読書批評:「しあわせにできる スペシャル編」(谷崎 泉)
二見シャレード文庫 ¥690(税込) 読書日:2011年10月18日 自分的評価:★★★★☆ あらすじ:久遠寺が藪内の跡を継ぎ、残った本田たち日芳メンバーにも次々と転機が。中でも各務と落合の結婚に、驚愕のあまり花嫁の父のような心境の本田だが、久遠寺には「できるものなら結婚したい」と言われるほど相変わらずの愛されぶり。一方、社内では建材部の大幅な人事刷新が検討され、本田もその対象に。再び大きな決断を迫られる時が訪れて―。『しあわせ未来予想図』を大幅加筆したスペシャル編。気になる森田の結婚問題にもついにピリオドが!?『哀愁のハワイ航路』も同時収録。 MY感想:一度読んでから、また1巻から読みかえしました。 森田さんの話、後半は笑えます~。皆幸せそうで安心する話ですよね。ほのぼのします。 12巻で終わりだとちょっとあっけない気もしたので、このスペシャルは嬉しいです。あと同人誌で書かれているらしい‘久遠寺家へ行く本田’もみたいな~。 もう1冊くらいあって欲しいです。私はこのシリーズ、CDから入ったんですが、毎回ほのぼのできました。 PR |
読書批評:「しあわせにできる 12」(谷崎 泉)
二見シャレード文庫 ¥560(税込) 読書日:2011年09月30日 自分的評価:★★★☆☆ あらすじ:本田の仲介によってかつての共同経営者・薮内と和解した久遠寺は、余命いくばくもない彼から会社を引き継ぐべく日芳退社を決意する。一緒に新しい会社で働こうという久遠寺の言葉に、本田の心は揺れる。想いが徐々に身の内から溢れ、言葉や態度に表れてゆくことへのおそれ、職場が離れすれ違いが増えていくことへの不安…。一方、久遠寺の退社を知った3課の面々は情報収集に躍起。東郷の意外な行き先も決まり、プロジェクト2課と合同の送別会へと話題は流れていく。少しずつ、それぞれの道が分かれていく仲間たち。久遠寺と本田もまた、二人で歩む人生を誓い合う―。書き下ろしは本田の早とちりも微笑ましい送別会幹事奮闘記。シリーズ最終巻。 MY感想:本編は、クライマックスだというのに、ややあっけなく終了。 あともう一波乱来そうだと思っていたのに、長男あっけなくひっこみましたね。 リアルタイムでは知らなかったので、次巻が出てて良かった。 ここで終わられるとちょっと中途半端な気がします。でも、初めはともあれ幸せそうで良かった。そのまま続いていけそうなほのぼの感があります。 |
読書批評:「しあわせにできる 11」(谷崎 泉)
二見シャレード文庫 ¥560(税込) 読書日:2011年09月30日 自分的評価:★★★☆☆ あらすじ:問題児だった新入社員・東郷の信頼を得て、ますます3課の尊敬の眼差しを集める本田だったが、プライベートでは久遠寺を訪ねてきた薮内の存在が気にかかっている。漏れ聞こえてくる過去の二人の確執、重病説…。その久遠寺には異動・転勤の正式な辞令が下るが、固辞したことで社内の立場が微妙なものに。人生の岐路に立った恋人に本田ができることはただひとつ「好きだ」と想いを伝えること…。一方、徳永から託された絵を静香に見せた本田は、彼女と訪れた「蘭月」でついに主人との浅からぬ関わりを知る。過去の苦い出来事があたたかな縁となり、すべてを優しく包んでいく―。シリーズ第11弾、書き下ろしは徳永家の令嬢・深雪の、かなり悩ましい父兄参加イベント。 MY感想:ラブラブ状態続いてますね。ほのぼのしていいです。 豊川課長が本田の後ろでちょろちょろしてるの好きなんですが、本田の邪魔にしかならないところが凄いですよね~。あとは…好きってストレートでいい言葉ですね。久遠時の心に沁みた事でしょう。。 |
読書批評:「しあわせにできる 10」(谷崎 泉)
二見シャレード文庫 ¥560(税込) 読書日:2011年09月20日 自分的評価:★★★☆☆ あらすじ:久遠寺の心配をよそに、仕事をしない新人・東郷の面倒を見ると決心し、出先に連れ出した本田。そして、その日から東郷の態度が変わり始める。だがプライベートでは、白金宅を訪ねてきた薮内が久遠寺のかつての共同経営者で、彼を手ひどく裏切った男と知り動揺する。本田は薮内のことを知ろうと堂島にそれとなく水を向けたつもりが口を滑らせ、同席していたまゆりに久遠寺との関係を気づかれてしまう。精神的つながりの強い彼女の反応を不安に思っていた本田に、まゆりは薮内に関する「噂」をもたらすのだが…。 しあわせラブライフ編第二弾!書き下ろし『秘書のしあわせ』は、本田さん以上の苦労人?映の秘書・森田の秘められた日常生活と、アクション映画さながらの逃避行。 MY感想:はい、ラブラブ状態です。今まで仕事をしなかったツワモノの新人、東郷の話と、久遠時に会いに来た薮内の話を中心に展開している10巻。 森田がお見合いをさせられ、大変な話もついたお得な一冊です。 |
読書批評:「真夜中のパン屋さん 」(大沼紀子)
ポプラ文庫 読書日:2012年07月8日 自分的評価:★★★☆☆ あらすじ: 都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。 MY感想: 初読み作家さん、レビュの多さや評判に惹かれ購入。 都会の片隅に真夜中に開く不思議なパン屋さん、オーナー・暮林、パン職人・弘基、居候女子高生・希実は、パン万引事件や、ストーカーや失綜騒動へと巻き込まれる、パン屋さんを舞台にしたそこに関わる人達の話です。 序章説明描写で既に美味しいパンが食べたくなった。 砕けた文章は読み易くスーッと入っていけたし、各人のエピソードは成程と思った。 視点違いが読みづらい箇所もあったけど案外楽しめた。 パン屋に関わる色んな立ち場の人達を掘り下げ魅力的な部分を見せてます、ほっこりできます。 |