2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:40冊 読んだページ数:8968ページ ナイス数:157ナイス 精霊歌士と夢見る野菜 金色の約束 (角川ビーンズ文庫)の感想 『精霊歌士と夢見る野菜』シリーズ3巻。『精霊歌士』を目指すメロウは、野菜しか作れず、ムーサ音楽院予備学生でしかない落第生。ムーサ音楽院首席・エイディの才能に追いつく為奮闘中に“砂漠の王子様”シャーディーや、臆病なリーリという補講仲間と力を合わせ課題を乗り越え、ついには花も咲かせられるようになる。だがなんと精霊歌士になる最終試験審査するのは、幼いメロウを捨てた母親で王国女王その人だという…そんな王道恋ファンタジー最終巻。正直ここで完結は、かなりもったいないな~と思う。折角面白くなってきた感じだったのにな。 読了日:8月1日 著者:永瀬さらさ スウィート・ソプラノ ~金色の王子に奏でられ~ (シフォン文庫)の感想 TL多量買いの一つ、初読作家、中古。子爵令嬢のニーナは舞踏会中に誘拐されるが、第二王子・ルーカスに助けられる。現王の弟で辺境城で謹慎している金瞳王子を、幼少時に歌を褒めてもらった時から、ニーナは密かに恋い慕っていた。ルーカスの居城に連行され、ニーナは昼は広間で美しい歌声を、夜はベッドで甘い歌声を求められる…令嬢と王子の初恋の調べ。ってな粗筋、両想いなのに意思疎通なしに初Hって全然初恋チックでは無いです。兄王は弟を称賛する令嬢を狙い攫ってやりまくっていたらしいし…むむむ。もうちょい書き方を変えてくれればなぁ 読了日:8月1日 著者:蒼井ルリ乃 守護者がつむぐ輪廻の鎖 守護者がめざめる逢魔が時3 (キャラ文庫)の感想 「守護者がめざめる逢魔が時」シリーズ3巻。清芽を守護する「加護」の正体を探る為、夏休みを利用し、凱斗を筆頭に清芽の実家神社を訪れた霊能力者一行。だがその町で霊障と思われる怪事件発生!赴いた先に居たのは、協会には属さないフリー霊能者だった。稀代の能力を持つ清芽の弟・明良と同格な力を秘めている様な癒し系の美貌青年は、なにやら清芽に頼みごとがあるようで…そんな若き退魔師達が怨霊退治に挑むBLホラー3弾!今回も主役CPのイチャコラの下りは不要なんじゃないか、ってくらい明良にくいついてました。あやうい感じが素敵。 読了日:8月2日 著者:神奈木智 六三四の剣 (3) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読。現代の剣豪になれと、両親が願いをこめ命名した夏木六三四の 小学校時代(夏木栄一郎VS東堂国彦の父親対決IN全日本剣道大会後半~盛岡から引越しを経て小5で北上少年少女剣道クラブ入門迄)3巻。母が教師をする26名しかいない峠山分校の小学校に転校後、父の死のショックで3年も剣道から遠ざかる六三四。剣道をしてない生活が続くある日、父の墓を東堂国彦と修羅が訪れていたのを知り憤る、夏木栄一郎を仇と考え陰ながらツキの特訓をしてたり、北上少年少女剣道クラブにて轟蘭子と再会したり、母・佳代の奮闘もいい味。 読了日:8月3日 著者:村上もとか モペットちゃんのおはなし新版 (ピーターラビットの絵本 5)の感想 夏休みの読書感想文用に子供が学校から借りてきた本、子供にマジでこれの感想を書くの?と訊いたけど、だってこれ未就学生用じゃないかしら…でも私も一応読んだので記載。かわいい子猫・モペットとねずみの知恵くらべ。素早いねずみは子猫なんか馬鹿にしてからかっています。ところが最後には――ってな粗筋。にゃんこの絵が可愛い。あたまを小さなきれで縛って暖炉前に座る挿絵も、鼠ボール遊び挿絵も良し。全般的に可愛い絵本でした。さて息子はこれを本気で読書感想文として出す気でしょうか?そして先生の反応は…?そこも気になるところ。。 読了日:8月3日 著者:ビアトリクス・ポター 逃げそこね (ソーニャ文庫)の感想 タイトルに惹かれ、中古購入。乗馬好きな子爵令嬢マリアンナは、折角デビューしたのに名門貴族のレオナルドに「馬にまたがる田舎者」と揶揄され、社交界から爪はじきに。傷つき、王都から逃げる様に帰郷するが、何故かそこにレオナルドが現れ、結婚を強要。あんな仕打ちをしておきながら、どういうつもり?と涙を堪えて睨みつけるマリアンナを恍惚表情で見つめるレオナルド。逃げようとするマリアンナは捕えられ、無理やり身体を開かれてしまい結婚する羽目に。だが逃げ出す気満々のマリアンナは…そんなお話。もうちょっと逃げて欲しかったかな 読了日:8月4日 著者:春日部こみと 【Amazon co.jp限定】予言者は眠らない 書き下ろしショートストーリー付き (キャラ文庫)の感想 作家買い、中古。 幼い頃、父が交通事故に遭う夢を見て以来、大切な人や、好きな人の夢を見ると、それが現実になってしまう──そんな予知夢に怯えるようになった大学生の相原浩也。バイト先のファミレスの年下同僚高3・高取祐介に密かに恋しているけれど、仲良くなったら夢を見てしまう、とわざとそっけない態度をとる毎日。だがある日、高取が浩也に「好きです」と告白する夢を見てしまい、それはどうすべきかと混乱する…そんなお話。ん?な部分も有るが、ネガティブ思考で自己評価の低い鈍感設定(実は天然)で年下攻めだし、割と面白かった。 読了日:8月4日 著者:樋口美沙緒 青春白書 (3) (講談社漫画文庫)の感想 ドナの為、本箱発掘再読。世界に通じる一流選手を育成するフィギュア専門スケート学校1期生に選ばれた真琴。そして遂に歩も編入を許され、北海道から東京へと移る。喜びも束の間、真琴が憧れの翠川倫子とペアを組んだ事を知る歩だが、セラーズ先生に言われ、なぜか真琴とペアの練習をする事に。翠川結城ペアのたたき台と聞き激昂して聞きに行くが本当にそうだと知り北海道に還る決意をする。だが空港で雪子と会い話すうちに気が変わり……そんなフィギュア・スケートで結ばれた愛を描く3巻!たたき台承知で身代わろうとする情熱…は感じます。 読了日:8月5日 著者:上原きみ子 伯爵と妖精―涙の秘密をおしえて (コバルト文庫) 読了日:8月5日 著者:谷瑞恵 子爵探偵 甘い口づけは謎解きのあとで (ティアラ文庫)の感想 表紙と謎解きの文言につられ中古購入。本当の祖母の様な雇主の親・メイジーの手伝いの為乗った客船で、殺人の濡れ衣を着せられたステラ・Dを、推理を駆使し助けてくれたのは、居合わせた自称「名探偵」貴族イアン。唯我独尊な変人なのに一生懸命犯人捜ししてくれ、真犯人の罠にかかり殺されそうになった後も、優しく抱きしめてくれたイアンに「ずっと側にいて欲しい」と囁かれ、蕩ける様な甘い夜を過ごすが…そんな探偵と被疑者から始まった恋話。設定が面白いのにかなり勿体ない、是非シリーズ化してもう少し事件を面白いものにして欲しい所。 読了日:8月6日 著者:館山緑 愛しかない・改の感想 『愛がない』番外編。仲直りの直後話「足りないもの」ご要望通りと帰ろうとする白井雅志が、引き留めて欲しい感満載の子供っぽさで、一緒に居たら嫌かもしれないけど、見てる分には可愛いと言えなくもないお話。「愛ある日々」その後話、白井篇。「愛ある日々」その後話、槇野達哉篇。 「愛しかない」山崎さんとランチから始まり、前回出来なかったサプライズクリスマスとして連休を満喫させるために、白井が張切るお話。 「ストロベリー」愛ちゃんも絡めたイチゴ狩り話等。達哉の前カノ登場で吃驚。…ってな5つのお話が収録されとります。 読了日:8月7日 著者:成瀬かの 青春白書 (4) (講談社漫画文庫)の感想 ドナの為、本箱発掘再読。一流選手育成フィギュア専門スケート学校にてすったもんだの末、倫子とペア解消し新たにペアとなった歩と真琴は愛情も確かめ合うが、ペアデビュー目前に以前から悪かった歩の右足を更に痛めてしまう。いつか真琴の夢であるペア・マラゲーニャを一緒に踊る為特訓するが、歩の右足が踏み切れず飛べなくなると左に転向し頑張り続ける2人。更には学校に新しいペアを宛がわれ…そんなスケート漫画4巻。亜木津の母親の死やペアに執着し学校側の意向を無視し出寮同居しスケートに情熱をかける半生?と恋物語。 読了日:8月8日 著者:上原きみ子 華鬼2 (レガロシリーズ)の感想 中古購入、初読作家さん。響、四季子に襲われた翌日、神無は命の恩人・国一の生存確認の為、庇護翼に気遣われながらも学校へ。だが国一の姿はなく、代わりに薄笑いを浮かべた四季子が待ち構えてた。動揺する神無の前に見知らぬ黒服男が姿を現す…そんなシリーズ第2弾!華鬼と神無に起こる心情の変化経緯がいい。華鬼が無意識に本能で不在の神無を探しふらつくだの、寝たふりしたりこっそりご飯食べてみたり等恋自覚ないままの行動が可愛く、人形の様だった神無がちょっと人間的変化するのも、カズキヨネさん絵も横柄そうな忠尚も結構いい人で良い 読了日:8月9日 著者:梨沙 監禁城~冷たく甘い秘密のキス~ (ヴァニラ文庫)の感想 TL多量買いの一つ、中古。アナベルは、辻馬車を呼んだ礼をくれるという伯爵について古城にきたが、伝家の宝石を盗んだ咎で監禁される。実は無実で処女なのに、美しい伯爵は信じず、目隠しされ媚薬を塗り込めた花びらを一晩中、指一本で淫らにまさぐられた。「君は父の愛人だったんだろう?」勘違いも正せず、初めて知る甘い官能と屈折した愉悦を刻まれながら、アナベルは初めて好きになった人に弄ばれて傷つくが、一線を越え処女だとわかると和解するも、執事が伯爵弟とその知人を伴って訪れ事態は急展開…そんな愛縛恋。これ監禁してないと思うよ 読了日:8月9日 著者:牟礼茉莉花 タイムリミット (プラチナ文庫)の感想 作家買い、中古。甘い蜜滴る体で雄を食い締め、貪欲に求める魅惑の副社長・潤一郎だけど、恋人の葛西は仕事人間でなかなか濃密な時を過ごせない。「もっと愛さないと…リストラしてやる」と不満のまま、占拠事件に巻き込まれ人質となる。しかも首謀者は、かつて潤一郎を淫獄に陥れた男。そこから救い出してくれたのも葛西だった、そして今回も必ずと信じ、嬲られても毅然と耐える。その愛に応えるべく葛西…そんなお話。その後話『それから…』『それから…の後には…』も収録。出張先でテロに巻き込まれるこの話はテンポよく愉しめた。前巻未読。 読了日:8月10日 著者:剛しいら 妖狐Warning! (ミッシイコミックス NextcomicsF)の感想 レンタル読了。『親をなくし路頭に迷ってしまった宝生みお。そんな彼女の前に突然現れたのは、漆黒のスーツに身を包む大財閥の若き総帥・黒狐院御咲…華麗な外見を持つ彼の正体は、妖怪の頂点に立つ王・九尾の黒狐だった。豪奢な黒狐院邸に招かれたみおは、自分の身体が悪い妖怪に乗っ取られようとしていると告げられる。それを阻止する「儀式」にキスが必要だと言われ、恋人でもないのにキスできないというと、黒狐院はみおと"恋人生活"を始める事に…そんなファンタジー。バタバタ進み先が読める展開ながら、少女モノ王道なので安心して読めた 読了日:8月11日 著者:赤羽チカ ファミリーWalker (ウォーカー) 首都圏版 2014年 07月号 [雑誌]の感想 車屋さんで待ちがてら読了。遊ぶ場所が沢山たっぷり掲載、今回私が注目したのがローラー滑り台のある公園でした。211Mのヤツがある『青梅市花木園』、高尾駅からバスの八王子市にある『殿入公園』、動物園もある『横浜市立金沢動物園』にも行ったことが無いので興味津々。何度か行った事のある『県立四季の森公園』もその時ローラー滑り台はしてなかったので、今度チャレンジ。他には、お台場の『日本科学未来館』の企画もの「トイレ?行っトイレ!」には是非参加してみたいです。2014年10月5日日曜日までなので、行く機会があるかな? 読了日:8月12日 著者: 王立学校秘恋物語: 愛しき男装令嬢 (ティアラ文庫)の感想 初恋の彼に近づく為、男になりすまし女子禁制学校に潜入した貴族令嬢アミリア。婚約者の親友として出会った彼は、憧れの公爵令息だが美少年を集めて淫行に耽る男色家の不良?ショックを受けるものの彼の秘密の鍛錬を知り、いつしか親友に。二人で剣の稽古に汗を流し「男同士」としての友情を深めるなか、突然の愛の告白。女だと知られては恋どころか友情まで壊れてしまう!困惑をよそに「お前を抱きたい」と求められ、アミリアは男として繋がる覚悟を決めるが、だがその幸せは長く続かなかった…そんなお話。恋情を普通に愉しめるが、無難展開かも。 読了日:8月12日 著者:犬飼のの 虹色スコール (ディアプラス文庫)の感想 作家買い、中古。高校迄べったりだった友人・池上脩平と、大学に入ってから距離を置く様になっていた水野律也。池上の何でも分かったような顔が気に入らない、全てにおいて律也より勝っているのも、律也の好きな千鈴が池上に想いを寄せていることも。その態度に気づいていながら傍を離れない池上。そんな彼の心中を考えようともしない律也。二人のベクトルが交わる日は来るのか、そんな不器用同士等身大恋愛模様。作者後書通りの大学生同士日常生活での「山も谷もオチもない」でした。友達状態が変化するのは納得いくが、最後がちといきなりかなと 読了日:8月13日 著者:砂原糖子 失恋ショコラティエ 8 (フラワーコミックスアルファ)の感想 レンタル読了。ホワイトディにショコラティエ・小動爽太の前に家出したと現れ店の2階にしばらく住み着いた紗絵子、ずっと片想いだった憧れのサエコを放っておけず、えれなを切った形に。爽太は紗絵子と一線を超えるも、どんなに体を重ねても本心が分らず戸惑う。信じようとしても今迄の彼女との体験から幸せな未来が想像できない。そして遂に爽太はある決断を下すがー。えれな、薫子、まつり、オリヴィエ、関谷の展開も見所の、次巻完結を控え益々ヒートアップの8巻!やっぱそれぞれの考え方の違いが面白いかな。どう着地するのか次巻が愉しみ。 読了日:8月13日 著者:水城せとな コミックマーケット 86 カタログの感想 今年は行くか行かないか迷っていたので通販で申込みしてませんでしたが、本屋さんで見掛けてしまったため発作的に衝動買い。行くならば、16日の商業誌番外編目当てとなる予定でしたが、今回お仕事の為結局断念。でも中身を読むに当たり欲しいもの(商業誌の番外編など)は何点かありました。買えなかったやつは通販になるのかしら、J庭かしら。。 読了日:8月14日 著者: 王子様の猫 (ソーニャ文庫)の感想 TL多量買いの一つ、中古。幼い頃、記憶を失くし森で彷徨っていた少女リルは、第四王子サミュエルに拾われ、猫として飼われ溺愛される。王城から離れた森の奥深く、訪れる者のほぼない離宮で、いつしか互いの身体に溺れるようになるが、自国は隣国との戦争で劣勢になっていて二人の時間にもタイムリミットがあった。そんな中、リルの過去を知る者の出現で、優しい王子の様子が豹変――そんな王子の箱庭に囚われた少女の運命物語。設定はそんなに悪くないと思うが、描写が弱くいきなりそれ?な場面有、バットエンドチックなラストも好きくない。 読了日:8月15日 著者:小鳥遊ひよ ハニーデイズ (幻冬舎ルチル文庫)の感想 作家買い、中古。杉原さん23冊目読了本。国巳は自宅離れに下宿している12歳年上の諒一郎が大好きだが、兄の如く慕っていた諒一郎の同性の恋人とのキスを見て、その「好き」が恋愛感情だと気づく。国巳は気持ちを諒一郎に告げるも弟としか見てもらえない。それでも諦められず高校生になってもずっと好きでいたが…そんな歳の差恋話。うーん、まどるっこしかった、諒一郎が強く突き放さないのは好きなんだろうなぁとは思っていたが、中々落ちてくれなかった為、国巳の思考に苛々。でも諒一郎はいつからだったんだろう、彼視点の話も読んでみたい。 読了日:8月16日 著者:杉原理生 いつでもお天気気分 第6巻 (花とゆめCOMICS)の感想 5巻に続き6~7もレンタル。眉村と御堂のデートにエイプリルフール誕生日の山下一樹が加わる一日話や、茶道部男子三人組が3年生になった春、赤馬の妹・霧子が入学してきたが、茶道部新入部員にと意気込む秀達を尻目に、霧子は兄を敬遠気味で…そんな彼らの学校生活&恋話6巻。2013年1月刊。今回は3年初めから~夏頃迄。(秀ちゃん編はちと短いが)3CP話+赤馬妹って感じかな。どこか青くてちょっと微笑ましくてコミカル。なかなか個性的な新入部員で愉しめそう。しかし皆が大なり小なり持っているとはいえストレスって発散大変だよね 読了日:8月17日 著者:羅川真里茂 ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)の感想 初読作家さん。幽霊等見たくもないのに「視えてしまう」体質の大学生・八神森司は、高校時から片恋中の美少女こよみの為に、嫌々ながら仕方なくオカルト研究会に入る。そんな折、オカ研に悩める男が現れ相談されたのは、女の顔形の染みが壁に浮き出て何度引っ越ししても「追ってくる」というものだった…そんな一話から始まり次々もたらされる怪奇現象相談に個性的なオカ研メンバーが大活躍する青春オカルトミステリ話序章巻、5話収録。なかなか飽きさせない構成だし、一話一話のややオカルティックなお話も愉しめた。恋がどうなるのかにも興味津々 読了日:8月18日 著者:櫛木理宇 公爵さまと蜜愛レッスン ~夢見るレディの花嫁修業~ (ロイヤルキス文庫)の感想 初読み作家さん、中古。成金伯爵の令嬢ヴィクトリアの社交界デビューに際し、公爵家現当主・エドワードが後見人となる。伯爵家と公爵家は親しく実直で優しい彼はヴィクトリアの初恋の人。いつか彼のお嫁さんにと願いながら、身分違いで諦めているヴィクトリア。ところが婿選びを前に、嫁ぎ先を見つける名目で公爵家へ軟禁されてしまい花嫁修業をやるはめに!「私を夫と思うように」と触れてくるエドワードの甘やかな指先。将来立派な花嫁になる為の過激レッスンが始まる……そんな天然素直系ヴィクトリアと、奥さんに教育していくエドワードのお話。 読了日:8月19日 著者:御堂志生 スレイヴァーズ キス (幻冬舎ルチル文庫L)の感想 華藤えれなさんで唯一好きなシリーズである「スレイヴァーズ」文庫化の1巻。社長令息の倉橋柊一は、偉大な父の後継者としては不相応な美貌と脆弱な躰を厭い、逞しい体格と優秀頭脳を持つ使用人の冴木鷹成に長年自尊心を傷つけられていたが、大学卒業後、父の急逝で家も会社も冴木に渡り、更には、家族を守りたければ奴隷になれと宣告される。家族の為に自分を犠牲にした柊一は、仕事をしている冴木に男として敗北感を募らせる。そして高校時先輩だった山脇と会社で再会し、冴木の不正を知る…そんな序章巻。SS冴木視点、一途で宜しいと思います 読了日:8月20日 著者:華藤えれな いつでもお天気気分 7 (花とゆめCOMICS)の感想 5巻に続き6~7もレンタル。高校最後の学園祭、茶道部は柔道部とタッグを組み、和風コスプレ&キモメン喫茶をするが…妹とのあれこれも絡めた文化祭話&赤馬、秀、進之介はそれぞれの想いを胸に受験に臨み卒業式迎える、赤馬が新たな「暴れ馬伝説」を打ち立てる──受験勉強~高校卒業迄話収録。ハイスクール青春グラフィティの感動フィナーレ7巻、2014年6月刊。すっごい長らく?高校生だった彼らもやっとこ卒業しましたね~。これからそれぞれどんな未来があるのか、各々の恋人とはうまく付き合えていけるのか、想像するのも楽しいですね。 読了日:8月20日 著者:羅川真里茂 横浜ウォーカー 2014年 08月号 [雑誌]の感想 ネカフェ併設カラオケで読了。今回気になる記事は、裏表紙にもあったユネッサン。2014年9/23までなら体験型イベントのコナンを愉しめるらしい、行ってみたいなぁ。信玄餅の工場見学も好きなので気になる。でも山梨県、うちからはちと遠い。ここには載ってなかったけどシャトレーゼの工場見学(ここも遠い)や、崎陽軒の工場見学もいつか行ってみたいなぁ。CIAL桜木町は既に覗き済み、駅チカで綺麗でした。(スープ屋さんでスープのみました。) 読了日:8月21日 著者:雑誌 黒の将軍と東の塔の魔女 (マリーローズ文庫)の感想 スピン元と違って好みだった為、愉しめた。実親にさえ魔女と恐れられ、城塔に幽閉されていた第一王女アレクサンドラを外に連れ出してくれたのは、イグニス国の獰猛将軍・レオニダス。シルワに戦いを求めて攻め入り、その勢いに国王一族は逃げ出し、幽閉状態で一人残されていたアレクサンドラにレオニダスは突然「俺がおまえをシルワの女王にしてやる。俺の子を産め。俺は自分の国が欲しい」と言ってくる。アレクサンドラは結婚までは、と純潔を守るが、一緒に過ごすうちにレオニダスが獰猛なだけでなく国を治める器を持つ事を知り…そんなお話。 読了日:8月22日 著者:姫野百合 麻薬のような男 (ショコラ文庫)の感想 作家買い、中古。新人ホスト・石羽根晟の本当の職業は、クラブ内でドラッグ密売が行われている情報で潜入捜査中の警視庁刑事だった。晟が最も怪しいと睨む、クールで大人の男の色香漂うナンバー2・氷崎怜一は、なにかにつけ晟を見下し尊大な態度。氷崎は一人で不審行動を取ることが多く、要注意人物としてマークしていた。氷崎のヘルプについた晟は、流れで氷崎に濃厚なキスをされてしまい、意識してしまうようになるのを押し殺し捜査する晟だが、なぜか氷崎と同居する羽目に…そんな麻薬事件話。予想通りの展開で愉しめず、なにか加味して欲しい所 読了日:8月23日 著者:結城一美 青の祓魔師 13 (ジャンプコミックス)の感想 ネカフェ併設カラオケで読了。幼い出雲にイルミナティが近付いたのは九尾の力を手にする為だった。母・玉雲は実験台とされ、妹・月雲と共に囚われの身となった出雲。神木家の壮絶過去を知り、一刻も早く出雲を救出したいと願う燐達は救出に向かうが、侵入した途端に離れ離れになってしまい…そんな13巻。裏切った女性への報復等、イルミナティの…特に外道院の外道さが恐ろしく出ていたかな。この巻では神木出雲も逃げれるかどうか五分な印象。願わくば志摩廉造が二重スパイである事を望む。グロさ等は頂けないが、なんにせよ次巻の展開も楽しみ。 読了日:8月24日 著者:加藤和恵 愛からはじまるサスペンス―まんが家マリナ最初の事件 (集英社文庫―コバルト・シリーズ)の感想 友人からのお勧め本、借り本。マリナシリーズ1冊目。今度読者アンケートが最下位だったら首、と編集長に無慈悲にも言われたマリナ。くいっぱぐれは嫌と焦り、「大音楽大河恋愛セクシーロマン」に挑戦することに。取材のために音大付属高校生の旧友・薫を訪ねるも、そこには美女とバイオリンを巡る恐ろしい事件が待ち受けていた…そんな長編シリーズの第一作目。17歳で漫画家で友人一杯設定や一人称が入り込みづらさを強化していて読了に苦戦、今回は主人公の紹介本っといった所か。それでも友人が勧めるだけに今後面白くなるだろう事に期待。 読了日:8月25日 著者:藤本ひとみ 偽りのフィアンセ~公爵の甘い誘惑~ (ジュリエット文庫)の感想 TL多量買いの一つ、中古。勝ち気なリディアとおとなしい双子の妹ローレルは父が決めた婚約に反発、入れ替わってお互いの婚約者に嫌われようと企む。リディアは尊大な公爵ギルバートに自分が従順な花嫁にはならないことを見せつけようとしたが、逆に彼に気に入られてしまう。本気で彼女を得ようとするギルバートの巧みな誘惑に、身も心も囚われてしまうリディア。彼は妹の婚約者なのに…そんな双子が入れ替わってお互いの婚約破棄をしようとするお話です。割と愉しめた、妹篇の「危険なフィアンセ~諜報員の甘い誘惑~」もこれから読むので愉しみ。 読了日:8月26日 著者:水島忍 残念な情熱 (ショコラ文庫)の感想 作家買い、中古。黒橡流家元の息子ながら箏を捨て就職した葵竜を、家を出た原因・従叔父の太獅が連れ戻しに来た。優しかった太獅が冷たくなったのは、家元の座を奪われたくないからだと気づき、逃げ出した過去。葵竜は就職失敗を機に演奏会に出るよう命じられ、相変わらず冷ややかな太獅の監視の下で稽古を始めるが、誰かに躯を弄られる夢を見てしまい、困惑。葵竜は家を継がないと言う為、太獅を飲みに誘うが…そんなお話。ヘタレた部分は面白く読めたが、なんかちぐはぐな印象。箏ももっと突っ込んだ仕事描写じゃない為今一つぱっとしなかった感有 読了日:8月26日 著者:成瀬かの fleur(3) (ミッシィコミックスNextcomicsF) (ミッシイコミックス Next comics F)の感想 レンタル読了。フォーラント王子に、惹かれはじめた香料師フィナだが香料調合中、偶然思いのままに操れる魅惑香料“魔女の吐息"を、作り出す。それを狙い、隣国名家御曹子セフィードがフィナに迫り…。記憶混濁するフォーラントを看病するフィナは王子の譫言「あの人」が気にかかる。見合中止され憤る近衛隊長ミライに、セフィードは企みを暴露、フィナに作るのを強要。一方、ジーンは、フィナの身代わりとして連れてきたシャルを逃がすが…ってな話。やっぱり香料が都合よく展開され、作りすぎ感が否めないが乙女ものならこんな感じなのかしら。 読了日:8月27日 著者:ナガトカヨ 天の花嫁 (ルルル文庫) 粗筋に惹かれ中古購入。その山を登ると帰って来られない、という伝説のある竜成山にある病の治る花を求め、病気の母親を抱える杏麗は旅に出るが、禁断の山を登り、見てはならないものを見てしまい天界へと連れ去られる。更にはそのことで天帝子息・青遼と結婚し子をなさねばならぬと聞き、地上に残してきた母を気に病み何度も脱走するも戻されるが、青遼の苦しい過去と、杏麗への優しさに触れる度青遼に惹かれていく。やがて妻となることを受け入れ始めるが、母が重篤だと知る、そんなファンタジー。大筋からいえば好みとはいえるが、今一入れず。 読了日:8月28日 著者:葵木あんね ハッピーウェディングから恋が始まる 皇妃と危険な誘惑 (ティアラ文庫)の感想 TL多量買いの一つ、中古。姉が選ばれる筈なのに皇帝レオンハルトからの突然の指名で彼のかっこよさについ結婚承諾したエレノア。初めてなのに蕩ける様な甘く溺愛される初夜だったが、夫は政務に多忙で寂しい新婚生活。心の隙を狙う様に、悪魔的魅力で迫ってくるダンディな義父や、情熱的に愛を囁く仮面青年から危険な誘惑が!愛してくれる夫がいるのに堕ちてしまいそう…そんな二人のお話。皇帝としてではなく1人の男として愛されたいのは理解できるが、面倒くさい夫だわ。そしてバカップルに。キャラが好みでないせいかあんま面白味を感じず 読了日:8月29日 著者:岡野麻里安 一途な独占欲 (ビーボーイノベルズ)の感想 吉田さん作家買い、中古。長く片恋中の幼馴染が結婚する事になり完全失恋した税理士・夏目幸史は、取引先の端整男・伊佐とバーで出会い口説かれる。キスもHも初の夏目が甘やかされる様に抱かれた翌朝、伊佐がクライアント先の社長だと知り、失恋と一夜に混乱したまま伊佐とデートの約束を取り付けられた上にとりあえず付き合う事に!『ユキは絶対、俺を好きになる』 伊佐がかける甘くて優しい恋の魔法は、幼馴染みを忘れられない夏目の心を溶かす…そんな二人の話。やや強引なくせに幸史に弱い伊佐が微笑ましい。庶民と金持ちの違いも愉しめた 読了日:8月30日 著者:吉田ナツ 六三四の剣 (4) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読。現代の剣豪になれと、両親が願いをこめ命名した夏木六三四の 小学校時代(北上少年少女剣道クラブで県大会戦~優勝を経て8月の全国大会IN日本武道館での東堂修羅との代表戦・小5迄)の4巻。全国大会に向け特訓したり、試合では上段の六三四に対し、修羅が巻き技を使い延長戦へ…そして今回の全国大会は修羅に軍配が上がり、来年個人戦での再選を誓う二人であった、うんこれぞ、ま・さ・にスポコン的青春!ぶつかりあって判り合ってって凄いよなぁ~。そういうのって本当に理解しあえるものなんだろうか、と疑問だが…面白い。 読了日:8月31日 著者:村上もとか 読書メーター PR |
2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:40冊 読んだページ数:10884ページ ナイス数:171ナイス 銀竜姫とかしこい良縁のススメ (ルルル文庫)の感想 斉藤百伽さん3冊目読了本、中古。大陸最大のヴォルムス帝国皇太子妃選考会。故郷で巫女となり国を守る事情で妃になれない小国の公女レアティーナは、順調に妃候補から落選した…筈が、不運により最終候補に選ばれてしまう。全力で負ける決意を固めたレアだが、報告書を提出する為に嫁候補を執拗に追いかける皇太子カリアスとひょんな事から「絶対に私を妃には選ばない」条件で秘密契約を結ぶ。妃になりたくない妃候補に待ち受ける、華麗なる女の闘いと妃の座の行方はいかに?…そんなラブコメ話。なかなか面白かったです、兄たち来襲の次巻も愉しみ 読了日:7月1日 著者:斉藤百伽 許されざるプロポーズ (エタニティ文庫) 読了日:7月1日 著者:水島忍 猫とパン屋といじっぱり (ショコラ文庫)の感想 コミコミ特典目当てで購入。浅見茉莉さん9冊目読了本。商店街でパン屋を営む高城雅人は、唯一の従業員で遠縁の十和田悟が捨てられた犬や猫を放っておけず連れ帰ってしまうのを心配していた。古い借家で暮らし、給料の大部分が猫達の為に消えてしまう悟に高城は里親を提案する。だが悟は一緒に面倒を見てくれるお嫁さんを作ればいいと合コン参加を決めてしまう。悟に彼女…と想像するだけでなぜか面白くない高城は相手の女性に失礼だといかにもな理由をつけて合コンに参加し邪魔をしようと盛り上げるが……そんなお話。悪くは無いけど…あっさりめ。 読了日:7月2日 著者:浅見茉莉 星は、すばる。 (白泉社文庫)の感想 本箱発掘再読、保管用。日渡早紀、夢多き15歳。趣味は天体観測。思いついたら即実行、勘違いも多いけど。恋愛・友情・部活・進学と、悩み多き女子高生の日常にSFスパイスをミックスしたら?著者と同姓同名の主人公が繰り広げるファンタステッィック学園物語。早紀シリーズ「魔法使いは知っている」「伝えてボイジャー」「1000億のともだち」「M7」「星はすばる」「星野少年」「11月のフォーマルハウト」「惑星たちは忙しい」「銀河の海賊」「無限軌道」+「猫なんか大嫌い」が収録。懐かしく再読、ほぼ内容忘れていたので愉しめました 読了日:7月3日 著者:日渡早紀 神破の姫御子 -真白の雫- (B’s‐LOG文庫)の感想 『神破の姫御子』4巻、中古。京処で再会した花菜と匡一郎だが、束の間の甘い時間を過ごす2人に迫る張り巡らされた猿鬼の謀略と、神々が背負った宿命の糸。明らかになる女神・千生音の思惑は、花菜が世に生まれ、進む行方を運命づけようとしていた。龍王・匡一郎と誓った花菜の意思を否むもの…京処人が押し寄せる邸で、神々やその末裔の前に遂に現れたのは―!…そんな和風ロマネスクシリーズ4弾。猿鬼の呪により誘導され千生音が降りてくるので風呂敷を畳む次回の道行きには興味有。匡一郎と花菜は相変わらず甘々で、彪吾と王虎の関係はナイス。 読了日:7月3日 著者:香月沙耶 その恋、取扱い注意! (ベリーズ文庫)の感想 幼馴染に惹かれ中古購入、初読作家さん。旅行会社勤務の美海は恋愛経験が浅く、幼馴染で外資系トレーダーの湊にいつもからかわれている。誰もが認めるイケメンだが、美海にとっては好意はあるものの手の届かない幼馴染の湊から高価なモノを貰ったり、ドライブデートに誘ってきたりと突然の変化に美海は困惑。そんな時美海がストーカー被害に遭い湊に助けられ、存在の大きさを認識し恋が育っていく…そんな幼馴染話。湊の設定がなぁ~、金持ちでしかもクラブ「美人堂」のお姉さんでもあったってのは不要の方が、日々の幼馴染への恋変化を楽しめたかも 読了日:7月4日 著者:若菜モモ いとしさを追いかける (幻冬舎ルチル文庫)の感想 作家買い、中古。杉原さん22冊目読了本。上京した杜国弥浩が、高校時先輩・掛井に電話し告げた言葉は「TVの配線わかります?」だった。高校時の杜国はある目的で掛井に近づき、そして傷つけた。それ以来連絡をせず、1年ぶりの突然の電話だったのに、掛井は高校時代と同じ様に杜国に優しかった…だが逆に謝るタイミングが計れず落ち着かなくてギクシャクする「テレビの夜」加筆修正+書き下ろし続編の先輩後輩モノ。好きな人には甘くて忍耐強く包容力も有る掛井と好きな気持ちが判らずの情緒未発達部分有の杜国話、美味しく戴きました。 読了日:7月5日 著者:杉原理生 悪夢の棲む家 ゴーストハント(2) (KCx(ARIA))の感想 ゴーストハントシリーズ2巻。TU〇AYAでついレンタル。阿川家で次々と起こる怪現象は、ナル・麻衣達SPR(渋谷サイキック・リサーチ)の調査により、土地を手に入れたい隣家・笹倉家の悪質嫌がらせと判明。事件解決と思われた直後、依頼人の阿川翠が手に鉈を持った血塗れ男を目撃し調査続行。真砂子も加わり過去の惨劇が徐々に輪郭を現すが、突如広田が身分を明かしナルを糾弾し始める。調査に水を差された中、頻発する霊現象。そして遂に麻衣の夢に「彼」が現れる、そんな2巻!「姿見の向こうにコソリがいる」原作読んだ時は怖かったなぁ。 読了日:7月6日 著者:いなだ詩穂 神破の姫御子 -黒き龍の御子- (B’s‐LOG文庫)の感想 中古。『神破の姫御子』5巻。12柱の神を負の言霊の輪で繋いだ女神・千生音がついに覚醒!花菜の身体を奪い、想い人・冠威と結ばれる為動きだす。花菜を失った龍王・匡一郎が荒御霊となりかけ、更には死を司る千生音が世返りの門の管理を怠ったせいで、人間界に滅亡の危機が…。花菜は自らを取戻し、そして負の輪廻から神々を、人間界を救えるのか。そして龍王である匡一郎と、人間と神という壁を超えた愛の結末は?そんな女神降臨和風ロマネスクシリーズ完結巻。12神全部でたっけ?終盤が短い、彪吾と王虎のナイスな関係をもっと見たかった~。 読了日:7月7日 著者:香月沙耶 無口な彼が残業する理由 (ベリーズ文庫)の感想 粗筋買い、中古。企画会社で働く27歳の理沙は、恋愛より仕事の夢を追いかけている。社内で1人重い荷物を運んでいると、ふと差し伸べられた手…それは同期の丸山の手。彼は無口で無表情、無愛想(その実中々のイケメン)ってだけの存在だったが、これを境に気になる様に。しかも理沙が残業していると、なぜか必ず丸山の姿もある事に気づいた理沙は、距離を縮めたいと思うが、丸山が好きなのが自分と仲の良い同期の男性・青木だと思い込む。好きな人がゲイ?と悩むが、自分を挟んで丸山と青木が喧嘩腰になり…そんな職場話。判り易い展開で王道的 読了日:7月7日 著者:坂井志緒 アカサギ (ラヴァーズ文庫)の感想 沙野風結子さん作家買い、中古。結婚詐欺師の槙圭人のカモは、ある条件を備えたノンケ男。普通の男が自分によって骨抜きになっていく様は愉快で仕方がない。だが槙は、被害者が示談を依頼した弁護士・恩田奏源に捕まり、他の男とは違い槙の手管が通用しない恩田に、金目の持ち物を押収される。「色恋の案件など反吐が出る」そう言い残した男に、槙は腹癒せと条件にあてはまるという点で、恩田を次のカモと決め、接近する―そんな赤鷺ちゃんとヤメ検弁護士のお話。序章は入りづらかったが一線越えしてからは、槙のそれをやる理由も恋展開も愉しめた。 読了日:7月8日 著者:沙野風結子 マギ 21 (少年サンデーコミックス)の感想 友人に勧められアニメを観たマギ、アニメ二期が終わった先が読みたくて遂に原作を読んじゃった、レンタルですが。マグノシュタットでの闘いを経て約1年半ぶりにシンドリアに帰ってきたアラジン、アリババ、モルジアナ。彼らを待っていた八人将達に三人は各々の成長を披露するが、話題はアリババのプライベートな部分に移っていく…アリババ苦悩編収録のファンタジー21巻。ギャグ増量!今ら辺が折り返し地点か~、今後煌帝国やシンドリアがどう出るのか、それぞれの思惑とか展開に興味津々。アリババの残念さも好き。人間味があって楽しい。 読了日:7月9日 著者:大高忍 ヤンキー巫女逢桜伝 (B’s‐LOG文庫)の感想 「(仮)花嫁のやんごとなき事情」が面白かったので、夕鷺さんの他作品中古購入。地元で筋金入ヤンキーだった穂倉梓は、両親の事故死後祖母の居るド田舎村で巫女をやらされてる。心は穏やかに神事のイロハは丁寧に…とウザい毎日なのに、更に“自称神様”のクラスメイト・染井良信が「僕の父親を探してください」と頼んでくる。今迄の小不幸が村に来てから止んだ事も有、一緒に探すが、村の文献調査中に7年に1度の祭で女性が消えているのを知って…そんなはぐれ巫女&半分神様コンビ話。途中迄読みづらいが、祭りの存在を知った辺りからは愉しめた 読了日:7月10日 著者:夕鷺かのう 永遠の魔法使い (エタニティ文庫 Rouge)の感想 憧れの下津祐一朗から「僕と付き合ってみない」と突然交際を申込まれた理恵は、夢心地でOK。だが祐一朗は「付き合いを誰にも口外しないこと」と条件をつける。けれど過ごせば過ごす程、その条件が理恵を苦しめていく…そんな突然始まる秘密恋話。別れを決意する迄の理恵の主体性の無さっていうか、流される様に付き合うのが嫌だが、別れ決意後からの祐一朗のヘたれた感じが逆に人間臭くて好もしい。実は前から俺も好きってのは出来すぎだが、爺ちゃんや親戚の押しの強さに魅力を感じる為、私的にくっついてからの横槍の方が面白そうなんですけど? 読了日:7月11日 著者:広瀬もりの 優雅な彼と野蛮な僕 (幻冬舎ルチル文庫) 読了日:7月11日 著者:神奈木智 青春白書 (1) (講談社漫画文庫)の感想 ドナの為、本箱発掘再読。北海道苫小牧、中2の朝倉歩はアイスホッケーに夢中で、大好きな父親と2人で平穏に暮らしていたが、見合い相手として高校生の結城真琴と知り合う。彼は有名なフィギュア・スケートの選手で、歩の人生を大きく変える運命の出会いだった――そんなフィギュア・スケートで結ばれた愛を描く上原漫画文庫化もの。フィギュアに魅かれ少女が雪と舞う、銀盤に結ばれた愛を描く作品。久々に読むとキツいものがあるなぁ。初読時の感想は青春ものだなぁ~って感じだったが、今読み返すと保管する程ではないと思ってしまった。 読了日:7月12日 著者:上原きみ子 レドラナール恋物語 蜜色の花園 (コバルト文庫)の感想 中古購入。地方貴族の娘エレナに、生まれながらの許嫁から別荘に来ないかとの嬉しい誘いがくる。3年前彼が12歳の時に一度会ったきりだったが、エレナは文通を通して密かに恋心を温めていた。胸ときめくひと夏に思いを馳せ舞い上がるエレナだが、ときめきの花咲く許嫁との再会の筈が、彼に微かな違和感をいだいてしまい…そんなお話。17歳の女の子には見えないイラがちょっと残念だが、甘いのが好きなら違和感ポイントも目をつぶれるかな。勘違いは美味しいが、いくらなんでも名前は気付くと思うよ。ビルの不器用な気遣いが微笑ましかった。 読了日:7月13日 著者:梨沙 この恋、極秘恋愛につき社内持ち込み禁止 (ベリーズ文庫)の感想 粗筋に興味が湧き中古購入。23歳の神崎美衣芽が就活先部長として再会したのは、6年前に別れた元カレで変わり者の東大卒イケメン・銀之丞だった。銀之丞が詐称した履歴書のおかげで就職出来た美衣芽は、会社に内緒で再び付き合い始めるが、美衣芽には銀之丞に内緒にしていた事実があった。オカマバーのママや強烈な同僚、マイペースな母親等、個性派キャラ満載のラブコメ。ってな内容でしたが、トンでも設定も濃密な社内人間関係も上滑り気味で乗れず。遅刻しまくったり学歴詐称とかも小さい頃失踪した父母が会社の関係者だったりとか、盛り過ぎ。 読了日:7月14日 著者:沙紋みら ラヴァーズ・コンタクト (ガッシュ文庫)の感想 洸さん作家買い、中古。広海の底に沈む宝物を引き上げるロマン溢れる『サルベージ』に魅了された美島拓海は、あるサルベージプロジェクトのダイバー。そこへ自分の『バディ』として船にきた黒澤は、ロマンのかけらもないリアリスト。対照的で最初こそ折り合いが悪かったが、一緒に行動するうちに距離は縮まる。もしかして彼に惹かれてる?そう思った矢先、船がロシアマフィアの密輸船にハイジャックされてしまい絶体絶命の危機に――そんなロマンある宝探し恋話。美島の突っ走る性格や夢あるようで現実的部分も多い沈没船のサルベージ等愉しめました 読了日:7月14日 著者:洸 俺物語!! 5 (マーガレットコミックス)の感想 レンタル読了。体育祭で、リレーの選手に選ばれた猛男とまりや。まりやは一緒に練習するうち、何と猛男のことが好きになってしまった。ライバル出現に戸惑う大和だったが、‘人間として好き’っていうまりやの言葉に安心する。まりやに心の師匠と呼ばれ、大和と砂川とも一緒に西城大の学祭に行くが…そんなMMランド編と、大和が心待ちにしていた猛男のバースデイ到来!忘れられない誕生日にしてあげたいと思う大和は、猛男との初キスを心に決めるが…そんな猛男の誕生日篇も収録の5巻。この巻でも思った、砂川ってほんっとにいい奴だな~。 読了日:7月15日 著者:アルコ レディ・ウォーカーと海竜の島 (レジーナ文庫)の感想 初読み作家さん。父の罪のせいで後ろ指を差されながらも、遺跡探索人として強く生きてきたセラのもとに、遊び人と悪評高いコルテス商会次男坊・エレミオが訪ねてくる。「海竜の島に一緒に行ってほしい」竜の末裔である彼は、夢で誰かに“海竜の島に来い”と呼ばれ、島歴史の第一人者であるセラを雇ったのだ。彼と度々ぶつかり合いつつも、旅をともにするうちに、なぜか国家間の戦争に巻き込まれていく…そんな神秘の島と二大国を巡るヒストリカル風ファンタジーもの。期待した遺跡探検って感じではないし糖度も低いけど、案外愉しめる部分も有った。 読了日:7月16日 著者:雨宮れん ひだまりHoney (ベリーズ文庫)の感想 多量買いの一つ。派遣社員のすずは、ある朝、遅刻ぎりぎりの満員電車で痴漢に囲まれるが、助けてくれたのは女性に人気の同僚・紺野で、更に憧れの企画課異動でなんと同じチームで働く事に!男性が苦手なすずは、困った時にさりげに助けてくれる紺野が気になり始めるが、どうやら紺野には訳アリの元カノがいる様で…そんな男性不信派遣社員と優しすぎる上司恋話。恋展開は多分良いとは思うけど、すず前カレやすず元上司や痴漢や紺野前カノなどがやや中途半端に思えて残念。大田原部長の王子キャラ違和感も一部有るが、その辺を気にしなければ愉しめる 読了日:7月17日 著者:真崎奈南 サンダイヤル―日時計 (クリスタル文庫)の感想 作家買い、中古。杉原さん21冊目読了本。近々、母の再婚により義兄になる予定の宏昭に身も心も手酷く裏切られた17歳の佑一。昔から兄のような存在と慕っていた宏昭に強要された思いもよらない関係に混乱が続く佑一は、夏休みに母の再婚相手の別荘のある田舎で出会った晶を好きになることで、壊れかけた心のバランスを保とうとするが…複雑な想いが絡み合う取扱注意の魂の再生物語。物語自体は壊れかけた佑一が晶に好意を持ち、立ち上がりそうに終わるが、結局宏昭と対面して解決してないようなので問題が残る感じ。夏に停滞してる感じはした。 読了日:7月18日 著者:杉原理生 青春白書 (2) (講談社漫画文庫)の感想 ドナの為、本箱発掘再読。真琴に引かれる様にフィギュア・スケートの虜となった歩は、まぎれこんだ全国大会で4回転ジャンプを決め、一躍脚光を浴びる。だが真琴のいる北斗クラブに入った歩は、特訓の末ジャパン・カップ道南大会に出場できる事になったものの、精神的ショックで急に4回転が決められなくなってしまう、そんなフィギュアスケート漫画2巻。真琴がペア希望と知り倫子とお似合いだと思いつつ、雪子の初恋・真琴に対する想いを感じとって出番を譲ろうと悩んだり、真琴に対しては素直になれない自分を反省したりと確かに青春チック。 読了日:7月19日 著者:上原きみ子 精霊歌士と夢見る野菜 紅色の祝祭 (角川ビーンズ文庫)の感想 『精霊歌士と夢見る野菜』シリーズ2巻。『精霊歌士』を目指すメロウは、野菜しか作れず、ムーサ音楽院の予備学生でしかない落第生。ムーサ音楽院首席・エイディの才能に追いつく為奮闘中だが、補講を受ける事に。性格最凶カリスマ精霊歌士・ヴェルク講師は、収穫祭舞台で「林檎の木を“三重唱”で実らせる」との難題を突きつけてくる。林檎の為には“恋の歌”が必要なのに、ヤキモチからエイディとぶつかってしまったり、三重唱を一緒に歌う筈のリ-リとシャーディーとも不協和音…そんな2弾!新しい仲間も増え、次巻波乱と恋の予感も愉しみ。 読了日:7月19日 著者:永瀬さらさ 遊びじゃない (ベリーズ文庫)の感想 TL多量買いの一つ、初読み作家さん、中古。29の誕生日を目前に控えた麻央は、結婚を考えてた彼にふられヘコんでいると、社内で3本指に入るイケ面・麻生に誘われなんとなく関係をもつが、そんな曖昧関係に悩むはめになり中々断ち切れない。そんな時ノーマークだった草食系同期・中野と飲みに行き、素の自分を見せられる彼に麻生には無い心地よさを感じる。そこに麻生の転勤話がきて…そんな社会人話。麻央が中野に行く恋経過は愉しめるが、糖度が足りなく感じて残念。麻生がもっとがっつり絡んでくると思ったけどいきなりフェイドアウトで吃驚 読了日:7月20日 著者:当麻サラ 寵愛プリンス (セシル文庫)の感想 TLは読んだ事のある姫野さんのBLモノ、中古。マカオのカジノでディーラーをしている日本人・蒼夜の仕事先に、桁違いの金額を使うと噂のアラブの王子様がやってきた。王子は金髪碧眼超美形で圧倒される人物だったが、その下手な遊び方に蒼夜は呆れ、バカ王子と判断してぶつぶつ言いつつ、無謀にも無茶な賭けを受けてしまう。結果、蒼夜はハメられ、寝室に連れ込まれる。あわや王子の餌食になるかと思いきや、それは仕事の依頼だった、そんなお話。カジノお仕事関係描写はまぁまぁだったが、作者後書き通りに多々穴がありますが軽く読了できます。 読了日:7月20日 著者:姫野百合 六三四の剣 (1) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読。現代の剣豪になれと、両親が願いをこめて命名した名前・六三四(むさし)。故郷の岩手山に見守られつつ剣の道をつき進む!そんな夏木六三四の三歳頃~保育園入園し、町の剣道道場に通う様になる5歳迄の剣道漫画の序章1巻。六三四の永遠のライバル・東堂修羅の幼少時話「修羅の剣」も収録。礼節も何もないけど小学生に余裕で勝てる三歳児…凄いな。4歳時に出会う轟蘭子との試合…二人の闘争心も見ものです。動いてる父・夏木栄一郎とアクティブな母・佳代もいい味出してます。時代もありますがなかなか良いスポ根漫画だと思います 読了日:7月21日 著者:村上もとか おこぼれ姫と円卓の騎士 伯爵の切札 (ビーズログ文庫) 読了日:7月21日 著者:石田リンネ 堕天使のお気に入り (エタニティ文庫) 読了日:7月22日 著者:綾瀬麻結 立ち読み禁止! (もえぎ文庫)の感想 作家買い、中古。通称『エプロン王子』の美形ブックアドバイザー・柚木瑛久。彼の勤める書店には、不思議な常連客がいる。毎日やってきてはマニアックな本ばかり注文していく職業不明の男・日比野駆。そんなある日「男の人とも恋愛できますか」と突然日比野に迫られてる!その頃、瑛久が前々から企画していた人気漫画家・天道カケルのサイン会が実現する。作者はあまり人前に出ることのない謎の人物、しかもそいつは日比野だった…そんなお話。あっさり読了、仕事の出来る版元営業の由里と、不器用な日比野との対比とかもうちょい欲しい。 読了日:7月22日 著者:音理雄 fleur1 (NextcomicsF)の感想 レンタル読了。新米香料屋・フィナのもとに精神的な理由で目が見えなくなる奇病を持つこの国の第一王子・フォーラントが近衛隊長のミライと共に訪れる。しかし父が亡くなった話をするとそそくさと退場。彼を治せば亡父の店の信頼も回復すると踏んだフィナは、調香する花を求め王城へ忍び込むも、そこにはフォーラントが居て、棘の傷をいやすフィナを気に入り目を治す香料を作らせてくれる事に。時間がかかり、待ちくたびれた王子はいちゃもんをつける客とそれに対応するフィナに遭遇。慰めているうちに恋に落ちてしまうってな話。ミライの思惑加速。 読了日:7月23日 著者:ナガトカヨ 華鬼 (レガロシリーズ)の感想 PSPゲームで原作が気になり中古購入。「鬼の花嫁」の刻印を持つ少女・神無は、16歳の誕生日に冷酷な鬼・華鬼に嫁ぐ。連れられた先には、多くの鬼とその花嫁達が生活する学園。彼らの嫉妬や奸計が張り巡らされる中、神無に害をなそうとする鬼、命がけで護る鬼、そして彼女を疎ましむ華鬼。残酷な眼差しの奥に華鬼の苦しさを感じた神無は少しづつ惹かれていく…そんなお話。ネット小説既読、本になるとやっぱイラがかなり効果的。文章は確かに粗い部分も有し、その描写は不要でこっちの説明が欲しいって部分もあるが、大筋は好みですので容赦。 読了日:7月24日 著者:梨沙 シークレット ハニー (ベリーズ文庫)の感想 初読み作家さん、中古。銀行で働く葉月は、勤務先で苦手な元カレと再会。復縁しようとしつこく家迄追いかけてきた男から助けてくれたのは、マンション管理人・五十嵐。いつも帽子を目深に被る彼の、初めて見る素顔は超美形。しかも葉月の隣室に住んでいた。管理人室に呼ばれ注意されるのかと思っていたら、五十嵐の甘言に誘われ関係を持ってしまうが、実は彼は元芸能人だった…そんな謎だらけの管理人との秘密恋話。元芸能人設定や、五十嵐に出来すぎな展開が私的に今一、もうちょい仕事描写に力入れたり、元彼天罰的なモノが有れば楽しかったかも。 読了日:7月25日 著者:pinori ずっと、初恋 (クリスタル文庫)の感想 作家買い、中古。父の入院の報せで帰省した大学3年森口真樹が目にしたのは、実家の酒屋でバイトする元同級生にして初恋の相手・水谷光司の姿。中2以来の7年越しの片思いは諦めたつもりだったのに、偶然の再会が変わらない水谷への想いを改めて真樹に気づかせる。その上彼は、真樹の実家に住みついているらしく、実家に戻った真樹と短い同居状態となってしまう…初恋は実らないと言うけれど?そんな同級生再会モノ。小さいが探り合ったりすれ違ったりがもどかしく、愉しめる部分も有るし、基本ラブラブが丸わかりなので安心して読み進められた 読了日:7月26日 著者:名倉和希 六三四の剣 (2) (小学館文庫)の感想 本箱発掘再読。夏木六三四剣道人生漫画2巻。▼第1話/相手は父っちゃ▼第2話/男同士のひみつ▼第3話/早朝稽古▼第4話/ありがとう大石▼第5話/日本一の左面打ち▼第6話/その名は修羅▼第7話/二人の剣士▼第8話/六三四の涙と修羅の涙▼第9話/今度会ったら▼第10話/それぞれの道▼第11話/父っちゃの約束▼第12話/こらあ、六三四▼第13話/猛稽古開始▼第14話/杉子への挑戦▼第15話/オラの勝ちだ▼第16話/幻の敵、新しい敵▼第17話/父っちゃが帰ってきた▼第18話/気迫の一撃▼第19話/佳代の祈り…が収録 読了日:7月27日 著者:村上もとか 銀竜姫とかわいい恋人のススメ (ルルル文庫) 読了日:7月28日 著者:斉藤百伽 純悪女! ?~ドSなアイツの結婚計画~ (ベリーズ文庫)の感想 初読み作家さん。安永梓は29歳のウエディングプランナー、多要求の客に心中では毒づきつつ笑顔を絶やさず忙しい毎日。だが彼氏の浮気現場を目撃しパニック状態の中、そこから連れ出してくれたのは、毒舌だけどデキるイケメン上司・桐生徹。いつも梓には「純度100%の悪女」と悪態をついたり、意地悪ばかり言うくせに、優しく抱きしめ慰めてくれた。彼氏とはなんだかんだで別れてしまったけど、それもあってそんなに落ち込まずに済んだが、ストーカーに付きまとわれているようで…?そんなお話。お仕事描写も距離感が近づく感じも良かったです。 読了日:7月29日 著者:佐倉伊織 バディ―陥落― (二見書房 シャレード文庫)の感想 「バディ」シリーズ四弾、中古。惰性で購入。特殊能力を磨く為渡米していた悠真が帰国し歓迎ムードに沸く藤堂チームだが、翌日突然の任務変更でリスクの高い警護を任される。次期国王問題に揺れるB国の第一王子・マジードの護衛。もともと二チームで行われるはずの警護がなぜ単独で、しかも藤堂のチームに回ってきたのか。何かあると感じる百合は、最近心ここにあらずとなっている上司であり親友・藤堂を心配するが、藤堂は理由を告げようとせず……そんなSP話。SPとしてのバディ兼恋人の3CP話、ところどころむりくり感有、あんま愉しめず 読了日:7月30日 著者:愁堂れな fleur 2 (ミッシイコミックス Next comics F)の感想 レンタル読了。王子・フォーラントが、他国姫・マーマレードと見合中に、『魔女狩り』するという近衛隊長ミライに連れられ、近衛隊のフィナの弟・ジーンはとある村に。村の女性の中からフィナに似た女を選べと告げられる。一方、城内にいる新米香料屋・フィナは、フォーラントへの恋を自覚。選んだ女性・シャルとミライと共に帰城したジーンは身代わりをさせられるシャルに罪悪感を募らせるが、逆にシャルの術中に嵌ってしまう…ってな話。香料がミライに都合よく記憶操作。出来すぎ感が否めないがセフィードの動くいかんでは愉しめそうな予感 読了日:7月31日 著者:ナガトカヨ 読書メーター |
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:30冊 読んだページ数:8289ページ ナイス数:112ナイス 伯爵と妖精―あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)の感想 DVDアニメは見てたもののいつか読もうと思っていた谷さんのこのシリーズを中古で購入。妖精が見え話ができるリディアは、父に会う為ロンドン行きの船に乗るも、突然現れた若い男に誘拐される。エドガーと名乗り自分は伯爵だと言い、彼の身分を明かす為の宝剣探しをリディアに依頼され、胡散臭く思いながらも、契約してしまう。巷では凶悪な強盗事件が噂になっていて、犯人の特徴はエドガーに似ていた…そんな冒険ラブファンタジー序章。アニメで展開は知ってたので特筆するものは無いが、凄く巻数が出ているようなので、今後の冒険が愉しみ 読了日:6月1日 著者:谷瑞恵 伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて (コバルト文庫)の感想 『伯爵と妖精』シリーズ2巻、中古。妖精と対話が出来るリディアは、無事、伯爵となったエドガー(でも元強盗?)に雇われ、妖精博士として屋敷に通う。すぐに口説き文句を言うエドガーに振り回されていたが、ある日公園で不吉な妖精霧男に似た大男に襲われる。なんとか無事屋敷に戻ると、リディアを訪ねて女性がきていた。聞けば男爵令嬢が霧男に連れ去られたかもしれないという。霧男に攫われた令嬢の行方を探す為、行動を開始したリディアは、逆に邪悪な妖精に狙われ…そんな冒険恋ファンタジー2巻。乙女ファンタジー、でも嫌いじゃない。 読了日:6月2日 著者:谷瑞恵 伯爵と妖精―プロポーズはお手やわらかに (コバルト文庫) 読了日:6月3日 著者:谷瑞恵 伯爵と妖精 恋人は幽霊 (コバルト文庫) 読了日:6月4日 著者:谷瑞恵 伯爵と妖精 呪いのダイヤに愛をこめて (コバルト文庫) 読了日:6月5日 著者:谷瑞恵 取り換えられたプリンセス 伯爵と妖精 (コバルト文庫) 読了日:6月6日 著者:谷瑞恵 明日も愛してる (Holly NOVELS)の感想 レビュで興味を覚え、粗筋を見ずに中古購入。櫂は知らない部屋のベッドで目覚めた。ついさっき眠りにつくまで櫂は18歳だったが、窓に映る自分の姿はくたびれてどう見ても高校生には見えない。「現在のおまえの年齢は35歳」…枕元に置かれたファイルにはそう書かれていた。戸惑う櫂の前に、ツダと名乗る見知らぬ男が現れる。男に自分の「ハウスキーパー」だと告げられた櫂は驚く…永遠に繰り返されるせつなく繰り返す甘い愛の物語。記憶を13分しか留めておけないってしょっぱなからドシリアス、私には合わずだが好きな人は好きな設定だよね。 読了日:6月7日 著者:安芸まくら 後にも先にも (キャラ文庫)の感想 作家買い、中古。オンボロ探偵事務所を構える40歳手前で一児の父・川崎は、身持ちのユルいゲイ。溺愛する幼稚園児の息子の為男遊びを控えていたが、ある日、リストラされ荒んで泥酔する青年・田村を介抱するうちに、なりゆきからHしてしまう。一夜限りの筈だったのに後日謝りに訪れた田村は、別人のように礼儀正しい好青年。以来懐かれ、田村は就職活動の合間に川崎の元を訪ね手伝おうとする。厄介払いのつもりで、探偵の見習いをさせることにした川崎だが家出人捜しの最中に、トラブルに巻き込まれる…そんなお話。あっさり読了できる年下攻め話 読了日:6月8日 著者:中原一也 寡黙な華 (SHYノベルズ)の感想 作家買い、中古。三峯邦彦は、桜林院侯爵家の跡取候補として桜林院家を訪れ、数年ぶりに従兄の千早を見る。幼い頃は実弟の様に可愛がってもらっていたが、いつしか千早は人前から姿を消していた。なぜ嫡男である千早が家督を継がないのか?疑問を抱きつつも、爵位や財産ではなく千早を手に入れる為、邦彦は桜林院家を我が物にすると堅く心に決めていた。侯爵に千早との同居を提案し受け入れられ、暮らしの中で距離も少しづつ近づいては行くが…そんな二人のお話。やや駆け足気味の終盤が勿体ない。大筋愉しめたが、終盤を丁寧に&加糖して欲しい所。 読了日:6月9日 著者:榎田尤利 合鍵 (ラピス文庫)の感想 結城さん作家買い、中古。里志は自分よりも大人っぽく男性的な弟・司を苦手にしていた。でも実の兄弟ではないと知り更に見合い話に激昂した司に無理やり抱かれてしまい、逃げ出そうとした里志は階段から落ちて記憶を失くす。贖罪から面倒をみようとする司のマンションに引き取られて同居を始めるが、犯された記憶のない里志に、司は代え難い存在になってくる…そんなお話。あっさりと無難に纏めた感がします。もう少し里志の恋愛過程を丁寧に描写して欲しい所。書きようによってはもっと切なくなったり出来そうなのでそういう要素も欲しかったかな。 読了日:6月10日 著者:結城一美 約束の香り (ガッシュ文庫)の感想 作家買い、中古。すれ違った瞬間、男のうなじから想い出のフレグランスが香った。有名理容店でバイト勤務の篤季は、ずっと捜していた数年前痴漢から助けてくれた香りの主に出会う。国会議員秘書・和田景太郎、仕事場で数度顔を合わせただけだなのに、篤季はときめきを覚え始める。マッサージ等施したり、他の常連にアドバイスする様を見た和田から同居を条件にしたハウスキーピングのバイトを依頼され承諾。いつしか惹かれあう二人だが、和田が仕える議員の旗色が悪くなり…そんなお話。和田の弱さとそれを癒す篤季のしなやかさが良いバランスかと 読了日:6月11日 著者:剛しいら 御曹司の口説き方 (ビーボーイノベルズ)の感想 題名買い、中古。由緒正しい家柄の御曹司・千里は、昔から幼馴染の勇美を巡って争う恋のライバルで世界的大企業跡取り・虎之介と犬猿の仲。ある日勇美が結婚すると聞き、二人は『結婚阻止計画』を立てる。その為なぜか虎之介に強引に同居を決められ、渋々同意した千里。だが虎之介と一緒に過ごすうち、真直ぐで大らかで愛情深い彼のことが一番気になり始めるが、勇美と恋人が別れるとのを聞き…そんな傲慢な御曹司×クール美人御曹司恋話。両想いH後のエピが短くって残念。折角の金持ち設定もっとゴージャスさも見たかったかも。要加糖描写 読了日:6月12日 著者:鳩村衣杏 華麗なる偽装結婚 (ベリーズ文庫)の感想 社長秘書の阿美子は、分厚い眼鏡とカッチリまとめた髪型の地味女。遊び人の社長・怜と一線を引く為、わざとそんな姿をしている。若くして大企業のトップに立つ怜は、チャラ男だけど誰もが認める実力者。その仕事ぶりを見ているうち、嫌っていた筈の阿美子の気持ちも変わっていく。ある日、自分には興味がないと思っていた怜から、会社を守る為に結婚して欲しいと頼まれ、必死に彼への恋慕を隠していた阿美子は、好きな男に望まれてつい偽装結婚にOKしてしまう…そこから始まる恋話。ライト系に有りがちな普通展開ですが、愉しめた部分もありました 読了日:6月13日 著者:鳴瀬菜々子 幼馴染み ~荊の部屋~ (リンクスロマンス)の感想 作家買い、中古。母の葬儀を終えた石井舟に、華やかな雰囲気を纏った長身の幼馴染・能登敦朗が十年振りに訪ねてくる。地味で控えめな高校生だった舟は、自分とは対極の溌刺とした輝きを持つ敦朗に、焦がれるような想いを抱いていた。だが親友ですらない幼馴染みであり続ける事に耐えかね、大学受験を機に敦朗と決別する選択をした過去。突然の来訪に戸惑い、変われていない自分への苛立ちを覚える舟の脳裏に、彼と重ねた苦しくも甘美な日々の記憶が鮮明に甦るお話。らしくない普通設定だったんですが、沙野さん加味されててそこそこ愉しめました。 読了日:6月14日 著者:沙野風結子 オリエンタル・ロマンス 騎士は花嫁を奪う (ティアラ文庫)の感想 TL多量買いのひとつ、中古。湖に浮かぶ島で神に仕える誰も触れてはいけない巫女・シーリーンに恋をした精悍な騎士シャガードは、代替わりに巫女を退かされ領主に嫁がされると知りそれを伝え一緒に逃げることに。巫女を花嫁に迎えようと企む怜悧な領主トゥールの部下達がそれを追う。女神にすべてを捧げると決意したはずの巫女シーリーンだが、いつしかシャガードに気持ちは傾く。一線をこえるもののトゥールに捕まり離れ離れに。決断を迫られる巫女のペルシャ風大人恋物語。…らしいが、トゥールが身を引くのもいきなりすぎだしなぁんか愉しめず。 読了日:6月15日 著者:館山緑 番組はそのままで! (ダリアノベルズ)の感想 中古屋さんで剛さんが108円だったので衝動買い。突然勤めていたデパートが倒産し、失業した角田正義は、再就職活動中に高校の元同級生と再会し、誘われるままに番組制作会社に再就職するが、そこで任された仕事はAD兼住み込みでのボディガード!ガード相手の美貌のアナウンサー・円城寺円は我儘&傲慢で正義は気が乗らないが一度引き受けたので。一週間はやる決意をするが、ガード初日に迫られてしまう。美貌アナウンサーの誘惑に勝てるのか?TV番組制作の裏事情も絡む恋話。角田が結構あっさり宗旨替えして吃驚だが、テンポよく愉しく読めた 読了日:6月16日 著者:剛しいら 身分逆転: 再会と復讐と愛 (ティアラ文庫)の感想 H過多のティアラ文庫とは相性が悪かったけど、粗筋設定に惹かれ中古購入。元令嬢フィオナを引き取ったのは、かつて使用人だったアルバート。愛人兼メイドとして買われ、休む間もなく淫靡な悪戯やお仕置きが!愉悦を覚え始めるフィオナは、ときおり恋人のように優しく抱かれて淡い恋心は育っていく。歪んだ関係の先にある二人の想いとは!?そんなヴィクトリアン下剋上ロマンス。アルバートが俺様かと思いきや結構ヘタレだったのでちょっと面白い、私が読むにはH多めで疲れる部分もあるが話の展開も割と良いと思う。一途な初恋物語は案外好みかも。 読了日:6月17日 著者:青砥あか 誘惑ヴォイス (ガッシュ文庫)の感想 粗筋も読まずに中古購入。丸の内に本社を構える建設会社営業一課の眞二は、得意先に近づく社命で、なんと男声合唱団に参加する事に!そこで出会った寒河は年も近く、料理も仕事も出来るイイ男で腰砕けになりそうなバリトンヴォイスの持ち主。経済界の大物が集う合唱団の練習に通ううちに、泊まったり等仲良くなり遂に気持ちを打ち分けられ惹かれていく。だが身体を重ねた翌日、寒河がライバル社の営業だと知ってしまい別れようとするが…そんなお話。あっけなく寒河に流される眞二に突っ込みつつ斜め読んだ前半だが、後半からの展開は割と愉しめた。 読了日:6月18日 著者:剛しいら 束縛の城: 愛に墜ちた復讐者 (ティアラ文庫)の感想 BOOK〇FF中古購入。亡友の夫だったコンラートと愛を育み、婚約披露目式で幸せ絶頂時に、森の古城に囚われた令嬢エミーリア。謎めいた伯爵ヴォルフラムに荒々しく抱かれ、何故そんなにも自分に執着するのか判らない。嵐の様に官能を注がれ穢される身体、抗いながらも巧みな愛撫で愉悦に溺れる。絶望を感じつつ、寡黙な伯爵が見せる不器用な優しさが気になり、彼の妹の哀しい事実を知った時、胸の内に不思議にも愛情が芽生えていく―そんなお話。うーんなんだろ、エミーリアがヴォルフラムに惚れなかったら最悪軟禁物語になったのだろうな、と。 読了日:6月19日 著者:浅見茉莉 この愛で縛りたい (ビーボーイスラッシュノベルズ)の感想 タイトルから監禁ものかSM系なら嫌だなと思っていたんですが、粗筋を見ると大丈夫そうだし、英田サキさんだしで中古購入。会社員の阿木は、ずっと想っていた大学からの親友・永瀬を監禁する。それは永瀬への想いと決別する為。永瀬のモノを身の内に挿れ腰を揺らめかしながら、暗い歓びに打ち震える。どうかこのひとときだけでも偽りの情交に溺れて、俺だけを感じてくれ…そう乞い願い、阿木は夢中で奉仕する。そのきつい締めつけに、思わぬ絶頂感と阿木の恋心を感じる永瀬だったが…親友からのそんな一途な激情愛話。展開は判るものの割と愉しめた 読了日:6月20日 著者:英田サキ 彼氏彼女の事情 1 (白泉社文庫 つ 1-2)の感想 本箱発掘再読。容姿よし頭よし性格よしの完璧な優等生・宮沢雪野。でも実は良く見られたいがため、人から称賛をあびる為、不断の努力を続ける見栄っ張りだった。そんな雪野が唯一勝てない強力ライバル・有馬総一郎。憎っくき有馬に対して雪野は闘志を燃やすが、告白されてしまう。それを断るも、隠していた本性を有馬に知られてしまい下僕扱いとなるが…そんな序章刊。2011年4月刊。出会い~(ライバル)意識~紆余曲折あって付き合って初キスして、学力落ちて…っと色々ある高校生の日常生活の初々しいお話です。微笑ましい感じがします。 読了日:6月21日 著者:津田雅美 伯爵姫 殺意が恋になる刹那(ティアラ文庫)の感想 初読み作家さん、TL多量買いの一つ、中古。帝国の策略で両親を殺されたシンフレイア姫は、仇は皇太子アシュアリーと聞き、正面から宮廷に入り込み、近づく。だが知っていく皇太子は優しく繊細な、一人の青年としか見えず戸惑う。宮廷で渦巻く陰謀に立ち向かう心情を共感し合い、恋におちてゆく。心揺れ動く姫の決意は!?愛した人は殺すべき仇敵、短剣を忍ばせ躰を重ねた時、恋と復讐の選択が迫られる―そんな煌びやかな王宮の恋話。設定や粗筋に惹かれたけど、展開がかなり勿体ない感じに。もっと主人公の愛憎がかきたてられるようなのが見たい所 読了日:6月22日 著者:ゆきの飛鷹 裸足の誘惑者(セドゥットーレ) (B‐PRINCE文庫)の感想 作家買い、中古。イタリア傲慢デザイナー・アレッシオによる新規ブランドの獲得を狙う香樹は彼に近づくが、四日後の帰国迄に誘惑出来たら検討すると言い放たれる。お膳立ても有、4日間顔を合わせるもののアレッシオの強烈でセクシーなオーラにクラクラしつつ応戦。でも情熱的な緑瞳の魔力に心は捕われてしまう。誘惑ゲームの勝利の行方話書下ろし付。表題作では判らなかったアレッシオが香樹に惹かれた着眼点は続編「シンデレラ狂想曲」で分かったが、ちと好みではなかった。落すというのを仕事的に口説くと勘違いする子だったら愉しく感じたかも 読了日:6月23日 著者:浅見茉莉 はじめての恋でした (エタニティ文庫・赤)の感想 中古、水城夕さん2冊目読了本。結婚式場勤務の坂井綾子は、婚約者連れの初恋の人・千葉陽介と職場で再会。切なさを隠し陽介の幸せを祝福するが、その婚約者が綾子のミスにより、命を落とす。「人殺しのお前に意思なんて必要ない。俺の命令のみに従う奴隷になればいいんだ」。逆らえない綾子と、陽介の歪な関係が始まり、行方不明の綾子を探す綾子の恋人・上村は、陽介の婚約者の死に不審を覚え調べ始める。様々な想いが交差するミステリアスラブ。多少の穴はあるが、落命がなきゃ昼メロみたいで割と楽しる。この話後の破滅展開にも興味があるな~。 読了日:6月24日 著者:水城夕 シンクロハート (キャラ文庫)の感想 作家買い、中古。事件を推理し始めると、犯人の意識と同調してしまう―そんな特殊な能力を持つ犯罪心理分析官・藤丸空也の任務は、薬物連続殺人犯の捜査。現場で指揮を執るのは、警視庁のエリート警部・陵知義。だが調査中、空也が犯人とシンクロしてしまう!いつもの優しく内気な空也が一変、別人のように妖艶に陵を誘惑してくる…翻弄された陵は、欲望に負けて空也を抱いてしまう―そんな事件絡み話。なにせ薄いのであまり事件解決時がドラマティックではなく残念。つまらなくはないけど…恋愛もあっさり続ける方向へ行くのでやや肩透かし感が残る 読了日:6月25日 著者:剛しいら 彼氏彼女の事情 2 (白泉社文庫 つ 1-3) 読了日:6月26日 著者:津田雅美 銀の王子と琥珀の姫 (マリーローズ文庫)の感想 なんとなく中古買い。大国王子との政略結婚の為、花嫁衣装を着て結婚式へ向かうエルウィンは絶望に満ちていた。結婚式場で初めて会ったジークフリートは、顔こそ美しいが尊大な傲慢男。だが初夜になぜかエルウィンを抱かず、仮面夫婦を提案してくる。幼少時逢っただけの初恋の藍色の瞳の君を想っていたエルウィンだが、ジークフリートと接するにつれ愛のない結婚生活に心の痛みを感じる様になっていく…そんなお話。幼馴染のフロリアンと好戦的な将軍・レオニダスの使い方やジークフリートの暴露のタイミング等腑に落ちない部分が多くあんま愉しめず 読了日:6月27日 著者:姫野百合 新宿探偵 (ビーボーイスラッシュノベルズ)の感想 中古屋さんで未読の剛さん作品が108円と知り衝動買い。新宿に事務所を構える、野性味溢れる探偵・蘭展明。依頼を通じて知り合った美貌医師・凛が隠す秘密を暴こうと手酷く抱くが、柔らかく締めつけ妖艶に絡みつく躰に夢中になってしまう。そんな凛にどうしようもなく惹かれてしまう展明自身もまた、重大な秘密を抱えていた―そんな探偵と医者のお話。表題作の『新宿探偵』や凛の過去が垣間見れる続き『黒猫病院』は私的にいまいちだったが、展明が別れを見据え‘夢’を凛に渡す『愛情迷路』は割と好みだった。こっから始まった方が愉しめたかも。 読了日:6月28日 著者:剛しいら 伯爵令嬢といじわるな下僕 ~大富豪の企み~ (シフォン文庫)の感想 TL多量買いの一つ、中古、水島忍さん3冊目読了本。伯爵令嬢のイザベルは没落しそうな家を立て直す為、今回の社交シーズンで夫探し中。そんな中、大富豪となった幼なじみ・クレイヴに再会し、会ったときはそっけなかったから借金持ちじゃ見込みはないとあきらめてはいたのに、お茶に誘われて強引に純潔を奪われてしまい、結婚することになるが…そんな素直になれない二人の甘くて熱い再会愛話。言葉足らずのすれ違いメインだが、なんか中途半端な感じが‥。今の所(3冊しか読んでないけど)水島忍さんのTLは好きじゃないかもと思ってしまった。 読了日:6月29日 著者:水島忍 欺かれた男 (キャラ文庫)の感想 作家&粗筋買い。同僚警察官の突然の自殺に納得できず単独捜査をしていた刑事の沢渡だが迷惑がられ、季節外れの人事で赴任した年下キャリア管理官・槇野の世話係を命じられる。左遷されたとの噂と「一度現場に出てみたかったんです」と無邪気に捜査に同行してくる槙野。エリートらしからぬ行動に、警戒していた沢渡だけれど友人にと望まれ、友人関係に。自殺した同僚警察官の自宅を空き巣が襲う、槙野はどうやらその事件に興味を持ち独自に調べている様で…そんなレクリエーションの多い平和な所轄に潜む事件と恋話。表題は愉しめたが、続きは今一。 読了日:6月30日 著者:英田サキ 読書メーター |
2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:30冊 読んだページ数:7470ページ ナイス数:127ナイス 名探偵コナン 82 (少年サンデーコミックス)の感想 レンタル読了。『鉄壁』『暗転』『雌雄』怪盗キッドvs世界最強の防犯システム(!?)として京極真が!宝石と園子を巡り、因縁交わる翠緑の皇帝事件の行方は?な話。『三毛猫の大尉』『猫を被って』『イタズラっ子』『招き猫』喫茶ポアロのお得意様猫・大尉の飼い主を探せ!と、つれて行った主人が殺された事件、猫好き必見の2つの三毛猫大尉事件。『ないのよ』『願いが叶った時に』『赤バッジ』高木と佐藤の恋と事件がニアミスする赤バッジ事件!『赤女』瀬良に誘われ、園子と蘭とコナンとの4人で瀬良兄の友人の貸別荘へ…序章。 読了日:4月1日 著者:青山剛昌 命いただきます! (キャラ文庫 こ 2-19)の感想 麻生海さんイラ+作家買い、中古。帰国してから25歳で店を始めるも1年で失敗した巽…逞しい背中を彩る艶やかな弁天の刺青・若頭だった板東花匡は、腕は一流の板前。住込みで働く大きな寺の息子ながら寺を嫌い海外留学先で料理にはまった元フレンチシェフ・海音寺巽だが禊の様な風呂での日課、板東の背中を流すうち、彼の癒えない心の闇が見えてくる。恋情を抑えきれない巽を、板東は「心は抱いてやれない」と拒絶するが、体は満足されられる…そんなお話。内容は普通に愉しめたが、信念がある渋い系元893話は私的にあんま好みじゃなかったかな 読了日:4月2日 著者:剛しいら バディ-禁忌- (二見書房 シャレード文庫)の感想 シリーズ3弾、好きなシリーズではないが中古購入、そして撃沈。歌舞伎名門に生まれながら複雑な家庭環境で育った姫宮は、17歳で母親と家を出、歌舞伎世界とは関わりないSPとなり、仲間に恵まれ、特にバディの星野とは互いに命を預けられる信頼関係ができていた。ある日、姫宮は警護対象として腹違いの兄・孝之助と再会する。姫宮に対し、十年前と変わらぬ異常執着をみせる孝之助。SPの仕事で兄の警護をすることになり動揺を隠せない姫宮を星野は気遣うが過去に苦しむ姫宮は彼の優しさをはねつけてしまう話。違和感てんこ盛りでした。 読了日:4月3日 著者:愁堂れな 野蛮人の求愛 (ショコラノベルス)の感想 作家買い、中古。アマゾンから帰国した親戚・大友海緯を預かる事になった高宮郁望は、やけに逞しく成長した海緯に再会直後突然プロポーズされる。15年前、日本を離れたくないと泣く幼い海緯を宥める為交わしたその場しのぎの婚約を信じ、一途に郁望を思い続けていたらしい。当然郁望はお断りしたが、海緯も当然引かず。かくして郁望は、自分と結婚したがっている年下の野生児と一つ屋根の下で暮らすはめになる、そんなお話。一途なのはいいとして、これはアマゾン育ちの野生児の巻きおこすあれこれや言動が合うか合わないかがキモかと。 読了日:4月4日 著者:高尾理一 ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想 「ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄」続き、シリーズ2巻。八十一鱗教団が母体の全寮制王鱗学園で龍神の寵を受けて神子となってしまった薔は、その事実を隠し陰神子として生きる道を選ぶ。兄弟で恋人でもある竜虎隊隊長・常盤と過ごせる儀式の夜を心待ちにするが、謀略により追い詰められてしまう…ってな2巻です。前巻読了時に予想した期待程ではないが愉しめた。薔を羨む椿、椿に嫉妬する薔、椿の心を手に入れたいが椿は常盤を向いているし弟分の白菊も気になる剣蘭、椿を狙う楓雅…常盤の黒い部分も見えてきて盛り上がりそうな予感大。 読了日:4月5日 著者:犬飼のの,彩 恋愛深度 (ルナノベルズ)の感想 中古購入、浅見茉莉さん11冊目読了本。足を怪我して以来、一流モデルから転落し、愛人まがいで自身を売り込むしかなくなってきた七生だが、そんな生活に嫌気がさし自暴自棄ぎみになった時、一冊の写真集と出逢う。自分を撮ってもらいたい、彼ならきっともう一度脚光を浴びるような写真が撮れる筈。だが、その男・飛鷹は全ての依頼を断り続けていて、勿論七生の頼みも聞こうとしない。身体を使い誘惑しようとした七生だったがことごとく失敗、でも粘って同居にこぎつけ…そんなお話。飛鷹の恋描写がなく唐突感はあるものの七生の変化を愉しめた。 読了日:4月6日 著者:浅見茉莉 K -メモリー・オブ・レッド-(3)特装版 <完> (プレミアムKC)の感想 アニメ『K』“赤の王”周防尊を中心にした前日譚コミカライズ。“吠舞羅”日常青春物語最終巻!「あなぐらの中」八田と伏見は廃墟からの脱出話。「王と姫の優雅な一日」周防とアンナの真昼のデート話。「サマーナイトゴースト」吠舞羅とビーチと肝試し話。「キング」十束とクロの一瞬の邂逅話。「HAPPY BIRTHDAY」12月7日全ての始まりと終わりの日話最終話。限定版小冊子書下ろし漫画(十束死後葬式話)付。やっぱ赤チーム情が濃くて好きだな~、夏の映画も乙女ゲームも楽しみだけど、映画って津田さんの声聴けるのかな 読了日:4月7日 著者:黒榮ゆい 剣の乙女のフォックストロット (ルルル文庫)の感想 絵に惹かれ中古購入。二大国に挟まれたエウス公国には、「剣の勇士」と「鏡の聖女」という英雄が建国を助けた伝説がある。長閑な農村に暮らすフィリイは、ちょっと勝ち気でしっかり者の少女だが、突然「英雄の子孫よ、王城に来て国の危機を救え」というお召しを受ける。正しい事をしようとし、無愛想な「鏡の勇士」青年ノクトの助けを借りるも、ワンマン王に何故か「剣の乙女」に認定され混乱するフィリイ。事態をややこしくしつつ公国の危機に立ち向かう?当代「英雄」話。設定は割といいが、逆な配役とか活かしきれてない様な…もう一味欲しい所。 読了日:4月8日 著者:平川深空 華の闇 (SHYノベルズ)の感想 作家買い、中古。仕事相手の西苑寺子爵に連れられ吉原を訪ねた南条貴師は四年前、突然消えた少年・暁芳と再会するが、吉原唯一の男遊女・華嵐となっていた。過去を忘れ遊女として振舞う華嵐。遊女を憎み嫌う南条だが、華嵐が男に抱かれる姿を思うと、抑えられない激情に囚われ、ならばいっそ自分の手でと華嵐の水揚げを決意する…そんな絢爛吉原遊廓絵巻!王道展開な遊郭モノ、志乃姐さんの末路とか雰囲気がある物語になってはいるが、頑なすぎる華嵐に吃驚。でも西苑寺子爵の復讐は美味しかったので、そっちと恋仲の方が私的には面白そうな気も。 読了日:4月9日 著者:榎田尤利 夜が蘇る (プラチナ文庫)の感想 山田ユギさんイラに惹かれ&作家買い、中古。情人を亡くし虚ろな日々を過ごす元警視の探偵・秋津芳人は、極道の久我に口説かれる。情報と引き換えに体を要求され受けた秋津は、自分に潜む雌の部分が逞しい雄を求めて疼くのを感じたが、情人を忘れられない。そして何より失う悲しみにはもう耐えられない。必死で拒むが、事件を追ううちに傲慢なくせに優しい久我に心かき乱され悦楽に溺れる夜が今蘇る…そんな傷を抱えた男達の恋話。久我のマメさに苦笑しつつ、脱力出来たり羽生の死ごと受け止めよっかかれる存在を得た秋津には良かったねと思えた。 読了日:4月10日 著者:英田サキ 夜に赦される (プラチナ文庫)の感想 『夜が蘇る』の続き、中古。情人・羽生を亡くし色褪せた秋津の夜を、極道の久我が再び悦楽で染め上げたが、秋津は羽生を殺したのは久我という衝撃事実を知り動揺する。愕然とする秋津だが請うような久我に憎みたくても憎めない、だが、久我の熱で温まってもその事実に、心は悲しみに囚われに抜け出さず、秋津の答えは、恋慕を押し殺して一時的に久我から去り考えることだった…償うべきこととは、赦されるべきこととは―濃密夜に色づき熟れた愛物語2巻。大筋結構愉しめたし、久我の大器に感心したが、一点秋津の選択のみが私好みではなかったかな。 読了日:4月11日 著者:英田サキ 夜に咲き誇る (プラチナ文庫)の感想 『夜が蘇る』『夜に赦される』続き、中古。久我と共に生きる為、極道世界へ飛び込んだ秋津。跡目相続に組が揺れる中、襲名に臨む久我を男としても支えたいと必死だったが「お前はたったひとりの俺の大事なイロなんだ」久我は秋津が極道色に染まるのを厭い守ろうとする。本気を突きつけなくてはと思い詰めた秋津は、久我と反目する男の挑発に乗り、匕首を手にした──愛するが故にすれ違い衝突する想い、その先にあるものとは…そんな3巻。久我が組長を襲名し、これから花開く感じで終了してしまうので、その後のてっぺんを目指す二人も読みたい所。 読了日:4月12日 著者:英田サキ 華の皇宮物語 帝の花嫁 (ティアラ文庫)の感想 作家買い、中古。『華の皇宮物語』続き、2巻。幾万とある宮中の書物を読みたくて妃候補になった嶺花は、望まずして新皇帝正妃に選ばれた。彼女の聡明さに惹かれる皇帝。彼の純真に心奪われる嶺花。だが嫉妬心を抱く他妃や宮廷の者達が、二人に反感を募らせ、遂に嶺花の暗殺未遂が!嶺花を守るべく後宮に駆けつけた皇帝は、国をも変える重大な決意をする!そんな国中の乙女を集めた後宮で一人だけ愛した皇帝CPのお話。話の流れは良いと思うが入れず。白秀麗と緑宝明の話は詳しくせず、メインCPに照準を深く当てた方が良かったんじゃないかと思う 読了日:4月13日 著者:剛しいら コンダクター (角川文庫)の感想 初読作家さんだがコミカライズ版読了の為内容把握済み、中古。これから始まる音大時代仲間との仕事に心を躍らせていたフルート奏者の朽木奈緒美は、とある場所で謎の変死体が発見されてから、奇妙な事象に巻き込まれていく。毎夜の悪夢、首なしの白骨、壊れ始める友情、そして怪事件を狂信的に追う刑事…優雅に音楽を奏でる若者達の日常が、一見繋がりの無い出来事により崩壊の道へ。陰謀に操られる恐怖の舞台劇が幕を開ける…そんな劇場型サスペンス!ほぼ完璧な漫画のおかげで目新しい事は無いが、これが続き物の序章なら受け入れられるかも。 読了日:4月14日 著者:神永学 水の記憶 (Cross novels)の感想 作家買い、中古。美貌臨床心理士・如月東栄は、事故で兄と友人を亡くした佐々木洸太に弟の様に接していた。一方、恋愛感情に疎い如月を長年想い続けていた佐々木は、関係進展の為、就職を機に同居を持ちかけた。ストレートに注がれる佐々木の愛情に、少しずつ「恋」を理解していく如月。10年越しの恋は穏やかに進行中に見えるが、意識はするもののテンション低くまだ恋となっていない東栄。そんな中、患者として現れた高校生・高遠炯は不潔恐怖症で解離性同一性障害だった…そんな患者さん絡み話。雪舟薫さんイラ合ってましたし、展開は面白かった 読了日:4月15日 著者:剛しいら 炎の記憶 (CROSS NOVELS)の感想 作家買い、中古。『水の記憶』の続き、記憶シリーズ2作目。児童専門の臨床心理士・如月東栄は10歳年下の恋人・佐々木洸太と暮らしている。同居して1ヶ月、初めての恋に戸惑う如月は、佐々木の求愛に応えるのが精一杯で、自分から求める事が出来ずにいた。些細なすれ違いが甘い筈の蜜月に小さな亀裂を生じさせる中、木曜日だけに起こる放火事件や、炎を見ると記憶が飛ぶ高校生患者・花輪耀やその友人?博史の奇行など周りの事象に心配は尽きない。付き合っていく中で悩みながらも熟していく二人のお話、上手に火の事を絡めてあって愉しめた。 読了日:4月16日 著者:剛しいら 緑の記憶 (クロスノベルス)の感想 作家買い、中古。『水の記憶』『炎の記憶』の続き、記憶シリーズ3作目。美貌の臨床心理士・如月東栄は、10歳年下の恋人・佐々木洸太に愛され、平和で温かな同居生活を送っていた。仕事に関しては天才的だが、生活に必要な能力は悉く欠如している如月をさりげなく支える佐々木。恋することに不器用だった如月も彼に応え、ふたりの関係は着実に深まっていた。だがそんな彼らの前に、1人の心に傷を抱えた高校生・有田英が現れる―そんなお話。耀と博史も大活躍。雪舟薫さんイラでこのシリーズのイメージ定着してたのに、イラが変わってて吃驚 読了日:4月17日 著者:剛しいら 雪の記憶 (CROSS NOVELS)の感想 作家買い、中古。『水の記憶』『炎の記憶』『雪の記憶』の続き、記憶シリーズ4作目。臨床心理士の如月は、年下の恋人・佐々木との暮らしにも慣れ、慌ただしくも満ち足りた日を過ごす。寝食を忘れて仕事に没頭する如月を心配した佐々木は、休息を取るため山奥の温泉へと連れ出すが、雪山で遭難した少年を発見、少年は入院したが、警察から記憶喪失だと聞かされ協力する事に。誰も引き取り手が現れない少年を引き取る決意をした二人だったが…そんな4巻。前作事件の子達が協力する事もだが、自分のやりたいことをやれるようになる安定GETも良い 読了日:4月18日 著者:剛しいら 食の記憶の感想 商業誌「水の記憶」「炎の記憶」「緑の記憶」「雪の記憶」などの記憶シリーズの番外編、J庭36でGET。 今回は、「緑の記憶」で出てきた拒食症の高校生・有田英が、役をGETした辺りのお話です。そして吃驚なことに有田英は、あの‘「顔のない男」「見知らぬ男」「時のない男」に出てた’篁音彦と共演しています。飛滝は出てこなかったけど…。そんで「命いただきます!」の板東花匡の店に食べに行っていた!(海音寺巽は出てこないけど)同人誌ならでは!のちょっとした登場が嬉しい一冊。 読了日:4月19日 著者:剛しいら 六蓮国物語 王宮の花嫁武官 (角川ビーンズ文庫)の感想 身代わり伯爵シリーズが愉しいのでこっちも読了。舞台は煌国、婚礼に臨む太子近衛武官・結蓮のもとに、太子を襲う妖怪が現れたと報せが入る。尊敬する太子の一大事に、花嫁衣装を即脱ぎ捨て太刀を手に駆けつける。自ら三度目の結婚をぶち壊すほど太子に心酔する結蓮だけど、突然の異動命令が!待ち受けていたのは、新たな婚約者・季隆だった、そんな中華ファンタジー。登場人物名等読みづらいのが難点だったが、堅物な結蓮(ゆいれん)と飄々としてるが決める時は決める季隆(すえたか)との仲については今後の期待大、妖怪退治展開も愉しめた。 読了日:4月20日 著者:清家未森 六蓮国物語 皇宮の嘘つき公主 (角川ビーンズ文庫)の感想 六蓮国物語2巻、中古。(105円で購入)敬愛する太子の傍に居る為、上官・季隆と偽装婚約契約を交わした太子近衛武官・結蓮。今日も太子に仇なす妖怪退治に暴走中。公主・華瑛の護衛につくが、我儘な彼女は何か困った事を抱えていそう。更に太子の兄将軍・崇怜が結蓮の婚約者だと勝手に名乗りでて偽装婚約に暗雲の兆し?困った結蓮は、恩人・翠玉の御使い様(正体は季隆…)を相手にお悩み相談…、そんな華皇宮ファンタジー2巻。真面目で融通の利かない結蓮と不真面目だが飄々と仕事をこなす李隆の掛け合いや、公主絡みの事件を愉しみました。 読了日:4月21日 著者:清家未森 六蓮国物語 宮廷のニセ御使い (角川ビーンズ文庫)の感想 六蓮国物語3巻、中古。(105円で購入)敬愛する太子を守る為上官・季隆と偽装婚約契約を交わしている太子近衛武官・結蓮は、憧れの恩人・翠玉の御使い様と文通を行う日々。だが結蓮に婚約を迫っていた太子の兄将軍・崇怜が、翠玉の御使いは自分だと言い出す!一方花街では、妓女が妖怪に襲われる事件が相次いでいた。結蓮は事件解決の為、妓女に扮するが、そこには既に一人で行動している季隆が居た…そんな中華皇宮ファンタジー第3弾。季隆過去事件、でも割とあっさり終わりあっさりバラしてしまってやや肩透かし感は有るが、概ね愉しめた。 読了日:4月22日 著者:清家未森 六蓮国物語 地下宮の太子 (角川ビーンズ文庫)の感想 六蓮国物語4巻、中古。(108円で購入)美女なのに残念な程仕事馬鹿な結蓮は、憧れの恩人が偽装婚約中の上官・季隆だと知る。今迄の愚行を思い返し挙動不審になる結蓮と、自分の正体に幻滅されたのだと思い込む季隆の関係は、噛み合わずギクシャク。更に結蓮は太子舎人の職を解かれ落ち込むが、季隆は太子本人に結蓮を連れて秘かに国を出る様告げられる?そんな中華ファンタジー急展開4弾。終盤迄読んだらなんか話が変な方向へ流れているので吃驚、なんだかんだこのまま天女になっちゃいそうな感じ。季隆とのラブイチャが見たいのになぁ。 読了日:4月23日 著者:清家未森 六蓮国物語 翠竜と赤の天女(上) (角川ビーンズ文庫)の感想 六蓮国物語5巻、中古。(amazon)崇怜が皇位纂奪、さらには結蓮が次代の六蓮天女に選ばれ、大混乱に陥る煌国。敬愛する太子・琮成が人質に取られ、崇怜との結婚を了承した結蓮。更に季隆が自分を助けに向かい、投獄されてしまう!季隆の身を案じる結蓮は、危険を顧みず牢へ忍び込み、二人は束の間の逢瀬を果たす。そこで告げられた季隆の真摯な言葉に、堅物の結蓮もようやく恋心を自覚する…そんな国を揺るがす完結直前巻。好きコクハが良かったかな、季隆の一見無謀なようで策を弄する感じも良し。でもやっぱこの進行だと天女になりそうだね 読了日:4月24日 著者:清家未森 六蓮国物語 翠竜と赤の天女(下) (角川ビーンズ文庫)の感想 六蓮国物語6巻完結、中古。(amazon)皇位簒奪を企てた崇怜が暴走する煌国。凶悪な龍神の力を発揮させた崇怜を、息の合った戦いで追い詰める結蓮と季隆。だが瀕死の崇怜に最期の力で結蓮は術をかけられ、人の立ち入る事が許されぬ龍宮へ強制的に帰還する。季隆は直ぐに結蓮を追いかけ、龍宮にむかったが、1年後たどり着いた龍宮で再会した結蓮の語った‘恋と使命の決断’とは!?清家未森の中華ファンタジー最終巻。龍宮での母や祖母の人界への無情と人界の皆との違いや、季隆とのお話も愉しめました。でも天女に仙人って…凄いCPだよね 読了日:4月25日 著者:清家未森 恋の達人 (ダリアノベルズ)の感想 作家買い、中古。大手商社に勤める松浦望は34歳にして課長な上、優しげなハンサム。社内では『恋の達人』と呼ばれ、女子社員の恋の相談相手としても人気。そんな松浦の下に中途入社の新人・古城が配属された。長身で精悍な印象のある26歳の古城初音は実はバリバリのゲイで、好みのタイプの松浦に一目惚れしてしまい、恋の相談を装って松浦にHを教えてくれと迫る。思うよりも素直な古城を気に入ってしまった松浦は戸惑いながらも拒みきれずに身体を繋げてしまう…そんな上司部下話。松浦視点古城視点有り、その時の心情は判るが一人称が 読了日:4月26日 著者:剛しいら 華の皇宮物語 皇太子の初恋 (ティアラ文庫)の感想 作家買い、中古。『華の皇宮物語』『華の皇宮物語 帝の花嫁』続き、3巻。香蓮の娘・白蓮は、皇太子・虎龍の旅に随行する。二人は色恋なんかより馬や狩りが大好き。一緒にいるだけで楽しくて、共に過ごす時間も増えていく。そんな仲を引き裂こうとする宦官の陰謀が!淫らな薬を盛られ誘惑を受ける虎龍。陰謀に気づき駆けつける白蓮。他の人なんて嫌、恋に気づいた二人の夜は…そんな中華宮廷ファンタジー3巻。世界観や粗筋はいいと思うので、心情描写や恋愛展開、陰謀部分がもっとガッツリ欲しかった。盛り上がり不足のまま終わってしまった感有り 読了日:4月27日 著者:剛しいら プレイボーイ伯爵の純愛 (ティアラ文庫)の感想 題名に惹かれ中古購入。他国の王子と婚礼を控えたメイベル王女は、父王の命で伯爵エドワードから夜の作法を学ぶことに。勿論処女は奪わないと約束されてたのに諍いから最後まで奪われる、衝撃を受けるも体は感じてしまう…だって伯爵はメイベルの初恋の人。快楽に溺れる二人だが、お互いにお互いの気持ちを勘違いし一方通行だと思いながらも続く。そんな微妙な関係が父王にバレ伯爵はピンチに!そんな濃密・宮廷恋愛遊劇・新乙女系ノベル。伯爵もまたメイベルのことが好き…っていうのは確かに判りづらいかも。そしてイラがいまいち 読了日:4月28日 著者:岡野麻里安 Let’s豪徳寺! (2) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。武道館での結婚式も無事終わり、慣れない主婦となって幸せな新婚生活をスタートさせた美姫。美姫の娘・姫子の面倒をみていた次女・舞姫は、姫子を美姫に返す事に寂しく思うが、そんな折舞姫の勤める保育園に、新しい保父・風祭怜が入ってくる。子供が好きで、仕事に一所懸命で、でもちょっと生意気な怜に誘われるまま、一夜を共にしてしまった舞姫。だがからかって“遊んでやる”つもりが、愛の罠にはまってしまったのは舞姫の方だった。舞姫、年下の男に翻弄される?の巻。豪徳寺家の三姉妹の恋愛を描くこのお話はコミカルで愉しめる 読了日:4月29日 著者:庄司陽子 徳川生徒会 (MF文庫)の感想 ドナの為、本箱より発掘再読。亡父の権力を受け継ぎ、学校だけの都市で我侭をつらぬく生徒会長・徳川家夷に薩摩学園から刺客?がきた。権力を振りかざし、学園都市の改革を推し進める家夷に憂いを覚えた薩摩学園校長の養子・島津弥七、彼は空きポストの副会長に収まり、お目付け役となる、そんなギャグ漫画。そういえば弥七って『黄門★じごく変』にもちらっと出ていたかも。ギャグはあっちと同じような感じだが、あっちと違って軸(ストーリー)があんま無い為、ややダラダラ感が気になるところもあったが、まぁまぁ愉しめた。 読了日:4月30日 著者:中津賢也 読書メーター |
2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:40冊 読んだページ数:9011ページ ナイス数:228ナイス 爆裂奇怪交響曲 1~最新巻(あすかコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]の感想 本棚発掘再読。当時可愛い絵に誘われて買ったヤツ。可哀相で物が捨てられないことでアパートを追い出されたルイスは、 家賃は無料! のはり紙をみつけそこに住むことにするが、しかし家賃無料にはワケがあった!なぜならば、同じアパートの住人は、セイレーンや猫男や吸血鬼等人外ばっかり。(大家さんはゾンビ)でもみんな結構いい人(?)たちで…そんなホラー・コメディーの第1弾。ルイスのイタヅラ好きの友人が来て引っ掻き回して行ったり、悪魔が迷子になってたり、アパートの皆で旅行に行ったり…そんなふんわりほのぼの話。 読了日:3月1日 著者:東里桐子 失恋は恋のはじまり (角川ルビー文庫)の感想 後藤に片恋中の一騎は、後藤を恨む伊東から「ゲイの証拠写真を撮る」というバイトを持ちかけられ引き受ける。泥酔の後藤とHしたという嘘で付き合う様になるが、優しく包み込む愛情を注がれ隠していた恋心が疼く。後藤に真実を告げると決めるが、伊東の策略で交際が金目当てだと知られる…そんな粗筋。初読時の自分感想を読み「成宮さんだけどこれはドナ」と思ってたが、再読したら案外愉しめた。恋愛描写は今一だったが合間合間に入る学生達の日常描写に笑いが誘われる、なので保管。ルビーは薄いので、他のレーベルでも成宮さん読みたい 読了日:3月1日 著者:成宮ゆり クレイジーな彼とサバイバーな彼 〜嘘と誤解は恋のせい〜 (花丸文庫)の感想 「嘘と誤解は恋のせい」のシリーズ3巻。劇団次回作の参考にとムリヤリ来させられ、南の島のバカップルを双眼鏡と無線式のイヤホンで聞きながら見なくちゃいけない騎一と尚。そんな4人の愛と笑撃の第3弾。和久井×結哉のバカップル全開を覗く騎一と尚の対照的さと、バカップルのお馬鹿な会話への突っ込みが、かなり笑えて愉しかった。次巻があるならこの2CP話を是非又みたい。特に非日常時に付き合うことにはなったが、日常に戻った時の尚が騎一をどう感じてどうなるのか等興味がある。原始人言葉とか笑った、和久井って凄いね。 読了日:3月2日 著者:小林典雅 華の皇宮物語 (ティアラ文庫)の感想 作家買い、中古。繁栄を極めた耀爛王朝では、まもなく皇帝に即位する皇太子の後宮が設けられようとしていた。男装の少女・香蓮は期せずして後宮に召し出され新后候補に。けれど恋に落ちた相手は皇太子ではなく、自分をこの地に送り届けた凛々しく優しい先々帝の皇子・白勇波。密会を繰りかえした二人は将来を誓いあうも、皇太子が選んだ新后候補の名に自分が上がり―!?そんな中華宮廷ファンタジー恋話。レーベル的に読んだら即ドナかと考えていたが普通に愉しめて吃驚。ちょいと最後が力技すぎだが…シリーズらしいので追っかけてみます。 読了日:3月2日 著者:剛しいら 青い鳥 眠る探偵4 (講談社X文庫ホワイトハート(BL))の感想 電子書籍購入。他人を操り、その手で最も愛しい人を殺させるという連続強制殺人事件が東京で頻発の折、休業中の市羅木探偵事務所に、市羅木真音の最愛の弟である不破の元妻・若宮千晶が相談に訪れた。連続強制殺人事件後から、夫の様子がおかしいのだという。複雑に絡み合う過去から逃れる為、愛する者を守る為、天才的犯罪者・槙との最後の闘いが始まった…そんなシリーズ最終巻。事件展開のテンポも良く愉しめた。槙の結末はああだったが、私の脳内は死ななかった彼が、「時計じかけのオレンジ」的展開になるという妄想が止まらなかった…。 読了日:3月3日 著者:榎田尤利 夜にくちづけ (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。映画監督の父と舞台女優の亡母を持つ高校生・緒川純理は、映画会社主催カウントダウンパーティーで、愛らしい容姿ゆえにしつこくスカウトに追い掛け回されていたが永野浩一郎の機転に助けられる。性癖で悩んでいた純理だが理想を具現化したような永野に一目惚れ、悩みを聞いてもらっているうちに永野と初Hをしてしまう。付き合う二人だが、パイロットとして仕事を持つ永野と、17歳高校生の純理では日常の時間の流れが違っていて…そんなお話。一途な純理と甘やかす永野は良いが、純理の仕事選びとか色々安直な気もする…。 読了日:3月4日 著者:名倉和希 可愛くて、どうしよう? (プラチナ文庫)の感想 粗筋買い、中古。世界一可愛い!断言できる程、宇雪は幼馴染の嵐が可愛くてならない。恋心を自覚するも、無邪気にくっついてくる彼に避けられるのが怖くて、気持ちを抑え込んでいたが、庇護すべき存在だと思っていた嵐が、いつの間にか自分から離れて進路を定めていると知りショック。おまけにキスされ触られて、嵐の思わぬ男らしさに怯えて泣いてしまう……そんな二人のお話。“可愛いフィルター"かかっている当人同士はまだしも、私には可愛さが描写から読めず、お互いの言葉からしか判らない為入りこめず。終始ただのイチャコラに感じられた。 読了日:3月5日 著者:栗城偲 箱はマのつく水の底! (角川ビーンズ文庫)の感想 登録漏れのついでに再読、第13弾、聖砂国編。コンラッドともヨザックとも離ればなれになり、小シマロン王サラレギーと2人だけで、聖砂国内を移動することとなった渋谷有利だが、どうしてもこの同行人に心を許すことが出来ない。一方、村田達地球組は、異世界で消息を絶った有利を心配し行動開始するが…表題作の他、有利と村田の地球生活をえがく短編『マ王陛下の花嫁は誰だ!?』も収録した〇マシリーズ本編13弾。ユーリを助ける次男はやっぱしっくりくる。3男の安否が心配なこの終わり方、続刊見てない人は気になっちゃうよね。 読了日:3月6日 著者:喬林知 茉莉花茶の魔法 (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。『紅茶は媚薬』のスピン。大手商社の村上は、有名紅茶メーカーの役員で、6年前に身体の関係があったアランと再会。当時、遊びのつもりだった村上は、妖艶で淫らなアランに本気になってしまったが、本気になったのは村上だけで、結局仕事の契約は壊され、二人も破局を迎えたのだった。しかし再び現れたアランは相変わらず美しく、村上が手がけようとしている中国茶の交渉を助けると言いだす、そんなお話。積極的で出世欲の強い商社マン村上と、女装したり仕事を餌にしたり絡めてだけど不器用アランのお話、スピン元より愉しめた 読了日:3月7日 著者:剛しいら フードの情熱 (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。『カフェシリーズ』の発展版らしいスピン。東京・八重洲にあるデパート『五井』の34歳フード部門部長・宇野沢旭は、ある日丸の内に建設予定のフードビルの計画を知る。計画を聞き出そうと旭は、コンサルタントとして呼ばれた若干28歳の美貌青年・野田秀理に正体を隠して近づくが、どこか寂しげな横顔や抱えている秘密に、次第に仕事とは関係なく秀理を知りたいと思う様になっていく―そんなお話。フード業界話たいへん美味しくいただきました。一年後に2人が、どんな結論を出すのか興味があるので、続刊希望。 読了日:3月8日 著者:剛しいら 追憶のキスを君は奪う (ガッシュ文庫)の感想 鳩村衣杏さん作家買い、中古。忘れられないキスをくれたあの人から、結婚の報せを受けた夜。彼とは似ても似つかないような年下の男・冽と衝動的にH、望みどおり満たしてくれたが、キスはしない、追いかけない、の約束を破り、冽は一途に求めてくる。恋愛に陥るのは怖くて、頑なに冽を拒んだものの、仕事がらみで再会し不器用な情熱が次第に愛しく感じられ、冽を愛するようになるのだが…そんな二人のお話。年下攻めを愉しみに読んだけど、私的には微妙。兄でスピン有るのか…どうしよ。くっつく迄は王道系でも愉しかったんだけどな、構成かなぁ。 読了日:3月8日 著者:鳩村衣杏 ただ、優しくしたいだけ (キャラ文庫)の感想 山田ユギさん表紙イラに惹かれ中古購入。2か月の期間限定で、ゲイの叔父の恋人を預かることになった隆次。イタリア人とのハーフだというアズは、痩せて色気の欠片もない19歳未成年。抱く相手にもならず面倒なだけでつい邪険にしてしまうが、隆次の言動に一喜一憂するアズは、全身で懐いてくる。次第に情が移ってきたある日、隆次のセフレ・明彦が薬を使ってアズを強姦、まだ抜けない薬に翻弄されるアズを隆次は抱いてしまう…そんな庇護欲と劣情の恋話。そういえば従兄弟同士ってことだよね。それにしても明彦の行為は犯罪だと思うよ 読了日:3月9日 著者:水原とほる 夢のない男2の感想 この間「夢のない男1」を購入出来、やっとこ読了、商業誌「顔のない男」のシリーズ番外編。ハリウッド作品で、もっとも自分に近い役を演じことになった飛滝、そんな彼が気になり現地までやっぱり追いかける音彦の運命は…そんなお話。やっぱりこのシリーズ愉しめます。一風変わった俳優さん達のお話は、剛しいらさんの作品の中でもとても好きなシリーズですので、商業誌で4以降が出て欲しいなぁ。J庭で同人紙卒業宣言出されてたけど、私としては細々でいいので止めてほしくないところです。続刊激しく希望。 読了日:3月9日 著者:剛しいら はめてやるっ!番外総集編 2 読了日:3月10日 著者:剛しいら ファラウェイ (リンクスロマンス)の感想 作家買い、中古。祖母が亡くなり天涯孤独となった羽根珠樹は、病院の清掃員として真面目に働いていたが、見舞いに来ていたユージンというアメリカのセレブ一族の傲慢外国人に出会う。彼は後日、車に轢かれて瀕死の状態で運び込まれ息を引き取った筈だったが…なぜかユージンはすぐに蘇生し、怪我もすっかり消えていた。今迄とはまったく別人のようになってしまったユージンは、突然「俺を許すと言ってくれ」と意味不明な言葉で珠樹にせまってくる…そんなファンタジー系話。面白設定だがさらっと読めてしまい、設定がもったいない感じに。 読了日:3月11日 著者:英田サキ 月華の誘い―闇の抱擁・光のキス〈2〉 (クロスノベルス)の感想 『闇の抱擁・光のキス』続き、2巻。預言者・アルヴィンは、重傷の戦士・クラウドと出会い保護。闇夜の瞳を持つ孤独な魂にいつしか惹かれていたアルヴィンは、傷が癒え旅立ったクラウドを衝動のまま追いかける。一方、情を交わせばアルヴィンが預言者としての能力を失う可能性があると知り身を引いたクラウドだったが、アルヴィンの町に迫った災厄を前に、戻り守る事を決意する…そんなお話。前作CPも頻繁に出現し物語が進行、ザイアードも登場し深刻話に楽しみが増す。そういえばイラストがいつの間にか緒田涼歌さんになってた 読了日:3月12日 著者:洸 暗夜の獣―闇の抱擁・光のキス〈3〉 (クロスノベルス)の感想 『闇の抱擁・光のキス』3巻。近距離物質移動魔法しか使えない魔法使いのニコルは、「力」の代わりに手に入れた最愛の恋人ローランドを、持ち前の美貌で翻弄しながらも幸せな毎日を過ごす。がローランドの義弟の預言者・アルヴィンが夢で見た剣の話からそれが伝説の魔剣だと見当をつけたニコルは、反対の周囲を巻き込み魔剣捜しの旅へ。ローランドの愛を再確認するニコルの意外な旅の結末とは…そんな3巻。中々愉しめたけど、ここでお仕舞なのかな?ケアルの事とか未回収だよね。そこそこ面白いと思うので文庫化して更に続き書いて欲しい所 読了日:3月13日 著者:洸 ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)の感想 作家買い。編集者の古川真也は、手に触れた物に残る記憶が見えるという特殊な能力を持っていた。同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することになり、仕事絡みでそれに同行。彼は米国で脚本家として名声を得ている筈だったが、真也が見た真実は…そんなお話。確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」も収録。話は家族モノとして良かったとは思うものの、なにせ短い。パラレルも表題も独立した話として、肉付けしてまるっと1冊その話で見たかったな。 読了日:3月14日 著者:有川浩 幽霊弁護士・桜沢結人の事件ファイル (角川ビーンズ文庫)の感想 アニメっぽい表紙絵に釣られ購入、初読作家さん。エリート弁護士・桜沢結人にかかってきた真夜中の電話は、音信不通だった日向陽一からの信じられない依頼「助けてくれ。俺の肉体が奪われたんだ!」正義感の強さと霊感体質が災いし、結人は『幽霊』となった陽一の代理人になる。しかも“身体探し”に乗り出したせいで、境界線上向こう側の怪しい者達に狙われる…“視える”弁護士が不可解な事件に挑む新感覚怪奇話。前半は結人の巻き込まれた感が有有だが、後半につれ陽一との関係や弁護士であることの理由が輝る。伏線色々あったので続刊が愉しみ。 読了日:3月15日 著者:望月もらん 仮面の恋人 (ラヴァーズ文庫)の感想 中古、浅見茉莉さん9冊目読了本。売れない俳優・見崎真尋は「便利屋」で生計をたてオーディションに励む毎日。男の恋人のふりをして欲しいとの依頼が「便利屋」にくる。死んだ恋人だけ忘れた記憶喪失の依頼対象・吉峯聡瑛は、人気上昇中小説家で、仕事の締切りを抱えながら、帰ってこない恋人の事を気にし仕事も手につかない状態らしい。偽同棲中、真尋を恋人だと思い込んでいる吉峯から受ける真剣な愛情や情熱に、次第に真尋は仕事以上の感情が芽生える…そんなお話。冒頭から展開が読めていまいち入れず。もっとそこを上手に隠して欲しいかも。 読了日:3月16日 著者:浅見茉莉 Let’s豪徳寺! (1) (講談社漫画文庫)の感想 本箱発掘再読。東京・世田谷に広大な屋敷を構える豪徳寺家は、ウルトラスーパーお金持ち!だが世の中には、どんなにお金があっても手にはいらないものがある。3人娘の長女・美姫は、子持ちの離婚経験者。貿易会社に勤める彼女は、仕事一筋の猛烈レディだったが、いつからかライバル・塔ノ沢が出現。美姫の仕事を次々と横取りしていく。塔ノ沢に激しい闘志を燃やす美姫だがいつか心は彼に傾いていく…生活も恋も桁外れなラブコメ1巻。3人の娘の多様な恋描写が有りこのお話は割と好き。庄司陽子さんは先生の奴よりこっちの方が好きかな。 読了日:3月16日 著者:庄司陽子 嘘つき王子と花嫁候補 (プリズム文庫)の感想 作家買い。フロイデンベルクにはペガサス伝説があり、3人の王子様は美形揃いで、花から惚れ薬を作り出すというまるでおとぎ話のような国。植物学を学ぶ葉澄は、花に近づくまたとないチャンス!と、姉宛に届いた王室晩餐会への招待状を頼りに、姉の女性限定の付き添い役になりすまして姉弟で王城へ。その夜、美しい庭園で出会ったのは仕事をさぼって寝ころぶ風変わりな庭師だった。植物を介し仲良くなっていく…そんなお話。後書き通りファンタジック要素もあり、読める展開ながら案外愉しめた。続編あるならNLだけど姉話も読みたいな。 読了日:3月17日 著者:真崎ひかる 見えない月 (ダリア文庫)の感想 作家買い、中古。未だヒット作がなく社内での立場も悪くなってきた大手出版社新人編集・高橋昌人は、自分が好きな人気ミステリー作家・津積黄道への依頼を決心。津積は実弟が社長をやっている出版社からしか本を出さない為、昌人は二週間掛けてそこの社長・志垣広道に頼み込み紹介して貰う。だがおっとりした広道と違い、津積は世慣れた雰囲気で、昌人に小説の為に住み込みでの世話をしろと命じ、更に肉体関係まで要求してくる…そんなお話。恋愛としては今一つだが展開を愉しめたかな。志垣兄の愛にも興味あるかも、そっち視点SSも読んでみたい。 読了日:3月17日 著者:剛しいら 欲しがる唇 (ビーボーイスラッシュノベルズ)の感想 中古、私的に外れも有るが作家買いしちゃう浅見さんの10冊目読了本。姉の夫の頼みで、誠のマンションに同居する事になった義理の甥・海渡。見上げる長身で精悍な彼から吐かれたのは、誠の姉の夫に対する秘密恋の暴露と、口止料代わりに身体を要求する言葉だった!要求を呑み続ける関係の中で開花する身体、生み出す快楽に溺れいつしか海渡自身に惹かれていく、そんな年下攻話。無理やりHは駄目だが年下攻を愉しみました。同録続編は海渡に包容力も出てきた感じ?塾描写が多いので、次巻がもしあるなら家族にスポットを当てて出してほしいかも。 読了日:3月18日 著者:浅見茉莉 HEAT TARGET~灼熱の情痕~ (ガッシュ文庫)の感想 シリーズ第3弾。クール美人と名高いシングルファザー警視庁特殊犯捜査係管理官・寒河江は、同じく特殊犯捜査係第一特殊班捜査――通称SITの班長である神蔵と、学生時に一度だけ濃密夜を過ごした。惹かれる気持ちはあったが互いの将来を案じ『一夜の過ち』だと誤魔化した過去。だが時を経て警視庁で再会しずっと神蔵の熱を忘れられなかった事に気づく。そんな折寒河江宛に脅迫状が。警護に神蔵がつくが、近すぎる距離に、寒河江は心に燻る想いを隠していられない、そんな双子ちゃんのパパとSIT班長話。第一作目程には惹かれず残念。 読了日:3月19日 著者:妃川螢 恋の仕方 (ガッシュ文庫)の感想 作家買い。人気美容院の新米美容師・朝陽は、恋人と別れ必死で仕事をこなす忙しい毎日を送り、馴染の飲食店でエリートサラリーマンの重森と出会う。優しく誠実な好意を朝陽に寄せてくる重森。だが朝陽にはかつての恋人に振り回された辛くて苦い過去があり、飛び込むのは躊躇われる…。それでも周囲の仲間の助けもあって、重森との恋を育む決意をした矢先、朝陽の前に元彼・弘毅が現れる…そんなお話。同僚の友情(猪俣や美鞠)に目が行き、恋はややおざなりぎみ。登場人物をもうちょい絞り△部分を強調した方が流れに乗れたかも。仕事描写はヨカッタ 読了日:3月20日 著者:谷崎泉 決戦はバレンタイン! (ダリア文庫)の感想 作家買い。大手飲食グループ四男・伊国志郎は23歳、トップパティシエとして活躍。周囲の扱いが微妙で同僚に馴染めない志郎だが、クリスマスケーキコンペの為きた同年代の村岡朋樹と親しくなりたかった。だが村岡の怜悧な美貌と冷たい態度、美的センスに志郎はライバル心を煽られ、ついついケンカ腰に。しかもコンペで負けたら言う事を聞くと約束させられる、そんなお話。スピン元『ビター・ヴァレンタイン』未読。ん~展開が判りテンポよい話は愉しめたが、三か月で飽きるとか言うのがなぁ。…人型のあるシーツは楽しそう。 読了日:3月20日 著者:剛しいら 背徳のコンシェルジュ (プリズム文庫)の感想 コンシェルジュカテゴリで選んだ中古。ホテルコンシェルジュになり1年弱、仕事に慣れてきた啓は、客から専属バトラーとして異例指名を受ける。黒髪に灰銀色瞳の客・マクシミリアンは、オーストリア元貴族の御曹司で、正真正銘セレブリィティのVIP客。上司意向で空き時間に仕える啓は、期待に応えようと心をくだく。そんな折、金をちらつかせた別の客から言い寄られるのをマクシミリアンに見られ、ホテルでパトロン探しをしていると誤解され冷蔑される―そんなお話。コンシェルジュって大変ね、とは思うが人物に魅力を感じず残念。 読了日:3月21日 著者:妃川螢 青の祓魔師 12 (ジャンプコミックス)の感想 レンタル読了。騎士團が捕えたスパイの情報で塾仲間の神木出雲がイルミナティの計画に必要だという事が判明。彼女は宝に呼ばれ連れられた先で召喚した人形の事を問い詰めるが、彼の口からもイルミナティという言葉が!?日本支部に潜むスパイの正体とは…!そんな12巻。イルミナティ総帥(メフィストの兄)の登場と、あくまでも軽く裏切りのポーズを見せる塾生を監視するスパイ役のカレ。…でもなんかカレ思惑も有りそうなので、続刊に期待。終盤でてくる出雲の過去話(途中で切れとるが)も結構大変そうで、案外苦労してんだと同情。 読了日:3月21日 著者:加藤和恵 まずは奪いあい! (ビーボーイコミックス)の感想 レンタル読了。外科の瀧山と小児科医の佐久間は日頃から馬が合い、気軽に酒を飲む間柄。ただし欲望に素直なゲイの瀧山はずっと佐久間を狙っていたので酔いつぶれさせようと画策するも自分がつぶれる。だが佐久間は自宅で介抱してくれた、思わぬチャンス到来に襲おうとする瀧山だが、佐久間は気付いて起きてしまう。説明を求められ開き直って抱きたい旨説明するが、佐久間はのほほんと「俺もタチなんスけど」と。バイの佐久間と、攻は譲らん!と攻防する職業絡みのエロ喧嘩話。リバ有でまるっと1冊この話でテンポも有り、あっさり読めます。 読了日:3月22日 著者:笹村剛 俺物語!! 4 (マーガレットコミックス)の感想 レンタル読了。砂川のお姉ちゃん・愛は、子供の頃からずっと猛男に片想中。だが同じ大学に通う織田隼人が愛に猛アプローチ。隼人は愛に猛男への想いを断ち切って区切りをつけてもらう為、猛男と大和と砂川と愛と隼人の5人でMMランドに行くよう画策する…そんなMMランド編と、リレーで猛男が手助けした女子が、なんと大和以外にも猛男の魅力に気づいてしまった編、幼稚園時代の猛男と砂川を描いた番外編も収録の4巻。兄貴喫茶似合いすぎる、あったらちと覗いてみたいような見たくないような・・。姉さんいい人で良いな、砂川もいい奴だし。 読了日:3月22日 著者:アルコ 夜間診療所 (キャラ文庫)の感想 中古。繁華街雑居ビル夜間診療所で働く上嶋。法外報酬でヤクザの治療や、金にならない違法滞在外国人等も助ける診療を続行中。そこに大学生・敬が患者として訪れ互いに惹かれあうが、前カレの敦彦がよりを戻しに現れ画策…そんな話。でもさ、きちんと別れていない元恋人が自分の持物件にいたら待ってたのかな~とか思っちゃうんじゃないのかしら。むしろ金が無いとはいえ自宅も診療所もそいつの好意に甘えている感じ。せめて自宅は別れたと思ったら出るべきなんじゃないのかな。私的には性格に難のある敦彦とよりを戻す話の方が愉しめたかも。 読了日:3月23日 著者:水原とほる ブラザーコンプレックス (ショコラノベルス)の感想 作家買い、中古。大好きだった義兄・中原悠生が突如姿を消して四年。心に傷を抱えながら大学生活を淡々と過ごしていた海斗は偶然、ホストクラブで働く悠生を知る。思わぬ再会に胸震わせる海斗だがそこにかつての優しい義兄の姿は無く、自分への酷く冷たい態度に戸惑いながらも、悠生の傍にいたいと願った海斗は同じ店のボーイとして働き始める。客の要請の時だけ、客の前で兄弟として接してくれる悠生に海斗はブラコンを越えた想いを感じ…そんなお話。弟は健気に兄に向うけど、兄の見え隠れする好意描写が見えず。兄視点の方が良かったかも。 読了日:3月24日 著者:洸 溺れる獣 (ショコラノベルス)の感想 年下攻め目当て作家買い、中古。弁護士・月岡瑛は顧問を務める暴力団永神会会長の息子で、かつての教え子・大神彰永に攫われる。生意気な高校生だった彰永は、永神会を金で支える有望後継者、そして雄の色気を強烈に放つ『男』に成長。瑛を父の愛人だと思い込み奪おうとし、誤解はとけたものの瑛は彰永が八年間自分に恋焦がれていたという意外な事実を知る。開き直った彰永に執拗に弄ばれた瑛は怒り、断固として彼を拒むも図々しい年下男は翌日から手段を選ばない求愛を始める―そんなお話。基本年下攻めは好きなので多少は目をつむって愉しめました 読了日:3月25日 著者:高尾理一 サクラサク ~不惑の恋~ (ガッシュ文庫)の感想 年下攻め目当て&作家買い、中古。容姿端麗で仕事もデキる俊哉は四十でも独身生活満喫中だが、心の支えの愛猫の死から一ヵ月、一人の部屋に帰るのが嫌で残業する毎日。そんな折、隣家大家族の長男・大樹が受験で集中出来る環境を探していると知り、寂しさを紛らわせるつもりで自室提供を申し出る。最初は軽い気持ちだったが「おかえりなさい」と出迎えられたり、息抜きの珈琲を一緒に飲んだりと、大樹と交流が深まるにつれ二回り近く年の違う大樹に惹かれている事に気づく、そんなお話。大樹が謙虚すぎで、私には最初俊哉が図々しく映ってた。微妙 読了日:3月26日 著者:いおかいつき 神破の姫御子 (B’s‐LOG文庫)の感想 作家買い、中古。神々と人間が戦いを繰り返していたある時代。ある女神が人間側につき、特に獰猛な12の神々を縛め、各地に拘束し戦いは終結した。それから幾年。神々を縛りつける為120年に一度現れる筈の白髪の子が時を待たずして生まれた!美形だがいい性格(?)の義兄・匡一郎や優しい義父に天真爛漫に育てられた花菜は、自分の宿命も知らぬまま運命の日を迎え、知らず守られていた花菜の日々は一変する。更には花菜が暮らす神結島に復活を狙う神々が集結し始める、そんなファンタジーラブ話序章。設定も世界観もいいと思うし割と好き。 読了日:3月27日 著者:香月沙耶 Monsterの恋愛学 (Dariaコミックス)の感想 レンタル読了。西慶大学史学部西洋民俗学専攻の大学院生・小早内雅は、人ならざる者が見える為、気になって調べてく内に民俗学にはまり、英国ケンブリッジ大学客員教授のカイル朝田に助手指名される。なんで助手に指名されたか判らない雅だが、カイルから以前に貰った雅からの否定手紙をネに持ちゆっくり意見を聞かせろと言われてしまう。カイルの民俗学は「モンスター・妖怪・天使・悪魔等の存在はありえない」が基本、だが実際見える雅は…そんなお話。ファンタジーBL、1冊にむりくり纏めずもうちょい終盤ゆっくりが良い、駆け足が惜しい 読了日:3月28日 著者:藤井咲耶 ヤスコとケンジ 1 (マーガレットコミックス (3885))の感想 「俺物語」が面白いので、アルコさんに興味を持ち他の作品を探してレンタル読了。両親を亡くして以来、高2の沖康子は、元暴走族総長で現漫画家の兄・沖健児と2人仲良く暮らしてる…ことはまるでなく、大喧嘩の毎日。ある日、健児に無理矢理入らせられた塾で、康子は椿純という男の子にひとめぼれ。だけど健児と、純の姉・エリカは過去に因縁があるようでメンチを切り合い、挙句大騒動に!…そんな初巻。黒薔薇のエリカ…うん凄い。ドラマあったんだね、観てないや。恋愛モノってより粗暴な部分も有る兄だけど、兄妹モノって感じでいいですね。 読了日:3月29日 著者:アルコ ヤスコとケンジ 2 (マーガレットコミックス (4043))の感想 両親を亡くして以来、沖康子(高2)は元暴走族総長で現漫画家の兄・健児と、大喧嘩しながらも2人暮らしている。そんなある日、健児に見合い話がもちあがり、健児好き9年の元レディース総長・エリカは大ショック!しかも見合い相手の茜は、健児の漫画に登場する人物とそっくりの超強烈キャラで…?そんな喜怒哀楽いっぱいの天下無敵の兄妹バトル2巻!幸せそうな家族を横目に両親が亡くなったクリスマスを思い過ごす話や、冷たい対応の親戚に頼らず妹を養い暮らす覚悟の背中描写もかっこよく、いいかも。モス主役の番外編SSも愉しめました。 読了日:3月30日 著者:アルコ 刑事の子 (光文社文庫プレミアム)の感想 タイトルに惹かれ購入。『東京下町殺人暮色』の改題本。13歳の八木沢順は、刑事の父・道雄と東京の下町に引っ越した。慎吾という友人もでき新生活に慣れた頃、町内で奇妙な噂が流れる。“ある家で人殺しがあった”と。そんな矢先、荒川でバラバラ死体の一部が実際に発見されてしまう。更に、順のもとに事件の犯人を知らせる手紙がきて、刑事の子・順は慎吾と共に捜査に乗り出す!…そんなお話。家政婦のハナさんの存在感が半端なくいい味だが、最後バタバタ展開が残念。順がもし将来刑事になったら、人の気持ちの判る刑事さんになりそう。 読了日:3月31日 著者:宮部みゆき 読書メーター |