芳にタタラが潜入。蘇芳改造計画を推進しようとして反対する廉子とその建物に絵を描いて阻止する穂積、剣を持たず対抗する2人は本当に凄かった。廉子逮捕の後の穂積との2人の運命はほんとせつない。どさくさに蘇芳を奪還した赤の王朱理と終盤、戦場で相対するタタラ、この巻迄しか読んでない人はこの後どうなんの!とソワソワ落ち着かないこと必至 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (8) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読、保存用。東北の人々と話をしようと望むがなぜか網走刑務所に送られる更紗と浅葱と揚羽。〔那智も後を追ってる〕その地は王弟の支配する地底の国だった。東北の増長からの頼みごと〔多聞探し〕処理や、囚われのハヤトも見つかり、赤の王の従兄弟という看守・風の梟に朱理の姿を見て慰める更紗等見どころ満載。那智や角じぃやなぜか敵の筈の群竹も活躍するこの巻。多聞を救出し増長とも仲良くなれた、って感じでどんどん人の輪が広がっていく。そこが素敵な物語ですよね。揚羽も厳しいねぇ。そして人を騙す時は良い顔するんだね、浅葱。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (7) (小学館文庫)の感想 本箱から発掘再読、保存用。沖縄に攻め入る日本軍を相手に朱理の機転もあり勝利した後、朱理と行動を別にし東北へ向かう更紗と浅葱と揚羽と那智。一方朱理はユウナや今帰仁達と共に四国を訪ねる。赤の王が生きてると知った更紗は憎しみにパワーをもらい東北の人々と話をしようと望むが約束を破り網走刑務所に浅葱と揚羽と更紗は送られる。〔那智も後を追う〕大統領と裏取引し身を引いた今帰仁の兄・運天の生き様がせつなく熱い、この巻から東北や北海道の刑務所編がスタート。朱理似〔従兄弟らしい〕看守・風の梟と出会う。揚羽の本気度UPですね 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (6) (小学館文庫)の感想 本箱から発掘再読、保存用。部下に謀反をおこされ国を失った朱理は、沖縄に渡りその土地の人々の意志に触れ色々考える。そして光を取り戻す為に南下し養生してた更紗と再会。沖縄で二人は自分達が造りあげる国の形を模索する。沖縄に攻め入る日本軍を相手に、ユウナや今帰仁達は朱理と共に南の島から反撃する、そんなこの巻。大統領と裏取引し選挙から身を引いた今帰仁の兄・運天の生き様、朱理のカリスマ的大ぼら吹きっぷり、赤の王の都の廃れに憤り寝返る兵士たち、等見どころ満載。冷酷で荒削りでもTOPの魅力に溢れてる朱里がかっこよかった。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (5) (小学館文庫)の感想 本箱から発掘再読、保存用。乱戦のなか更紗は兄の敵・錵山将軍を倒すがその代償に傷を負い視力を失う。一方、赤の王の都・蘇芳では浅葱の企みにより恐るべき計画が密かに進行していた。熊野の若きグループ那智や聖を味方にして赤の王と対するタタラ軍、熊野での茶々対錵山戦有り。太郎ちゃんや芭蕉医師、ユウナに今帰仁登場。錵山将軍や四道等、朱理の統治に惹かれた男たちの最期が悲しい。やっと沖縄編です、ここ場所での幸せな2人を早くみたいな。朱里が沖縄の色んな平和な場面を通して王とは何か…に疑問を持つ、いい切っ掛けだと思う。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 BASARA (4) (小学館文庫)の感想 本箱から発掘再読、保存用。人間狩りレースや龍の生け贄にされる民、残虐な快楽に溺れる蒼の王。その地獄の都・青藍はついに鉄仮面の騎士・雷蔵を指導者とする独立軍の手に落ちた。王は死ぬが彼は偽王で、真の蒼の王の名は「浅葱」だった 。タタラ軍にうまく入り込む浅葱は各国にくさびを打ちつける。錵山将軍の男気や千草との関係がせつない、この巻。那智と聖、登場。浅葱がかなり画策してて攪乱させられる両軍。個の人間として良い人であっても、立場が違えば180℃変わるんだね、とこの本を見ると何度も思う。平和の尊さを感じさせられる。 読了日:10月17日 著者:田村 由美 |